Z世代学生の母集団形成、つなぎ止めに強いLINE採用ツール【キャリタスContact】

学生が普段のコミュニケーションで利用している手段・ツールとして「LINE」と答えた割合は96.6％（キャリタス就活モニター会員調査、2023年4月）にも上る。株式会社ディスコ（東京・文京）はこうした需要にいち早く着目し、LINEを使った採用コミュニケーションツール「キャリタスContact」を提供している。
今回は、新卒学生のための就活情報を発信しているキャリタス就活の編集長・林茜さん（写真中央）、サービス運営担当のメディア企画本部メディア企画２課・課長の今藤大輔さん（右）、営業本部1部3課・課長の長谷川奨太さん（左）の3名に、開発の経緯やサービスの強みについて伺った。【2023年4月12日取材：池田亮貴、構成：野本春乃】

写真左から営業本部１部３課・課長の長谷川奨太さん、キャリタス就活の編集長・林茜さん、メディア企画本部メディア企画２課・課長の今藤大輔さん

母集団形成と採用効率化にLINEを活用

「キャリタスContact」は採用業界最大級のLINE採用ツールです。Z世代の学生のメインコミュニケーションツールがLINEであることから、採用活動時の学生とのコミュニケーションツールや内定後のフォローツールとして提案しています。よく飲食店などで登録する公式アカウントがありますが、個人情報を取得することができず、一律的なメッセージになりがちです。採用活動においては、学生個人にあわせてコミュニケーションをとることが重要であり、利便性とコミュニケーションの強化を図っていきたい想いから開発したのがキャリタスContactです。各企業が持つLINE公式アカウントにAPI連携することで、オプションで個人情報の取得ができるようになり、学生との1対1のコミュニケーションを可能にしています。

以前は企業が個別に採用公式アプリを開発・提供することが主流でしたが、学生は企業ごとにインストールする必要があるため手間がかかります。また企業にとっては開発コストが高くつく一方で、知名度や人気によってダウンロード数に格差が生じてしまいます。その点LINEであればすでにインストールしているツールを利用するので、学生のハードルが低くなり気軽に使ってもらえ、企業側もプッシュ通知をできるなどのメリットを享受できるため、本サービスを開始したという経緯もあります。

キャリタスContactが躍進した3つの理由

現在1,000社近い企業様にご利用いただけるまでに成長しましたが、その背景には大きく3つの要因があると考えています。

採用市場の変化

採用活動は早期化しながらも、企業と学生との関係性が長期化しています。企業としては、学生と初めて接触してから入社までの約1年以上、関係性を維持し続けなければならないことが往々にあります。就職環境は、コロナ禍により一部業界で下火になったとはいえ、堅調に推移しています。特に優秀な学生のつなぎ止めは重要課題といえるでしょう。学生側のコミュニケーションの在り方が変わっており、オワハラ※のようなやり方は通用しません。早期化に対応しつつプールしやすい手段としてLINEを使ったツールが最適だと思います。もともと就活や学生の調査を行っていた弊社だから市場の変化と学生の声をリアルタイムでキャッチし、サービスにつなげることができたのではないかと思っています。
※「就活終われハラスメント」の略

企業担当者の苦悩

前段の「内定者のつなぎ止め」に関して、企業の悩みもありました。多くの企業は、学生とのやり取りにLINEの個人アカウントを使っていらっしゃいました。個人アカウントでは一斉配信ができないため、個別のやり取りを実現しようとすると1対1を全員とやる必要があり、負荷が高くなります。そのため、グループを作成して運用するケースが多かったようですが、その場合も課題がありました。例えば「20年新卒内定者」というグループを運用するとはじめは盛り上がるのですが、内定辞退者がグループから抜け始める。するとなぜか1人、また1人と抜けていってしまう。同じような悩みを抱える企業も少なくありませんでした。
LINE公式アカウントを活用したキャリタスContactであれば、一斉配信の形式をとりながら、1対1でコミュニケーションが取れるので他者の影響を受けづらいのが特長です。また、セグメントをかけた条件で一斉配信ができるので非常に効率的です。つなぎ止め次第で選考の接続率や内定承諾率が大きく変わってくるので、コミュニケーションの改善に大きく貢献できていると思います。

工数の圧倒的削減

採用活動の期間が長期化したということは、単純に人事側の業務が増えたことになります。合同説明会参加者へのお礼やインターンシップ等の募集、ESの締め切りといった案内だけでもバタつきますが、キャリタスContactなら、QRコードを読み取ってもらい友達になった瞬間から自動的に案内を送ることができるので「リマインドを送らなくちゃ」と慌てる必要はありません。学生の就活のタイミングは個人によって異なります。就職活動の進み具合や業界理解など必ずみんな一緒というわけではないので、「出会って何日目にこんなコンテンツを配信する」というシナリオを組み、出会う人の時期によって使い分けることができます。
採用ホームページ上でどんなにコンテンツを揃えてもなかなか訪れてもらえなかったり、1回の訪問で一部しか見てくれなかったりする状況があるので、キャリタスContactを活用すればこちらからプッシュ通知で案内できるうえに、今あるコンテンツの有効活用もできます。

時代の変化に合わせて柔軟に進化

就活の時期や希望職種に応じてコンテンツを柔軟に切り替えられる点は、利用者からも高く評価されています。活用の仕方を変えると、中途採用でも利用することが可能です。さらには研修メニューに切り替えることで、入社してからも同一のLINEで研修案内に活用する企業もいらっしゃいます。

また対面の機会が徐々に回復傾向にありますが、タイム・コストパフォーマンスの高いオンラインの接触機会は、これからも続くと予想しています。リアルでの対面と比較した時に、1回の接触で与えられる魅力量は減ってしまったかもしれませんが、オンラインのイベントやコンテンツでより魅力を伝えられる手段が格段に増えてきています。接点づくりや関係づくりは、SNSツールで十分、可能な世の中です。キャリタスContactも大いに活用していただきたいと考えています。

サービス運用開始当初と比べ、企業側の課題として比較的最近増えているのが人事担当者の変更です。新しい担当者になった時にその引継ぎがなかなかうまくいかないということも増えてきて、よくわからないままシステムを渡されたというパターンも散見されます。
弊社のシステムに関してはサポートが充実しているので、サポートプランを導入してもらうことで新しい担当者にもう1度しっかりご説明します。コンテンツ制作の担当もいるので「こちらのコンテンツは私たちが作ります」といった提案ができるのも弊社の強みだと認識しています。母集団形成に困っている企業も、魅力づくりに悩まれている企業も、弊社が長年培ってきた知見とキャリタスContactをはじめとしたサービスで全力サポートいたします。【おわり】

※情報は取材時点。記事内の画像は株式会社ディスコより提供

サービス紹介：Z世代学生をつなぎ止めるならキャリタスContact

採用業界最大級のLINE採用ツール。学生が普段もっとも使用しているLINEで、母集団形成・採用効率化をダブルでサポート。「集める」「つなぐ」「フォロー」プロセスの自動化・最大化を実現する。長年の採用活動に関するノウハウと豊富なLINEの導入実績に基づいた幅広い活用方法と充実のサポート体制が魅力。
https://www.disc.co.jp/sp/careertasu-contact/

■会社情報　
株式会社ディスコ
本社：〒112-0004　東京都文京区後楽2-5-1　飯田橋ファーストビル 9階
代表：代表取締役社長　新留 正朗　
設立：1973年10月
従業員数：461名（2022年9月末時点）
事業内容：
（１）就職情報の提供、求人・採用活動に関する企画提案
（２）進学情報の提供、高等教育機関の学生募集広報に関する企画提案
（３）グローバル人財に特化した求人情報の提供、求人・採用活動に関する企画提案
（４）採用・就職に関わるアウトソーシング事業
（５）人財紹介（厚生労働大臣許可番号 13-ユ-080178）
（６）各種検定試験等の収納代行
HP：https://www.disc.co.jp/

【企画・制作：＠人事編集部広告制作部】