積水ハウス株式会社
11月20日から積水ハウスグループ全従業員約27,000人に「幸せ度調査」を実施
2020.11.20
従業員と職場の幸せを多面的に計測し、相関を分析する調査。日本企業で初の試み
積水ハウスグループは11月19日、従業員の幸福度向上を目指し、慶應義塾大学大学院の前野隆司教授と協力し「従業員の幸せ」を追求していくと発表。11月20日から、積水ハウスグループ全従業員約27,000人を対象に「幸せ度調査」※を実施する。
従業員一人ひとりの幸せを追求していくための具体策につなげることを目的とした調査で、同社によれば、従業員の幸せと職場の幸せの相関を分析する調査は、日本企業で初めてだという。
積水ハウスグループは2020年に創立60周年を迎え、2050年までの30年のグローバルビジョンを、“「わが家」を世界一 幸せな場所にする”と掲げている。今回の調査は、ビジョン実現のために「まず『従業員の幸せ』を追求することが必要である』(同社)として、実施する。
【TOP写真:今回の調査実施について発表したリリースより】
「幸せ度調査」
幸福経営学の第一人者、慶應義塾大学大学院の前野隆司教授が監修し、従業員の幸せの4つの因子や、性格傾向や健康に関する力、家庭や職場の環境など多面的に幸せを計測し相関を分析する調査。職場における、働く人の幸せ・不幸せの要因も具体的に把握し診断する。(リリース内容より抜粋)
【関連記事】イクメン県は佐賀、熊本、福岡の九州3県がベスト3独占。育休推進は職場や企業にもメリットあり
以下、リリースより。
幸福経営学の第一人者 慶應義塾大学大学院前野隆司教授と「従業員の幸せ」を追求
従業員と職場の幸せの相関を分析する「幸せ度調査」を日本企業で初めて実施
積水ハウスグループは住を基軸に、ハード・ソフト・サービスを融合した「幸せ」を提供するグローバル企業を目指しています。
2018年には企業では日本初となる幸せを研究する「住生活研究所」を開所し、「住めば住むほど幸せ住まい」研究を開始。2019年には「プラットフォームハウス構想」を発表し、幸せを「健康」「つながり」「学び」に因数分解し、これらを住宅にインストールすることで、⾧期にわたり無形資産である「幸せ」づくりをアシストしていくことを表明しました。常に住まい手に寄り添いながら、人生100年時代の「幸せづくりのパートナー」になることを目指しています。
従業員一人ひとりの幸せが会社全体の幸せに、そしてお客様、社会の幸せにつながっていくための取り組みを
行うESG経営を進めていきます。
「幸せ度調査」について
幸福経営学の第一人者、慶應義塾大学大学院の前野隆司教授の監修のもと、従業員の幸せの4つの因子や、性格傾向や健康に関する力、家庭や職場の環境など多面的に幸せを計測し相関を分析。職場における、働く人の幸せ・不幸せの要因も具体的に把握し診断します。これらの分析データを活用し、幸せを見える化することで、自分や職場の幸せについて深く考え、その本質に触れるための対話を実施し、コミュニケーションを促しイノベーションの生まれやすい職場風土づくりに役立てます。
慶應義塾大学大学院 前野隆司教授より
このたび、積水ハウスグループの約27,000 人の従業員を対象に興味深い調査を行うことになりました。
慶應義塾大学前野研究室が株式会社はぴテックと共同開発しました、個人の幸せを多面的に計測可能なアンケート調査「幸福度診断Well-Being Circle」と、同じく前野研究室が株式会社パーソル総合研究所と共同開発しました、働く人の幸せを分析可能なアンケート調査「はたらく人の幸せ/不幸せの14因子」を同時に計測し、その分析を行うという、世界で初めての試みです。
本調査は、積水ハウスグループ従業員の幸福度向上に寄与すると考えられるのみならず、個人の幸せと会社での幸せの関係性が明らかになることによって、これからの経営のあり方を考えるために重要な示唆が得られると期待される、興味深い調査です。エール大学のクリスタキス教授の研究によると、幸せはうつることが知られています。社員の幸福度が向上することによって、“「わが家」を世界一 幸せな場所にする”という積水ハウスの理念がますます進展することを期待しています。
慶應義塾大学大学院 前野隆司教授
1962年、山口県生まれ、1986年に東京工業大学 理工学研究科 機械工学専攻修士課程修了。2008年から慶應義塾大学 システムデザイン・マネジメント(SDM)研究科教授に就任。2011年より2019年までSDM 研究科委員⾧兼務。2017年から同大学ウェルビーイングリサーチセ
ンター⾧就任。
【プレスリリース「幸福経営学の第一人者 慶應義塾大学大学院前野隆司教授と『従業員の幸せ』を追求」より|2020年11月19日:積水ハウス株式会社】
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