登録者・利用企業を厳選した、スタートアップ採用特化型スカウトサービス【アマテラス】

政府が2022年をスタートアップ創出元年として位置づけ、同年末には「スタートアップ育成５か年計画」を策定するなど、スタートアップ企業の注目が高まっている。そんなスタートアップ、ベンチャー企業に特化した採用スカウトサービスが「アマテラス」だ。同サービスを提供する株式会社アマテラス（東京・目黒）の代表取締役CEO藤岡清高さん（写真左）に、スタートアップ特有の採用事情と「アマテラス」の魅力、今後の展望についてお話を伺った。【2023年5月17日取材：池田亮貴、文：野本春乃】

利用企業はスタートアップのみ

「アマテラス」はスタートアップ、ベンチャー企業様向けの採用スカウトサービスです。スタートアップ、ベンチャー企業が「アマテラス」を通じてスカウトをしたり、もしくは求職者が自己応募してくるのを待ったりすることで、スタートアップ志向の方と出会える。エージェント不在のスタートアップ採用特化型サービスです。
人材会社は世の中にたくさんありますが、スタートアップのための採用スカウト媒体というのがきわめて特徴的だと自負しています。そのため、利用できる企業も厳選させていただいており、
・新規性のあるビジネスモデル　or　 革新的な技術を保有
・より良い社会作りに貢献し次世代を担う可能性がある事業
この2点に着目し、審査を行っています。例えば、AIやブロックチェーン技術を活用したITベンチャーなど、次世代を担う領域に取り組んでいる企業様を中心にご利用いただいております。

スタートアップで働く魅力は「当事者となって働けること」

登録者に関しても、スタートアップにこだわっている方、スタートアップ、ベンチャー企業で働きたいという意思のある方が対象です。毎月約800名の新規登録があり、現在約24,000名の方が登録をされています。こちらも、誰でも登録できるわけではないのが特徴です。
弊社が掲げる「ベンチャースピリッツ宣誓3ヶ条」に同意しなければ登録できません。この3ヶ条は、スタートアップ、ベンチャー企業で働く上で絶対に欠かすことのできないマインドだからです。

どんなに学力が高かろうと、どんなに仕事ができようと、何か問題が発生したときに他人のせいにする、できない理由を考えるという姿勢では、この業界で活躍することは難しいです。そのため、この3ヶ条に同意できる方のみが登録できる仕組みを取っています。
その上でさらに、おそらくどこの媒体よりも厳しいスキルセットの審査も行っており、審査を通過できるのは約半数にとどまります。

登録者の内訳は、20代後半～30代前半の方々が中心です。職種で見ると、ビジネスサイドの方々が6割ぐらいを占めており、営業やマーケティング、管理系のポジションがやや多めですが、エンジニアも含めた全方位の採用が可能です。
また、この業界特有の働き方として、正社員に限らず、副業や業務委託といった働き方も存在します。そういった多様な雇用形態で採用できるのも「アマテラス」ならではの特色だと思います。

本場シリコンバレーへ渡り、人材確保の仕組みを導入

スタートアップ、ベンチャー企業の場合、大量採用よりもピンポイント採用が基本です。数多く出会いたい、というよりも、自らの成長に必要な人材を採用したいというニーズが強いと感じています。また、専任の人事担当者がいないことが多く、社長が選考を担当することもしばしば。ですから、こちらであらかじめスクリーニングをした状態を作り、ピンポイントのポジションを最小の労力で採用できる媒体を目指しています。

目安ですが、平均的に60通のスカウトを送ると、1名入社しているという感じです。これはおそらくどの媒体よりも効率よく採用できていると自負しています。

こうしたサービスを展開できるのは、私自身の経験によるところが大きいです。2004年から2011年の7年間、ベンチャーキャピタリストとして仕事をしていました。投資をするイコール株主ですので、その企業を伸ばすために社長と二人三脚で考え、事業を進めていきます。
結局のところ、事業が軌道に乗るかどうかは、スタートアップに適した人材を採用できるかにかかっていると言っても過言ではありません。しかし当時は、ベンチャー専門の人材会社が少なかったこともあり、どこの企業も人材採用に苦慮していました。

日本には素晴らしい起業家、志を持った起業家が多く存在するのですが、そこに優秀な人材を送り込むスキームが確立できていなかった。それこそが、日本からスタートアップ、ベンチャーが育たないと言われるゆえんだと感じています。

また、採用市場における成功報酬型という仕組みがスタートアップ、ベンチャー市場と折り合わないことも伸び悩みの原因になっていると考え、実際にシリコンバレーに渡って調べてみました。有名スタートアップが続々と誕生するシリコンバレーでは、やはり世界中からトップクラスの優秀な人々が集まって、どんどんスタートアップに人が流れている。その理由を探るため、現地の採用サービス会社の社長に話を伺いました。そこで学んだのは、成功報酬型ではなく、利用料を毎月払って好きに使ってくださいというシステムがほとんどだということ。これはとてもフェアな仕組みで、お金に余裕のある会社もない会社も同じ土俵で戦うことができ、あとは自分の努力で人と会って採用することが可能です。

こうした背景を踏まえ、スタートアップでも採用できるプラットフォームを作らなければ、日本からGoogleやAmazonのようなエクセレントカンパニーは生まれないという思いから誕生したのが「アマテラス」です。
成功報酬型ではない、定額制のプラットフォームを実現しました。おかげさまでスタートアップ、ベンチャーのエコシステムにおいて支持をいただいており、現在90社を超えるベンチャーキャピタルとアライアンスを結んでいます。

日本からエクセレントカンパニーが100社産まれることを夢見て

直近の目標として、まずは採用サイトとしてワンストップでできるようになるまで、しっかりやり尽くしたいと考えています。現状、例えばエンジニアの採用に関してまだまだ不十分な側面もあり、他のサービスと併用されているケースもしばしば見られます。ユーザー企業から「アマテラスだけ使えば全部済むようにしてほしい」という声もいただいており、新卒採用も含めて、ワンストップで採用が完結するサービスを目指しています。

ただし、最終的なゴールは採用サービスにとどまりません。弊社は「日本からGoogleやFacebookのようなカンパニーを100社作ること」をビジョンに掲げているので、そのために必要なこと、かつアマテラスが取り組む価値のあることをこれからも手がけていきます。

現在は、人材採用が喫緊の課題ですが、おそらく次のステップは採用された方々の能力を発揮させる仕組みの構築が必要だと考えています。最近は「人的資本経営」などが注目されていますが、まだ普及していないし、認知もされていないので「採用後の定着支援」、「人的資本支援」は次のテーマとして取り組んでいきたいですね。
また、スタートアップならではのM&Aも手がけていきたいです。現状、上場する会社はごく一部でしかないので、伸びなくなってしまい行き詰まった会社を救済する仕組みに需要を感じています。せっかく培ったものがあるならば、成長し続けることが難しくなったとしても、大企業とのM&Aやスタートアップ同士のM&Aなど、EXITの方策はまだまだ取り組む余地があります。

今挙げたものはほんの一部にすぎません。スタートアップの支援にあたっては、やりたいことであふれているので、一つひとつ着実に解決し、最終的にはエクセレントカンパニーを日本から100社作ることを目指していきます。

※情報は取材時点。記事内の画像は株式会社アマテラスより提供。

サービス紹介：スタートアップのための採用スカウトサービス「アマテラス」

スタートアップ、ベンチャー企業に特化した採用スカウトサービス。利用企業はスタートアップのみ。求職者も、ベンチャースピリッツ宣誓に同意したスタートアップ志望者のみが登録している。成功報酬型の慣例を打破し、”起業家ファースト”でサービスを構築しているため、志があっても資金力のないスタートアップの心強い味方。

詳細および資料請求はこちら
https://amater.as/

■会社情報
株式会社アマテラス
本社：〒153-0062 東京都目黒区三田1-12-26 Ebisu Borg 101　
代表：代表取締役　藤岡 清高
設立：2011年4月5日
従業員数：22名(業務委託・インターン含む 2022年6月)
事業内容：
1. スタートアップにコアメンバーとして参画するための転職・副業サイト『アマテラス』の運営
2. キャリア女性のための時短転職サイト『ママテラス』の運営
HP：https://amater.as/

【企画・制作：＠人事編集部広告制作部】