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感謝や称賛の文化を醸成させるサンクスカードで ESGのS(Social、社会)の改善を支援【TeamSticker】
2023.08.30
近年、従業員エンゲージメントの向上やチームの結束の強化につながるとして、社員同士の感謝や称賛が重要視されている。
株式会社コミュニティオ(東京・中央)が提供する「TeamSticker(チームステッカー)」は、社員間での感謝・称賛をステッカーやギフト機能を用いて伝え合うデジタルサンクスカードである。今回はチームステッカーのプロダクトマネージャー石川暁さん(写真左)と、PR Planner & Marketerの笠藤晴香さんにチームステッカーのサービス概要と強みについて話を伺った。
【2023年6月15日取材:池田亮貴、文:遠藤宇宙】
目次
感謝や称賛の文化を企業内に醸成させるチームステッカー
我々のサービスは、チームステッカーというもので、端的に表現すれば「デジタルサンクスカード」です。大手の航空会社やホテル企業などが実施しているような紙のサンクスカード※1と同じ趣旨のものを、デジタル化しました。
しかし、私たちが提供するのは、単にデジタル化したサンクスカードだけではありません。感謝や称賛の文化が企業内に根付くためのソリューションも同時に提供しています。
感謝や称賛は身近な行為であるため、感謝や称賛の文化づくりを企業が意識的に取組むことに疑問をもつ方々もいます。その一方で、「仕事なのだからやってもらって当たり前、と感謝や称賛を蔑ろにしている人が私の会社には多い」や、「なんとなくサンクスカードを始めてみても定着までは難しい」といった声を耳にすることが多いです。これらの声から、文化として醸成させるとなれば、意識的な取組みが必須であると感じています。
このような課題に対応するため、私たちのサービスは現代のビジネス環境に対応したソリューションの提供を行っています。それにより、ユーザーの行動変容を促し、チームステッカーの浸透・定着を目指しています。
※1 サンクスカード:企業で社員がお互いに感謝の気持ちを伝え合う際に用いるカード
ESGのS(Social、社会)のためには、人材を大切にする取り組みを行うべき
市場や投資家の目線では、日本企業は欧米企業対比で将来的な成長を期待することが難しいと評価される傾向にあります。少子高齢化の進展とそれに伴う離職率の増加や採用の困難さなどの問題も相まって、企業価値向上を目指していくうえでESG※2の中でもS(Social、社会)を改善することの重要性は特に高まっている状況だといえるでしょう。
多くの日本の大企業は将来的な成長を目指して、「イノベーションを起こそう」や「ポートフォリオを変更しよう」などの戦略を掲げますが、その戦略の前提となる「人への投資」が十分でない場合が見受けられます。イノベーションのアイデアは、人と人のコラボレーションを含めて基本的に人から生まれます。従って、企業にとって最も重要な資本は人間であり、より人間を重要視する必要があると感じています。
つまり、「人への投資」はまさに「ESG」のSを改善することであり、イノベーションの創出やポートフォリオの変更といった戦略を確実に実行へ移すためにも、企業の中で働くメンバーのエンゲージメントを向上させることが最も重要であると考えます。そのため、モチベーションの向上や働く環境の改善はもちろん、企業の「人間」に対する取り組みを多角的に強化すべきです。
※2 ESG:Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス(企業統治))を考慮した投資活動や経営・事業活動のこと
感謝・称賛文化を醸成させるためのソリューションを提供したい
私たちの企業であるコミュニティオには多くの中途社員が在籍しています。彼らは大企業出身でそれぞれの専門分野において豊富な経験を持っています。専門分野の具体例としては、経理や研究、ITセキュリティなどです。
大企業が拡大していく過程では、業務プロセスの標準化が欠かせませんが、標準化された業務は誰でも遂行可能なものとなります。そのため、自分だからこそできるといった自負ややりがいなどを職場で感じにくくなり、いわゆる「大企業病」や「官僚主義」につながる危険があります。そのような環境で、仕事へのやりがいや楽しさを従業員一人ひとりが持てるような業績改善や企業変革に取り組んできた人材が、私たちの企業には多数在籍しています。
彼らは「楽しみながら仕事をすることが実際の成果につながる」という共通の意識を有しています。しかし同時に、大企業の社員たちが抱えるジレンマも理解しています。それは、彼らは楽しみながら働きたいが、日常の業務に忙殺されてこれまでとは違う新しいことに取り組む時間がないという課題です。
さらに、感謝や称賛の文化の重要性を理解していたとしても、日常の業務に追われ近視眼的な目線になると、新たな文化の醸成や次世代の社員のための働きやすい環境の整備が難しくなるという問題も存在します。私たちは大企業のこのような現状を理解した上で、感謝や称賛の文化を醸成させるためのソリューションを提供できれば良いと考えて、チームステッカーを開発しました。
チームステッカーの強みは「Microsoft Teams(チームズ)」との親和性にあり
チームステッカーと他社類似製品との違いは、チームズとの高い親和性にあるといえます。現状、多数の大企業では導入維持コストの観点から、全世界で圧倒的なシェアを持つチームズを主要なコミュニケーションツールとして採用しています。そのため、チームステッカーは、チームズ内でのシームレスな運用を可能にする機能を追求することによって多くの企業様に選ばれております。
具体的には、UI(ユーザーインターフェース)※3や集計システムもチームズに寄せた形式にして、ユーザーの学習コストを最小限に押さえることを重視しています。つまり、ユーザーがチームズの操作に慣れていれば、私たちのシステムもすぐに使いこなせるようになっているのです。
多忙な日常を送る大企業の方々にとって、新しいツールやシステムを学ぶ時間は限られています。そのことから、私たちの戦略としては、まずチームズに慣れている余裕のあるユーザーを獲得し、その影響を段階的に拡大させていきたいと考えています。
大企業の方々の「時間がない」という課題に対する解決の手段として、私たちはチームズと親和性が高いサービスを提供することで学習コストの軽減を図っています。このアプローチが他社との差別化要素であり、売りだといえるでしょう。
※3 UI:User Interface(ユーザーインターフェース)の略称。サービスの見た目や使いやすさのこと。
購入前の社内稟議の段階から手厚いサポートを提供する
私たちのサービスは、単にツールやソリューションを提供するだけに留まりません。ツールを採用する前の社内稟議の段階から、導入、そして運用に至るまで、一貫して伴走型の支援を提供しています。
特に、新規のサービスやツールの導入を検討する際、サービス導入部門の担当者だけでは、期待される結果や投資対効果を明確に伝え、組織全体の理解と納得を得るのは困難な場合があります。実際、担当者がいかに導入したくとも、社内稟議での承認が得られなければツールの採用はできません。
このような課題に対応するため、私たちは、導入の意義や目的を明確にするサポートを行います。また、HR系ソリューションに詳しくない担当者に対しても、専門的な知識や経験に基づくサポートを実施しています。
その結果、お客様の担当者と私たちのカスタマーサクセスメンバーとの間に強い信頼が生まれます。築かれた信頼関係は、ツール導入後も続き、その浸透や活用支援の強化につながります。
醸成させるためのさまざまなソリューション
チームステッカーでは、メッセージとともに感情を表現する「ステッカー」を送信できます。ステッカーにはデフォルトのものが存在しますが、ユーザーが個別にカスタマイズすることも可能です。
ユーザーが個別にカスタマイズできる例としては、工事現場のお客様向けに「安全第一」と記載されたステッカーや、4月の新入社員を迎えるシーズンに桜をモチーフにした歓迎のステッカーなどがあります。
業務に紐づけたステッカーや、時節や慶事に応じたステッカーなどのさまざまなレパートリーがあることで、感情を表現することに戸惑いがあるようなユーザーに対しても気軽にメッセージを送信できる環境を作り出しています。
私たちの会社で最近導入した「無茶ぶりステッカー」は、軽いジョークを交えて要望を伝える際に使用できます。そのほかにも、どのくらい感謝しているかを示したステッカーも存在します。ステッカーを通じて、日常の業務にユーモアを取り入れ、社員間で気軽にメッセージを交換する文化を育てています。
さらに、年末年始やゴールデンウィークなど、各種の時季・イベントに合わせたステッカーや感謝や祝福のメッセージを伝えるステッカーも提供しています。また、昇進や部署異動など、特別な祝いごとを祝うステッカーも存在します。
ステッカー機能に加えて、ギフト機能も提供しており、具体的には、3か月に1回程度のペースでデジタルギフトを送信できるキャンペーンを開催しています。お互いにギフトを贈ることをきっかけに、自分でも気付かなかった思いや気持ちを伝えあうことができます。そうすることで、質の高いコミュニケーションが増えて、感謝や称賛文化の醸成が促進されるのです。その背景には、日本に根付いているお中元やお歳暮といった特別な感謝や普段言えない気持ちを贈り物とともに伝える文化があります。
チームステッカーは、手紙を送るような感覚で利用してもらえることを重視しています。日頃の感謝をたくさん伝えるような量的なコミュニケーションももちろん大切です。しかし、手紙のように1カ月に1度でも良いので心からの感謝の気持ちを伝えられることをチームステッカーでは大切にしています。手紙を送るときのユーザー体験を再現するためにUIやデザインを工夫しています。
ESGのSへの具体的な打ち手を探している方々に使ってほしい
ESGの「S」に該当する人的資本や現代の経営トレンドへの対応が必要であることは理解しているが、具体的な対応策が見つからないという課題を抱えている方々に、私たちのチームステッカーを使っていただきたいです。
また、自社の現状把握に、従業員アンケートや各種サーベイを実施する会社も増えていると聞きますが、調査結果によって組織文化の変革や組織の歪み解消といった課題が明らかになっても、その解決策は不明瞭であるという場合も多いでしょう。そのような状況において、チームステッカーの導入は1つの有効な手段となり得ると考えています。
私たちの目指す感謝や称賛の文化醸成は、従業員のエンゲージメント向上、生産性向上に寄与することが報告されています。
例えば、Googleのプロジェクトアリストテレス※4によれば、自分たちの業務の助け合いを頻繁に行っているチームほど生産性が高いことが実証されています。このようなチームの背後には、感謝や称賛が習慣化し、相互尊重やインクルージョンの文化ができていると考えられます。学術的な視点からも、感謝や称賛を推奨することができます。
また、感謝や称賛を通じて個人の向社会的動機が高まることで、他者を助ける行動が増え、さらに感謝称賛を通じて向社会的動機が高まっていくという正のサイクルを生み出すことも文献で報告されています※5。このサイクルは心理的安全性と協力を生む組織を創出し、最終的には業績の向上にもつながるでしょう。
※4プロジェクトアリストテレス Googleが2012年に実施した生産性の高いチームに共通する要素を見つけ出す研究プロジェクト
※5 感謝称賛による正のサイクル:参考 ブック_未来大モチベーション研究報告書|研究所第 6 回フォーラム「感謝すると well-being は高まるのか?」
ユーザーがより利用したくなるようなサービスを目指す
私たちが提供するサービスは、人々に感謝を強制する目的のものではなく、社員間で自然に感謝の気持ちを共有することを目指したものです。私たちは、このコンセプトを理解していただくための活動を継続し、ユーザーが心からチームステッカーを利用したくなるようなサービスへと発展させます。
現代社会は多様な価値観が存在し、個性として尊重していくことの重要性が増しております。また、オンラインとオフラインをハイブリッドしたさまざまな働き方も浸透しています。そのなかで、ロジックや効率だけではなく個々の感情的な部分や、人間関係に代表されるような社会性について、再定義し学び直すことが求められています。私たちのサービスは、感謝・称賛の手前にある感情的コミュニケーションや社会性のアップデートを目指したソリューション※6を提供することも目指しています。
※6 SEL(social and emotional learning、社会性と情動の学習) に基づいたソリューション:参考 https://communitio.jp/news/SEL-reizo-koizumi
従業員同士の横の関係性に基づくコミュニケーションのみならず、企業と従業員の縦の関係性に基づくコミュニケーションの重要性も強く認識しております。社長からのメッセージや人事部門の告知といった企業側からのコミュニケーションは、エンゲージメント向上の要因です。
私たちは、この縦のコミュニケーションの観点を取り入れた新しいプロダクトの開発を進めており、秋以降の公開を目指しています。従業員間及び企業と従業員のコミュニケーションの帳面を強化し、全方位的にサポートする方針です。
※情報は取材時点。記事内の画像は株式会社コミュニティオより提供。
サービス紹介:感謝・称賛の文化を企業に根付かせるサンクスカード「TeamSticker(チームステッカー)」
「TeamSticker(チームステッカー)」
チームステッカーは、社員間で感謝・称賛を伝え合うためのデジタルサンクスカード。ステッカーやギフト機能、そしてUIなどのメッセージを送るハードルを下げることで浸透・定着を図るためのソリューションが数多くある点が強みで、従業員のエンゲージメントを高めることで生産性の向上に寄与する。
詳細および資料請求はこちら
https://teamsticker.jp/
会社情報
株式会社コミュニティオ(Communitio Corporation)
本社:〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目5−20 東京建物八重洲さくら通りビル1F
代表:代表取締役 嶋田健作
設立:年月日 2019年3月19日
従業員数:20名
【企画・制作:@人事編集部広告制作部】
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