特集

人事の仕事効率化~ガイアックス編


内定辞退者38%減!SNS導入で学生フォローを効率化

2016.08.24

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多くの学生にとって就職活動は人生最大の試練だ。熱意や緊張は最終面接でピークに達する。しかし、いざ内定を勝ち取って日常に戻ると「本当にあの会社で良かったのか」と「内定ブルー」に陥るケースもあり、最悪の場合は内定辞退…。企業側は採用コストが無駄となり、追加の内定出しに奔走する羽目になる。そんな事態を防ぐ効率的なフォローツールとして注目されているのが、株式会社ガイアックスの「エアリーフレッシャーズ」だ。2006年から累計2000社が導入し、同種のサービスでは国内シェアトップの約4割を占める。

目次
  1. 辞退予備群を自動で発見、早期フォローが可能に
  2. リアルとSNSの併用で最大の効果
  3. 活性化は企業側のアイデア次第

辞退予備群を自動で発見、早期フォローが可能に

ガイアックスエアリー事業部マーケティングマネージャーの塩田正之氏

ガイアックスエアリー事業部

マーケティングマネージャー塩田正之氏

エアリーフレッシャーズは内定者・人事担当者・先輩社員が交流できる社内SNSだ。近況を投稿しコメントなどで交流できる。また人事担当者からアンケート調査や提出物の配布・回収ができるので、自筆の必要がない書類を郵送する手間が省ける。同社による導入企業への調査では、内定者フォロー業務にかかる時間は32%減少したという(2015年)。

業務効率化の最大の特徴は、内定辞退予備群を早期に見つけ出せる点だ。毎年3万人以上が利用しており、過去の辞退者の傾向を分析した結果から、内定者が顔写真を登録しない、提出物が遅れがち、投稿・コメントがない、といったSNS上の動きから辞退予備群を自動的に検出し、人事担当者の管理画面にアラート表示する。「誰を手厚くフォローすべきか一目瞭然なので、該当者に電話で状況を聞くなど早めのフォローが可能になります」(エアリー事業部塩田正之マーケティングマネージャー)。導入企業への調査では、内定辞退者は38%減少したという結果が出た(2015年)。

 

マルホ株式会社の内定者向けイベント

マルホの内定者向けイベント

大阪府の医療用薬品メーカー・マルホ株式会社では、3年前から同サービスを導入した。例年50〜60人の内定者に対応する人事部人材開発グループの山内裕貴氏は、導入のメリットについて次のように話す。「以前は内定辞退に警戒する方法がありませんでした。もし入社の意欲が落ちていても、学生は電話ではきちんと受け答えするし、メールでは余計に表に出しません。ログイン状況などの行動から一人一人の温度感が把握できるのは使い勝手がいいですね」

内定者フォローにはFacebookやLINEなど無料SNSの活用も考えられる。しかしエアリーフレッシャーズの導入企業にはこれらのツールから乗り換えたケースもあるという。「プライベートのSNSアカウントで企業とつながることを嫌がる学生もいます。また管理が出来ず、学生の状況が把握しづらかったり、辞退予備群を発見しづらかったり、投稿時の操作ミスで社内の情報を流出させたりする危険性もあります」(塩田氏)。エアリーフレッシャーズの価格は利用人数ごとに設定されており、60人なら40万円(税抜)だ。辞退や情報流出のリスクと照らし合わせれば、無料SNSのほうが高くつく場合もあるだろう。

リアルとSNSの併用で最大の効果

ここまで学生を管理する側面に注目してきたが、同サービスの真の魅力は、学生と企業、また学生間のコミュニケーションを豊かにし、高い意欲で入社を迎えてもらえることだ。ガイアックスの塩田氏は、リアルな交流とSNSのベストミックスが最大の効果を生むと考えている。「入社までに内定者懇親会などのイベントを4回行うとすると、その都度準備に手間がかかるうえ、イベントが終われば学生は日常に戻り気持ちが離れてしまいます。それならイベントは2回に減らし、SNSで日々コミュニケーションを交わすほうが、業務効率化と学生のモチベーションアップにはるかに効果的です」(塩田氏)

マルホの山内氏も「イベントは以前と変わらず2回ですが、導入後は学生が疑問に思ったらすぐ連絡してもらえるなど、コミュニケーションが非常に増えました。『この会社に決めてよかった』と思いながら入社する人数の割合が多くなったと感じます」と手応えを語っている。

活性化は企業側のアイデア次第

注意したいのは、同サービスはあくまで「場」の提供であり、盛り上げるのは人事担当者の役割だ。SNSに慣れていない人事担当者からは、何を投稿していいか分からないという声も挙がるという。「その場合は、内定者同士でのリレー日記や、社員が会社帰りに行く店の紹介、読書会の課題図書や新人研修のアクティビティについてアンケートを取ることなどを提案しています」(塩田氏)

学生の要望からネタが見つかることもある。私服勤務の企業では「先輩を参考にしたい」との声を受け、社員の勤務時のファッションを紹介する企画を展開した。また、入社2〜3年目の先輩社員にSNSに参加してもらうこともポイントだ。リアルなエピソードや努力した点などを投稿してもらえば、学生は入社後の働く姿を具体的にイメージできる。

近年の就活の「短期決戦化」は企業と学生のコミュニケーション不足というしわ寄せを招きつつある。優秀な人材が活き活きと働くというゴールに向かうためには、企業側が学生の日常に入り込み緩やかにつながるSNSというツールがひとつの処方箋となりそうだ。

執筆者紹介

浜田有希子(はまだ・ゆきこ) フリーライター。大学卒業後、日本テレビ系列の地方民放テレビ局に入社。夕方のローカルニュース番組で7年間に渡り事件事故・行政・災害・地域ネタなどを幅広く取材。2015年、夫の転勤に伴い東京に転居しフリーランスに転身。ライターとして企業インタビューなどを行うほか、個人起業家を対象に動画制作術をレクチャーする講座を開催。(http://yukikohamada.com/

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