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人事の10分読書vol.3『リーダーを目指す人の心得 文庫版』

2021.06.17

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@人事が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、人事のスキルアップにつながる書籍の要約をお届けする連載企画「人事の10分読書」。
第3回は『リーダーを目指す人の心得 文庫版』(飛鳥新社 )を紹介する。

>>>「人事の10分読書」シリーズ

目次
  1. レビュー
  2. 著者プロフィール
  3. 『リーダーを目指す人の心得 文庫版』の要点
  4. 【必読ポイント!】 コリン・パウエル13カ条のルール
  5. 仕事への心がけ
  6. 人を動かす
  7. 情報戦を制する
  8. 組織の力を引き出す
  9. 一読のすすめ

「学び続けられる組織」が育つ。本の要約サービスflier

画像:本の要約サービスflier(フライヤー)本の要約サービスflierは、良書との出会いを促進する時短読書サービスです。ビジネス書のエッセンスを1冊10分で読める分量に要約しています。社員が負担なく効率的にビジネストレンドにキャッチアップできるため、自己成長に積極的な風土がつくれます。
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レビュー

本書は、コリン・パウエル元国務長官が自身の経験談から導き出した仕事術と人生論をまとめあげた、世界的ロングセラーを文庫化したものだ。菅義偉総理の愛読書として、いま注目を集めている一冊である。

経験談とひと口に言っても、その重さが違う。何しろ、35年間の陸軍で異例の出世を遂げ、米陸軍総軍司令官、国家安全保障問題担当大統領補佐官などの数々の重職をこなし、ブッシュ政権時代には国務長官を務めた真のリーダーたる人物である。しかしパウエル氏には、えらぶったところや、上から物をいうようなところがまったくない。ありがちな手柄話や自慢話もない。本書の原題は『It Worked For Me』、つまり「私はこれでうまくいった」である。このタイトルからは「いつ何時、誰にでもあてはまるルールではないが、少なくとも私はこれでうまくいった」というメッセージが伝わり、パウエル氏の謙虚で実直な人柄をうかがい知ることができる。この姿勢こそが、アメリカという大国の要職を務めるリーダーとしての素質なのかもしれない。

米国務長官を務めた人物の経験談には、リーダーシップやマネジメントの要諦が詰まっている。それでいて、堅苦しい表現はなく、気軽に読める。パウエル氏の様々な逸話やエピソードは、読み物としても実に面白い。読者は読み進めるにつれ自分の働き方や生き方についておのずと振り返ることになるだろう。すべてのビジネスパーソンにとって得るところの大きい一冊だ。

【池田明季哉(ライター詳細)】

著者プロフィール

コリン・パウエル
1937年、ニューヨーク市生まれ。黒人としてはじめて、米国陸軍で四つ星の大将まで上りつめる。米国4軍のトップである統合参謀本部議員に史上最年少で就任する、2001年から2005年までは国務長官を務めるなど、4つの政権で政府の要職を歴任した。

トニー・コルツ
トム・クランシーと共著でフレッド・フランクス将軍、チャック・ホーナー将軍、カール・スタイナー将軍、アンソニー・ジニ将軍の回顧録を著す。

『リーダーを目指す人の心得』文庫版の要点

  1. 怒りや恐怖に自分をコントロールさせてはいけない。楽観的な姿勢を保つことで、大抵の問題は解決に向かう。
  2. どんなときも的確に状況を判断できるよう、常に冷静沈着でいることが重要である。
  3. よい組織の土台には信頼関係がある。まず部下を信頼すれば、部下は信頼を返してくれる。
  4. 「代えのきかない人物」を作ってはならない。何かあったときにいつでも交代できる人員を用意しておくべきだ。また自分自身も去り際を心得なければならない。

【必読ポイント!】 コリン・パウエル13カ条のルール

まずはやってみるべし

パウエル氏が座右の銘にしている13カ条のルールがある。その中からビジネスパーソンにとってより重要と思われるルールを紹介しよう。

「なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ。」
これは状況の予測ではなく、心構えの問題だ。状況がどれほど厳しくとも、楽観的な姿勢を保つことで、大抵の問題は解決に向かう。

「まず怒れ。その上で怒りを乗り越えろ。」
怒りはまっとうな感情だ。しかし、怒りを感じたときに重要なのは、それを乗り越えることだ。怒りを感じたら、さっとそれを乗り越え、自制心を失わないように心がけるべきだ。

「自分の人格と意見を混同してはならない。」
自分の意見に問題があっても、それは自分の人格に問題があるわけではない。これを混同すると、意見を却下されたときに自分自身も地に落ちたと感じてしまう。

「やればできる。」
やってもできないかもしれないが、それでもできると信じてやりはじめるべきだ。何をするにもできない理由ばかりを並べるのではなく、前向きな姿勢で取り組むようにしたい。

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