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「ビジネスメール実態調査 2016」(一般社団法人日本ビジネスメール協会)


会社でビジネスメールの研修がある人は1割以下

2016.07.12

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一般社団法人日本ビジネスメール協会(代表理事:平野友朗、所在地:東京都千代田区)は、2016年7月1日に、仕事におけるメールの利用状況と実態を調査した「ビジネスメール実態調査2016」の結果を発表した。約7割の人が自分のメールが正しく伝わっているかに不安を感じていることや、会社でビジネスメールの教育(研修)を受けている人は1割以下など、ビジネスパーソンが直面しているメールコミュニケーションの状況が紹介された。総評は次の通り。

メールの作成にかかる時間は可視化されにくく、非効率な使い方をしていても問題視されることは少ない

仕事のコミュニケーション、主な手段は「メール」「電話」「会う」

仕事で周囲とコミュニケーションをとる主な手段は、「メール」(98.22%)が最も多く「電話」(91.06%)、「会う」(75.97%)と続きます。この並び順は 2011年から変わりません。仕事をする上で、この 3つの手段を使いこなすことは必要不可欠といえます。

仕事で利用しているメールソフト第 1 位は「Gmail(Google Apps 含む)」(39.93%)

仕事で利用しているメールソフトは「Gmail(Google Apps 含む)」(39.93%)、「Outlook」(30.80%)、「Yahoo!メール」(10.75%)、「Thunderbird」(10.17%)、「Windows Live メール」(10.10%)と続きます。メールソフトの種類も多様化しています。相手が何を使っているか分からない以上は、自分が使用しているメールソフト固有の機能は使うべきではないといえます。

ビジネスメール1日の平均通数、送信は約12通、受信は約55通
仕事でメールを1通作成するのにかかる平均時間は7分

仕事で1日に送受信するメールの平均通数は、送信メールよりも受信メールの方が多い傾向にあります。
仕事でメールを 1通作成するのにかかる平均時間は7分です。回答結果は「5分」(36.24%)が最も多く、5分以内の合計が59.29%で半数を超えました。一方で、10分以上かかっている人は32.81%います。1日12通のメールを1通につき5分かけて作成すると60分、7分かけると84分、10分かけると120分になります。

メールを読んで理解する時間も含めると、1日に60分以上をメールの処理に費やしています。メールの通数が増えるとかかる時間はさらに増えます。問題は、パソコン操作や文章作成は個人の能力に左右され、メールの作成にかかる時間は可視化されにくい点です。非効率な使い方をしていても問題視されることは少なく、メールの作成に時間をかけすぎていたり、時間を無駄にしていたりする可能性があります。

1日(24時間)以内に、返信がほしい人は 86.24%、実際に返信をしている人は 93.92%。しかし、仕事でメールの返信が遅れてしまうことがある人は71.08%、遅れてしまう理由の第1位は「すぐに結論が出せない」(54.85%)

8割以上の人が1日(24時間)以内に返信を期待し、実際に返信をしていることが分かります。しかし、7割以上の人がメールの返信が遅れてしまうことがあると答えています。その理由は「すぐに結論が出せない」(54.85%)が第 1位で、「忙しくて時間がない」(44.74%)、「第三者の確認や回答、判断が必要」(36.77%)と続きます。メールの返事の速さが評価につながることもあるため、周囲と連携し、迅速な対応が望まれます。

「メール」は会社の信頼に影響する重要なコミュニケーションツールという認識があるものの、ビジネスメールの教育に取り組む企業の数はごくわずか

過去1年間に仕事でメールを受け取り、失敗を見つけたことがある人は59.10%、見つけた失敗の第1位は「添付ファイルの付け忘れ」(63.84%)、約7割の人が相手に失敗を指摘していない

約6割の人が受け取ったメールの失敗に気付いています。メールの失敗をしたことがある人は36.82%なので、自分の失敗よりも相手の失敗のほうが気付きやすいことが分かります。
見つけた失敗は「添付ファイルの付け忘れ」(63.84%)が最も多く「文章に誤字や脱字」(41.15%)、「宛先(メールアドレス)の間違い」(30.30%)、「文章が曖昧」(24.33%)、「添付ファイルが開けない」(22.74%)が上位5項目です。

自分自身がした失敗(Q18)と比較すると「添付ファイルの付け忘れ」、「文章に誤字や脱字」、「宛先(メールアドレス)の間違い」は自分でも経験し、相手にも認識されやすい共通の失敗だといえます。
また、約7割の人が相手に失敗を指摘していません。社内など人間関係ができている間柄や、仕事に支障をきたす失敗であれば指摘をすることがあるかもしれません。しかし、取引先や社外の人など関係が構築できていないときは、指摘しづらい、指摘して角を立てたくないという心理が読み取れます。

過去1年間に仕事でメールを受け取り、不快に感じたことがある人は38.34%、不快の第1位は「文章が曖昧」(33.28%)、不快感を相手に指摘したことがある人は19.26%

約4割の人が仕事でメールを受け取り、不快に感じたことがあり、「文章が曖昧」(33.28%)、「文章が失礼」(31.93%)、「文章が攻撃的」(26.60%)、「必要な情報が足りない」(26.52%)、「メールが読みづらい」(24.66%)といったことが不快だと答えています。

「文章が曖昧」は自分の失敗6位(Q18)、相手の失敗4位(Q21)にもランクインしています。礼儀に欠け、寛容さがないメールは不快感を誘発します。何を伝えたいのかはっきりしない、情報が不足しているメールを受け取ると、読み手は質問しなければならなかったり、理解するのに時間がかかったりする場合があるため負担がかかり、不快感を生じることが分かりました。また、不快という感情的なことは、失敗以上に指摘しにくいことが分かります。

会社でビジネスメールの社員研修がある人は1割以下

自己流でメールを使ったり、先輩や上司から指導を受けたりしていても、その使い方が間違っていることがあります。間違った使い方をして失敗し、そのことに気付かず自覚がない場合、メールが使えないというマイナス評価をされる可能性があります。メールの使い方に問題があると業務効率を下げたり、会社の信頼を左右したりすることもあります。仕事で使うメールは難易度が高まり、求められるスキルは高度になりました。失敗が許されない社会環境でもあります。仕事でメールを使い活用する必要性がある以上、メールの教育は必要不可欠です。

調査結果の概要を含めた詳細情報は、日本ビジネスメール協会のサイトで公開している。
http://businessmail.or.jp/archives/2016/07/01/5668

「ビジネスメール実態調査」は、仕事で使うメールの利用実態を明らかにすることを目的として、仕事でメールを使っている人を対象に、2007年から10年連続で行なっている日本で唯一のビジネスメールに関する継続した調査。

「『ビジネスメール実態調査2016』発表」(プレスリリース)【一般社団法人日本ビジネスメール協会・2016年7月1日】

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