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特集

HR Twitter研究 Vol.1


人事がSNSを使ったら、採用・イベントでここまでできる【山森拓実】

2021.01.27

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2020年10月23日に開催されたフォロワー数1万を超えるパネリストが登壇したイベント「#ツイトーークHR」のレポートを通じ、採用、広報、人脈に繋げるノウハウを学ぶ機会を提供する特集「HR Twitter研究」の第1弾です。

【特集トップ】HR Twitter研究 ツイッターを活用し採用、広報、人脈づくりで成果を出す方法

ツイッター開始1年でフォロワー数が14,000を突破し、採用活動や人事イベントの開催、ネットワークづくりに成果を出した、アチーブメント株式会社の人事・山森拓実氏の講演内容を抜粋して紹介します。※情報は取材時点

目次
  1. Twitter活用の略歴
  2. SNSの可能性~人事がSNSを使ったら、ここまでできる。
  3. ツイッターがきっかけで10回以上のオンラインイベントの主催・登壇
  4. TikTokのコラボ動画で110万回再生を達成
  5. ツイッターをやっていて一番良かったこと
  6. コロナ禍で採用を成功させるためには

パネラー紹介

Twitter活用の略歴

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山森:皆さんこんばんは。山森と申しまして、アチーブメント株式会社という会社で人事をやっております。会社としては、人材教育のコンサルティングをやっておりまして、私自身は2015年に新卒で入社をして、現在6年目になりました。やってることとしては、人事部のほうで、採用と育成というところと、あとは人事制度というところをやってます。
メインがそっちなんですけれども、今、社長室のほうで商品開発も一部兼務をしているとこで、自社の商品作ったりとか、採用したりとか、やってます。

山森:僕はですね、テーマが一番伝えたいことでして、人事がSNSを使ったらここまでできるんだっていうことをですね、今日は皆さんにお伝えしたいなと思っております。
というのも、僕はですね、ツイッターをまさに始めたのがちょうど一年前くらいでして、2019年の11月10日に本格的にスタートしました。そこから約1年間で、どれぐらいその成果が出てきたのかっていうことを、今日は皆さんに話したいなという風に思っています。

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山森:年表みたいな感じで略歴を作ってきたんですけど、2020年11月10日に本格的にツイッターを始めまして、当時はフォロワー数って229人しかいなかったんですね。
ぶっちゃけ、始めた時は半信半疑で始めてて、ツイッターやりましょうよって、すごく誘われたんですけど、いや、なんかツイッターってネガティブなこと言ってる人がいっぱいいるんだよねとか、なんか暇な人がつぶやくんじゃないかっていう印象があって、まさか自分がこんなにツイトーークとかでしゃべるほどのめり込むとは思ってなかったんですね。
で、その時から初めて、一番転機になったのは2020年1月でして、やっていく中でたまたまですね、「HR領域でフォローすべきアカウント40選」というのに選ばれまして。この選んでもらった時に思ったのが、「あ、自分の発信をこんなに見てる人がいるんだっ」ていうことにすごく驚きまして。

人事界隈のこういうところに選ばれている人たちと自分が繋がれるんだって感じて、そこでもっと繋がっていきたいなと思ったのが、一番頑張れた理由だと思います。
そのあと、「モテない男ほど口説いて・・・」というツイートがヒットして、1,000いいねぐらい近くもらえたりして、ちょっとずつツイッターってこういう風に伸ばしていくんだというのが分かってきました。2020年2月には初めてのnote「恋愛から学ぶ採用哲学」を書いたりしています。

コロナが4月に来た時に、「#人事緊急会議」というハッシュタグを付けて、ちょっとイベントやってみようと思って呼び掛けてみたら、ツイッター上で80人以上がぜひ参加したいと言ってくださって、イベントを自分が主催できたりしました。すごく、ツイッターの可能性を感じ始めたのがこの辺の時期です。
そして5月に「ツイトーークHR」の第1回をやりませんかと(小澤)美佳さんからお声がけいただいて、その時もオクシンさんとか美佳さんと僕をツイッターに誘ってくださったカミヤさんと初回は4人でやらせていただきました。

それから5月に西村くんという学生とコラボして「ツイッター就活」というイベントをやりました。「ツイッターで就活をするとは、どういうことなのか」みたいなことをテーマに、人事側の集客を僕が担当して、学生側を西村君が担当しました。
あとは、最近でいうと6月くらいにDJ KINOさんとのコラボでTikTokをやったんですけど、これがたまたまバズりまして、まさかの110万回再生を記録しました。

こうして8月くらいにフォロワー数が1万名を突破しまして、2月に書いたnoteが基ネタになって9月には漫画を作っていただきました。
そして10月。今回がツイトーークHR第4回という今日に至ります。

自分でこれ(スライド資料)作っていて思ったんですけど、本当にツイッター始めて良かったなと思ってます。今挙げたこと全部、ツイッターを僕が去年の11月に始めるって決めて、本気でやらなかったら手に入ってないことばっかりなんですよね。
一万人の方と繋がったり、漫画にしてもらったりとか、TikTokで110万回再生されたりとかって、本当にツイッター始めてなかったらできなかったなと思います。今日はこうした成果を詳しく話していきたいと思います。

SNSの可能性~人事がSNSを使ったら、ここまでできる。

山森:成果として一つ目は、個人のツイッターフォロワー数は今、14,000名になりました。もうひとつ紹介したいのが、うちの社員ですね。

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山森:今日もシマムラタケオさんが参加してくださってるんですけど、シマムラさんの力もあってですね、社員皆さんとか内定者、合わせて、うちの社員のツイッター総フォロワー数10万名になりました。

小澤:やばい。

山森:厳密には(フォローしている人が)被ってはいるんですけど、10万人の方と繋がっている社員たちがいるという感じになってます。
アイコンは「アチリング」っていう、アチーブメントリングっていうのを作って表示しています。うちのコーポレートカラーの色で作ったんですけど、これは、今日参加している末廣さんの会社、ピアズさんがやってるのにインスピレーションを受けてうちでもつけたいと思って、僕が作って社員の皆さんにつけてもらっているって感じですね。

ツイッターがきっかけで10回以上のオンラインイベントの主催・登壇

山森:成果のもう1つは、ツイッターがきっかけでオンラインイベントの主催や登壇が10回以上できました。

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山森:ちょっとイベント名を羅列したんですけど、さっき言った、人事緊急会議から始まって、ツイトーークHRとか、Twitter就活Weekとか、あと他にもいろんな他の団体さんとのコラボレーションでのイベントに出たりとか、何人かの人事の一緒にコラボしてやりましょうと夜会みたいなのをやったりしました。
ほかにも学生向けに読書術のセミナーもやりまして、多分80人近く参加してくれたかな。人事や学生向けのオンラインイベントっていうのは、結構ツイッターきっかけでガンガンできるようにになりましたね。

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山森:ほかの成果では、一番採用に近い話なんですけど、ツイッターがきっかけで長期インターン生を3人獲得できました。その内2名が選考にぜひ進みたいということで、12月末を目指して取り組んでくれてます。

実は、今日も来てくれてるんですけど、九州出身の彼はツイッター経由で僕がたまたま出会って、そこからイベントに来てくれて、インターンに参加してくれてるんです。彼のまさにやりたいことは人材教育に近いということで、今度は選考に来てくれるということで、絶賛一緒に頑張っています。

本当に絆を感じながら、なんていうんですかね。ツイッターって価値観がすごく分かるじゃないですか。彼を見た時からうちっぽいなって僕も思っていて、なんか一緒にやれないかなと思ってたところから、こうして今、繋がっているっていうのが凄く嬉しいなと思います。
あとは、中途採用に繋がるカジュアル面談も1件、ツイッター経由で実現しています。

最後の大学でのオンライン講演とは、1つは美佳さんからのご紹介です。美佳さんが普段やってる大学の授業のほうで1度登壇させていただきました。来週は法政大学のキャリアデザイン学部のほうでちょっとイベントに登壇させていただくことになりまして、今度法政の学生たちにちょっとメッセージを送ろうと思っています。

TikTokのコラボ動画で110万回再生を達成

山森:もう1つはTikTokのコラボ動画です。「ウェブ面接あるある」をちょっとやりたいと思いまして、DJ KINOという方が、前回の「ツイトーークHR」に出てたんですけど、コラボしたいと思ってやったんですね。

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山森:遊び半分でやったら、まさかの110万回再生されちゃってびっくりして。
見知らぬ人からも「山森さんのこの動画見たことあります」って言われるぐらい、本当にいろんな人に見られているなという感じです。
後日談ですが、DJ KINOさんと「これ、半沢直樹のシーズン2が来るから半沢直樹やったらめっちゃバズると思う」みたいな感じで、めちゃくちゃネタ書いて「イケけますよ」とか言ってガチでやったんですよ。
「上司とのやり取り」という半沢直樹シリーズをやったら、5万回再生しか伸びなかった・・・。

一同:笑

ツイッターをやっていて一番良かったこと

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山森:定性的な成果の部分でいうと、社内で先日、表書式がありました。1年間の取り組みが評価対象で、「最も社員の中でもアチーブメントのフィロソフィーを体現している社員は誰か」みたいな表彰です。僕、ノミネートされたんですけど、表彰の推薦コメントはツイッターのことが8割で、表彰状にも「ツイッターで新しいことにチャレンジしました」といったツイッター関連のことがめちゃくちゃ書かれていました。
多分、社内唯一だと思います。歴史上はじめて(表彰状で)ツイッターのことが書かれたのは。

小澤:でしょうね。

山森:あとは当然、社員のコミュニケーションがすごく活性化したりとか、内定者の方々もツイッターをやってくれているので、内定者も継続意識がすごく上がったりとか。
先ほども言いましたが、TikTokの動画見てくれたりするので、学生と初めて面談する時に「あの動画見たことありますよ」とか、「あの漫画読んだことありますよ」とか言われることがわりと増えました。
この間びっくりしたのが、学生で初めて面談した子に「あ、山森さん、私いつもツイッター見てます」って言われて、「あ、ありがとうねっ」て返したら、「特に私、山森さんの奥さんのツイートで、乙姫の話のエピソードが一番好きですっ」て、すごくピンポイントのツイートが好きだって言われたっていう面談がありました。

僕の中で一番ツイッターやってて良かったって思うのが、人事界隈の仲間ができたっていうことです。ぶっちゃけ、僕の中で人事って、すごく孤独だなと思っていて、社内でも人事ってすごくしっかりしてなきゃいけないポジションだと思いますし、あんまり言えない部外秘みたいなのをたくさん持ってる部署だと思うんですよね。
やっぱり、人が辞めていくっていうようなこととかもリアルに見ていく中で、なんかこう、自分一人が戦っている感覚がすごいあったりしました。でも社外の人事の人で頑張っている人とかの発信を見たり、そういう人と交流ができることによって「あ、もっと自分も頑張ろう」とか、こういう仲間がいるんだったら、自分ももっと高みを目指そうっていう風に思える。
そういう仲間がこの「ツイトーークHR」も含めて、できたっていうのがすごく自分にとって財産だなと思います。

コロナ禍で採用を成功させるためには

山森:最後に、ツイッターを採用に繋げる話を少しだけして終わりにしたいと思います。
コロナ禍で採用を成功させるためには、やっぱり人事が圧倒的な「認知創造力」を作ることが大事だと僕は考えてまして、それはイコール、僕の中では、アカウント力と、コンテンツ力の掛け算だという風に考えています。

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山森:「アカウント力」とは、アカウントのフォロワー数とかエンゲージメントっていうアカウントそのものが持っている力であると。
同時に「コンテンツ力」も大事だと思っていて、コンテンツそのものが面白いとか、有益とか、新しいことがなどが大事です。

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山森:ただし、コンテンツってぶっちゃけ、当てるのはとても難しいなと思っています。
さっき言ったTikTokも110万回なんてたまたま当たった宝くじみたいな感じだって僕は思っているんです。
なので、僕の中では「アカウント力をまずは伸ばすことが大事」だし、それは誰にでもできるっていう風に思っています。
人事はぜひツイッターを始めて、個人アカウント力をまず高めていくことが僕はすごく大事なんじゃないかなと思ってます。

最後にメッセージです。本気で人を採用したいなら、とにかく広い認知を作ることが絶対だと思っています。そのため、認知を作るためには何でもやる覚悟を持つことが、僕は人事には求められていると思ってます。
恥ずかしいなとか、面倒くさいなとか、大変だなとか思うことたくさんあると思うんですけど、とにかく広く認知を作るっていうことにコミットして、なんでもやる覚悟で。あのTikTokもやる覚悟でやっていくことが大事なんじゃないかなという風に思っております。【おわり】

《HR  Twitter研究 Vol.2》営業・採用に繋げるツイート&フォロワーを増加させるツイート」【オクシン(奥山新也)】につづく

セミナー概要

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セミナータイトル:ツイトーークHR  Twitter活用で創り出す可能性 ~採用、広報、人脈に繋げるノウハウ~
開催日:2020年10月23日(金)21:00~22:30
開催場所:オンライン(Zoom)
受講料:無料
定員:200人


特集:HR Twitter研究(順次公開)

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