Indeed Japan株式会社
【仕事の能力に関する意識調査】 約3人に1人が「今の仕事は自分に合っている」と感じられていない
2021.03.18
コロナ禍によって働き方や生活様式が変化していることを受け、Indeed Japan(東京・港)は、全国の15~64歳の男女約1,200人を対象に、仕事に対しての考え方や、自身の能力や可能性に関する意識調査を行った。
3月3日発表した調査結果によると、約3人に1人が、「今の仕事は自分に合っている」と感じられていないと答え、世の中には「自分に合った仕事がある」と答えた人は84.8%であることが分かった。現在の仕事に満足していないのは若い世代に多い一方、全体として転職にハードルを抱えているという傾向も明らかになった。以下、プレスリリースより。
結果サマリー
1. 今の仕事に対する意識は?:約3人に1人が、「今の仕事は自分に合っている」と感じられていない。
– 特に20代でその割合が高く、約4割が該当。
2. 世の中の仕事に対する期待・可能性:85%が「世の中には自分に合った仕事がある」と思っている。
– 世の中には「自分に合った仕事がある」84.8%、最多は50代で88.8%
– 世の中には「自分の知らない仕事がもっとあると思う」79.9%、最多は10代で84.9%
3. 仕事に自分の能力は活かせている?:「自分の能力を今の仕事で発揮できている」人は36%にとどまる。
– 一方で、「自分の能力や性質を、今よりももっと仕事に活かしたい」と回答したのは62.1%
– また、「自分でも気づけていない、仕事に活かせる自分の能力や性質を知りたい」68.5%
4. 転職への興味とハードル:68%が転職に関心があるが、71%が転職はハードルが高いと感じている。
-「気軽に色々な仕事を試せるような機会があったとしたら、試してみたい」63.1%
-「積極的に行動してきた」人の約8割が、今の仕事は「自分に合っている」「自分の力を活かせる」と回答
調査結果詳細
今の仕事に対する意識、約3人に1人が「今の仕事は自分に合っている」と感じられていない。最多は20代で4割。
有職者(939名)を対象に、現在の仕事に対する意識・満足度を調査しました(図1)。その結果、「今の仕事は、自分に合っている」と回答したのは65.4%でした。これは、約3人に1人は「今の仕事が自分に合っている」と感じられていないことを示しています。年代別にみると、「今の仕事が自分に合っている」と感じられていないのは20代が最も多く、39.4%という結果でした。また、今の仕事に対する意識はそれぞれ、「自分の力を活かせる」57.1%、「得意なことを仕事にしている」48.3%、「今の仕事に満足している」47.2%、「好きなことを仕事にしている」43.3%と続き、「今の仕事は天職だと思う」と感じているのは最も低い27.6%でした。年代別では20代が6項目中4項目で最低スコアとなっており、現在の仕事に対して何らかの不満足を感じている割合が高い世代であるといえそうです。
世の中の仕事への可能性・期待について、85%の人が、世の中には「自分に合った仕事がある」と思っている。最多は50代で89%。さらに79%は、世の中に「自分の知らない仕事がもっとある」と感じている。
世の中の仕事全体に対する期待について調査しました(図2)。現在の就労状況に関わらず、84.8%の人が「世の中には自分に合った仕事があると思う」と考えていることがわかりました。これは、有職者の86.9%にあたります。また、年代別に見ると50代が最も高く88.8%でした。また79.9%が「今の世の中には、自分の知らない仕事がもっとあると思う」と考えていることもわかりました。特に10代で84.9%、20代で79.7%と若い世代で高い割合であることがわかりました。多くの人が、世の中に存在する仕事に対して期待(自分に合った仕事があるはずだという想い)を持っていることがわかります。
仕事で活かせる能力について、「自分の能力や性質を今の仕事で発揮できている」と感じているのは36%にとどまる
有職者に対し、仕事で活かせる能力や性質について質問しました。その結果、「自分の能力や性質をいかんなく今の仕事で発揮できている」と回答したのは35.5%にとどまりました。最も低かったのは50代で、24.4%でした。その一方で、「自分の能力や性質を、今よりももっと仕事に活かしたい」と回答したのは62.1%にのぼりました。10代では76.5%と最も高く、次いで30代が69.2%、20代が65.8%でした。(図3)。
さらに、有職者の68.5%が「自分でも気づけていない、仕事に活かせる自分の能力や性質を知りたい」と回答しています。これは、全体で見ると69.7%にのぼります。特に10代で84.6%、20代で78.9%と高い割合となっており、若い世代ほど、自分の仕事に対する可能性を知りたいと考える傾向が強いことがわかります(図4)。そのように考えた理由を尋ねたところ、「いち早く気がつくことでその仕事につける可能性が開けるかも知れないから」(10代男性)、「自分の可能性を知らぬうちに潰すのは嫌だから。」(10代女性)、「可能性を知ることは一回きりの人生で大事だと思うから」(20代男性)、「自分の可能性を知らぬうちに潰すのは嫌だから」(10代女性)、「能力や性質が知れたらその職種でやりがいを感じながら仕事がしたい」(20代女性)などの回答が集まりました。
全体の68%が転職に関心あり。71%が「転職はハードルが高い」と感じているが、「気軽に色々な仕事を試せるような機会があったとしたら、試してみたい」人も63%
有職者に対し、転職(仕事を変えること)についての考えを伺いました。その結果、「今すぐにでも転職したい」「将来的には転職したい」「転職に興味はある」を合わせると、全体の68.1%が転職に関心を持っていることがわかりました。特に多かったのは30代で、79.0%が転職に関心を持っていました(図5)。一方で、「転職はハードルが高い」と考える人は全体で71.3%に及び、最多は30代の75.3%でした(図6)。さらに、「もしも、気軽に色々な仕事を試せるような機会があったとしたら、試してみたいと思いますか?」と尋ねたところ、63.1%が「試してみたい」と回答しました。特に、10代では82.3%と最も高く、次いで30代が75.1%でした(図7)。30代は、転職に対する関心が高い一方で、実際に転職することに対するハードルを感じている割合も最多でした。しかしながら、気軽に仕事を試せる機会があれば試してみたいと考える人も多いことがわかり、自身の仕事に対して見つめ直したり考えたりすることが多い世代であることがうかがえます。
また、「自分に合った仕事に出会うために積極的に行動してきた」かどうかを尋ねたところ、積極的に行動してきたと回答した人の77.5%が「今の仕事は、自分に合っている」、77.1%が「今の仕事は、自分の力を活かせる」、75.3%%が「自分が得意なことを仕事にしている」、そして64.8%が「自分が好きなことを仕事にしている」と感じていることもわかりました(図8)。さまざまな仕事を知るなど、積極的に行動をおこすことが、自分らしく生きられる仕事に出会う一つの方法になっていると言えそうです。
今回の調査結果から、約3人に1人は「今の仕事が自分に合っている」と感じられていないことがわかりました。一方で、多くの人が、世の中には自分に合った仕事があるはずだと感じ、また、仕事に活かせる自分の能力を知りたいなど、仕事や自分自身に対する期待を持っていることも明らかになりました。さらに、積極的に行動した人の約8割は、今の仕事は自分にあっていると感じていることもわかりました。Indeedは、サービス提供や仕事に関するさまざまな情報発信を通じ、多くの人々に仕事の多様性や可能性を知っていただくとともに、あらゆる人々が自分らしく生きられるような仕事探しを応援してまいります。
調査概要
調査主体:Indeed Japan株式会社
調査対象:全国の15~64歳の男女 1236人(うち有職者※ 939人)
割付方法:性別×年代で均等割付後、日本の人口構成(2019年総務省発表「人口推計」)に合わせてウェイトバック集計を実施
調査方法:インターネット調査
調査時期:2021年2月10日(水)〜2月12日(金)
Indeed (インディード) について
Indeed は、世界で最も多くの求職者に利用されている世界 No.1 求人検索エンジン*です。現在 60 ヵ国以上、28 の言語でサービスを展開し、求職者はパソコンやモバイルで何百万もの求人情報を検索することができます。月間で2億5千万以上のユーザーが Indeed を利用**し、求人検索や履歴書の登録、企業の情報検索を行っています。詳細は https://jp.indeed.com をご覧ください。
*出典:Comscore 2020年3月総訪問数
**出典:Google Analytics 2020年2月ユニークビジター数
【プレスリリース「15~64歳を対象に『仕事や自身の能力に関する意識調査』を実施」(Indeed(インディード))より|2021年3月3日|Indeed Japan株式会社】
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