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面接では見抜けない「自律型人材」の適性を明らかにする【PETⅡ】

2023.08.21

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人材採用や評価の精度向上を求める企業のニーズにより、適性診断ツールを導入する企業はここ数年で拡大してきている。新卒採用から中途採用、昇進試験まで、候補者のスキルや適性を客観的に評価するために広く利用される中、株式会社ベクトル(東京・千代田)は、適性診断システム「PETⅡ」を2005年から提供。現在までに受検者数はのべ40万人以上、利用社数は900社以上を数える※。

「自律型人材」の重要性に焦点をあてた「PETⅡ」の特徴や開発背景について、アセスメント事業部長・西田正享さん(下写真)に話を伺った。【2023年5月16日取材:池田亮貴、文:大城理江】
※2022年12月時点のデータより

アセスメント事業部長・西田正享さん|株式会社ベクトル

目次
    1. 自律型人材を重視する「PETⅡ」の適性診断サービス
    2. 「PETⅡ」の検査項目と特徴
    3. 「伝説の店長」から学ぶ、「PETⅡ」開発への道のり
    4. 面接では見抜けない適性を「PETⅡ」で可視化
    5. スピーディな操作、低コスト、プラス面評価:「PETⅡ」の3つの強み
    6. 新規導入とサービス切り替え: お客様の適性診断見直しタイミング
    7. 新たなアプローチへの挑戦と多様性の推進をめざす
    8. サービス紹介:採用や人材評価での適性診断ツールとして、企業をサポートする

自律型人材を重視する「PETⅡ」の適性診断サービス

「PETⅡ」は、適性診断サービスです。日本国内の同種サービスとしては、SPIなどが有名ですが、わたしたちのサービス「PETⅡ」の最大の特徴は、「リーダーやマネジャーとして他の人を巻き込み、業務を進める適性を持っているかどうか」を特定できる点です。言い換えれば、「自ら考えて行動する人材」をわたしたちの診断を通じて特定することが可能になります。

「PETⅡ」の最も一般的な利用目的は、採用時の適性診断ツールとして使っていただくことです。ごくまれに意識調査と組み合わせて使われることもありますが、基本的には人事部門で採用目的に使われるパターンが多いですね。

また、新入社員の研修や昇格試験の一環として、社員向けのフィードバックツールとしても活用いただいております。具体的には、半年や1年の期間で目標を設定し、行動すべき目標や振り返りの際に目標の達成度を評価するために使われます。「PETⅡ」の診断は新卒採用だけでなく、中途採用、人事カウンセリング、研修の効果測定など、さまざまな場面で利用可能です。

「PETⅡ」の検査項目と特徴

 

診断項目について|株式会社ベクトル

診断項目は6つあり、特に「目標意識」と「感受性」が重要なキーです。これらの項目は、「他人を巻き込んで仕事を行う能力」すなわち「リーダーやマネジャーとしての適性」の診断項目につながります。その他の項目として、「競争意識」、「強靭性」、「前向性」、「責任性」があります。これらの項目も、組織の一員として職務を遂行するための必要な要素です。

診断ロジックについて|株式会社ベクトル

さらにリーダーやマネジャーの適性を評価するために、これらの項目を総合して15の人材タイプを特定し、それぞれのタイプにあわせたフィードバックシートも作成します。フィードバックシートは受検ごとに3枚出てきます。

フィードバックシート|株式会社ベクトル

フィードバックシート(適性診断)|株式会社ベクトル

1枚目のシートでは、レーダーチャートで6つの診断項目ごとに受検者の傾向をざっくりとつかんでいただきます。人材のタイプと方向性診断の評価軸では、採用するべきか否かという評価を行っており、6段階の評価が可能です。自分をよくみせようと偽りの作為的回答があった場合も、それを検出して表示します。

フィードバックシート(組織適合度診断)|株式会社ベクトル

2枚目のシートには3種類の情報が掲載されています。
まず一つが「ストレス耐性」です。これは責任性と情緒性という二軸で受検者の位置を示しています。高責任性・高情緒性の位置が望ましいとされていますが、低責任性・低情緒性の位置が必ずしも悪いとは限りません。高責任性・低情緒性の人は、自身を過度にプレッシャーにさらすことで精神的な不安定さを引き起こすことがあります。たとえば、管理職に昇進して鬱(うつ)になる方、「昇進鬱」と呼ばれるケースです。昇進鬱になる方は実は責任感が非常に高いため周りの期待に自分を合わせようとするあまり無理をしてしまい、情緒的な安定度合いが低くなるというような側面があります。

次が、「トラブル発生リスク」です。この要素は、活動性と情緒性の二つの軸で、対人的なトラブルを発生させるリスクが高いか低いかを示しています。高活動性・高情緒性の位置が望ましく、一方で低活動性・低情緒性の位置は望ましくないとされています。活動性が低い人は、外部からの働きかけを攻撃と捉えて対人的なトラブルを引き起こすことが多いです。

最後に、「受検者がどのような組織でパフォーマンスを発揮しやすいか」という評価があります。組織は「家族型」・「起業型」・「統制型」・「競争型」の4つに分類され、受検者がどの組織で力を発揮しやすいかを評価することで、企業側にとってより適切な人材の獲得をサポートします。

フィードバツクシート(本人用)|株式会社ベクトル

また、受検者本人にもフィードバックシートを提供しており、受検者自身が組織人としての自己認識を深めるためのツールとして活用できます。さらに、オプションでお客様の要望に応じて、RPAを使用してフィードバックの内容をカスタマイズすることも可能です。

「伝説の店長」から学ぶ、「PETⅡ」開発への道のり

伝説の店長|株式会社ベクトル

2003年の創業以来、弊社はクライアントのニーズに基づくサービス開発を行ってきました。診断ロジックや適性診断へのアプローチは、創業メンバーが小売業の人事部門出身者であったという背景から生まれています。

私自身も1980年代から2000年代まで、同小売業の人事部門で働いていました。当時会社は競合環境の悪化に加えて震災などにより大きな打撃を受けており、人事面でのリストラを余儀なくされていました。そんな中、人事面でのポジティブな変革を模索していた当時の上司でもあり現在の弊社の社長が、400店舗以上ある各店舗の店長のパフォーマンスに注目しました。当時店長は1年半から2年で頻繁に異動していましたが、異動するたびにその店舗の業績を上げる「伝説の店長」と呼ばれる優秀な人材がまれに存在していました。

仕事に適した人材|株式会社ベクトル

私たちは「伝説の店長」の特性を調査し、感受性、目標意識、仕事への情熱などのコンピテンシーが業績向上に共通する要素であることを明らかにしました。これらの要素は現在の適性診断のモデルとして活用されるようになり、採用の際や店長の評価にも重要な指標として導入されています。
私たちの主な業務はこれらの要素を用いてハイパフォーマーの特徴を明確にすることであり、それが現在のサービスの中核をなしています。

面接では見抜けない適性を「PETⅡ」で可視化

面接で見抜けない人材|株式会社ベクトル

採用においてハイパフォーマーを見抜くことが人事担当者の中核的な課題となっていると感じます。

私が前職で人事部門に採用担当として配属されていた当時、労働市場はバブル期でした。フリーターや主婦が主なターゲットでしたが、応募者数が少なく、常に人手不足で採用に悩まされていたため、面接時に特に問題意識がなければ、対面印象の良い人は即採用される傾向がありました。しかしながら、注意すべきなのは対面印象が良くても、必ずしも採用すべきではない場合があるということです。特に、以下の二つの典型的なパターンが挙げられます。

一つ目は、対面印象が非常に良く、活動的で明朗闊達な方です。面接時の対応が堂々としており、明確に意思表示できる人です。ストレス耐性やトラブル発生リスクの話で言うと、高い活動性があって低い情緒安定性の方がこのタイプにあてはまります。もう一つは、常に冷静沈着で落ち着いていて、ソツがない方です。このタイプは冷静に状況を見て、相手に従属的に対応しますが、自分の本音をなかなか見せません。これは適性診断でいうところの、作為性に該当するような方です。この二つのパターンの人は、統計的に早期離職や内定辞退率が高い傾向にあります。

面接だけではこれらのタイプを見抜くことが難しく、人事担当者は内定後のミスマッチの課題を抱えていることが多いのではないでしょうか。採用プロセスにおいて「PETⅡ」を活用することで、面接では見抜けないようなパターンの人材を可視化できます。これにより、企業はより適格な人材を採用し、採用ミスによるリソースの無駄を減らすことができるようサポートしています。

スピーディな操作、低コスト、プラス面評価:「PETⅡ」の3つの強み

適性診断利用の際に直面しがちな課題|株式会社ベクトル

「PETⅡ」を採用したお客様からの評価は、特に以下の3点に集約されます。「適切な人材を採用できる」、「面接などのツールとしてスピーディで非常に使いやすい」、「費用対効果が良い」という点です。

採用後のミスマッチ問題もあり、一つ目の「適切な人材を採用できる」という点に関して、「PETⅡ」の活用は非常に効果的です。採用後のミスマッチ問題や個々の強みを理解することを考慮すると、「PETⅡ」は優秀な人材と一般的な人材をバランスよく採用する際にも役立ちます。受検者が検査を受けることで、そのタイプを把握し、採用後の育成をより容易にできます。
また、新卒の方には学力検査オプションも提供しており、性格だけでなく学力も評価することが可能です。これにより、企業はより適格な人材を採用し、採用におけるリスクを減らすとともに、人材の個々の特性を理解し、効果的な育成計画を立てられます。

「PETⅡ」の特徴として、他社のサービスと異なり、マイナス面だけでなく、プラス面も評価できる点が挙げられます。他社のサービスでは主にストレス体制などのリスク面が評価されがちです。「PETⅡ」ではプラス面も考慮し、求職者の優れている面を判断でき、独自の評価軸に基づいて、受検者のフィードバックをお客様に明確に提供します。

お客様から二つ目の評価として、「PETⅡ」は「面接などのツールとしてスピーディで非常に使いやすい」と好評いただいております。受検自体は約15分から20分で終わり、新卒の方の場合は約10分で終わることが多いです。さらに、人事以外の方が採用面接をする前に、ごく限られた2、3分の時間の中で面接する受検者の情報を一覧表示し、短時間でプロフィールの把握が可能です。また、データは一つのデータベースに保存され、過去に受検された方からの新たな受検申し込みがあったときに、その情報をシステムで特定できます。

システム自体はクラウドベースで、富士ソフトのグループ会社であるVINXが構築から運用・保守まで行っており、一般的なパソコンやスマートフォンのブラウザーでサービスをご利用いただけるようになっています。さらに、ITリテラシーが低い受検者の方については、紙での受検も可能です。

利用料金について|株式会社ベクトル

三つ目の評価として、「費用対効果が良い」との声があります。適性診断のみでウェブ受検の場合、1受検あたり税別1,500円という料金設定です。適性診断と学力テストをセットで行う場合は同2,000円です。これらの価格は、業界平均の3,000円から5,000円に比べて非常にリーズナブルです。

新規導入とサービス切り替え: お客様の適性診断見直しタイミング

ミスマッチ採用と採用選考上の課題|株式会社ベクトル

弊社のお客様は大きく二つのカテゴリーに分けられます。一つは主にベンチャーや比較的小規模な会社で、新たに適性診断を導入するお客様です。特に2020年春以降のコロナ禍により、対面での面接ができなくなったため、応募者を見極めるための確実な情報が必要となり、適性診断を利用するお客様が増えました。

もう一つは、既存のサービスから切り替えるお客様です。現在利用している診断では「求める人材が見つけられない」という理由から弊社のサービスに興味を持つ方が多く、「PETⅡ」が提供するサービスがお客様のニーズと合致すれば、ご利用いただいております。

お客様は、さまざまなタイミングで適性診断の見直しを考えているようです。たとえば、採用担当者が変わるタイミングで現在使っているサービスについて疑問が生じることがあり、これは診断の中身の問題やコストの問題、採用活動全体としての作業量などに関連していると思われます。

また、現場の意見を反映して何か改善するべきと感じたとき、その一つが適性診断の見直しとなることもあります。新入社員が現場に配属された際、そのパフォーマンスが例年と比較して高いか低いかで、もし低い場合、より適切な診断ツールが必要となるでしょう。特に、経営層が最終面接で適性診断の結果を見る際、その結果が対面したときの印象と大きく乖離(かいり)している場合があります。それが10人中1人や2人であれば問題ないですが、過半数がそのような印象を持つ場合は問題です。

適性診断は、常に見直しを行い、適切な評価がなされることが重要です。弊社のお客様のニーズは多様で、それぞれ適性診断に対する視点や期待は異なりますが、わたしたちはお客様のニーズに応じて最適なサービスを提供しています。

新たなアプローチへの挑戦と多様性の推進をめざす

わたしたちのビジョンは、社会全体がダイバーシティを進める中、ハイパフォーマーとローパフォーマーの二元論的な世界観にとらわれず、各個人の適性に合わせた仕事の存在を認識できるサービスの実現に今後努めたいと考えています。

一方、適性診断の選定とその役割については、二元論的な評価も含めてお客様自身が何を求めているのかをしっかりと理解し、それに応じて選択することが重要だと考えております。適性診断は職種診断、特定の業務やITに特化したもの、性格や価値観を評価するもの、能力に焦点を当てた診断など、さまざまな形で存在します。

お客様が求める人材像に対して、求職者や学生が仕事に何を求めているのか、それをどのフェーズで確認するのか、そして適性診断の役割が何であるのか。これらを一緒に考え、適性診断から何を求めるべきかを明らかにすることが大切だと考えています。これにより、適性診断を最大限に活用し、各個人の能力と適性を最大限に引き出すことが可能になります。わたしたちはお客様と共に、適性診断を最大限に活用し、多様な人材を支援し、持続可能な企業の成長をサポートしていきたいと思います。

※情報は取材時点。記事内の画像は株式会社ベクトルより提供。

サービス紹介:採用や人材評価での適性診断ツールとして、企業をサポートする

診断の特徴|株式会社ベクトル

「PETⅡ」
「PET II」はベクトルが開発した適性診断システムで、採用選考や人材評価に主に活用されている。新卒採用市場への対応、自律型人材の確保、ストレスチェックの重要性を背景に開発されたサービスだ。受検結果に基づき、組織管理者適性、メンタル診断、組織文化適合度を判定し、わかりやすいフィードバックを提供する。受検時間は10〜15分で、診断結果は受検直後から確認可能。特に面接のみで採用選考を行っている、または適性診断の効果が感じられない企業におすすめのサービスだ。料金は1受検1,500円(税別)で、年間受検件数が1,000件を超える場合は、使い放題のプランも選ぶことができる。

詳細および資料請求はこちら
https://www.vector-up.com/service/assessment/pet-ii-2

会社情報

株式会社 ベクトル
本社:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル6F
代表:代表取締役  卜部 憲
設立:2003年6月12日
事業内容:コンサルティング事業、ヒューマンリソース事業、採用支援事業 、ペイロール事業、ヒューマンディベロップメント事業、アセスメント事業
HP:https://www.vector-up.com/

【企画・制作:@人事編集部広告制作部】

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