エン・ジャパン調べ
【オンライン面接実態調査】オンライン面接をしたことがある企業は26%。実施経験がある企業の71%が 「今後も積極的に実施する」と回答
2020.07.30
エン・ジャパン(東京・新宿)は7月29日、運営する求人支援サービス『engage(エンゲージ)』の利用企業を対象に実施した「オンライン面接」に関するアンケートの結果を発表した。回答は935社。
調査結果によると、オンライン面接をしたことがある企業は26%で、導入理由の1位は「新型コロナウイルス感染拡大を受けて」(70%)、次いで「遠方に住む応募者に対応するため」(59%)が2位だった。
また、オンライン面接の実施経験がある企業の71%が「今後も積極的に実施する」と回答したものの、未経験の企業は「今後も実施したくない」との回答が半数以上おり、理由として「社内でテレビ会議を利用する機会がないため、オンラインに慣れていない。コロナ感染拡大中であれば、オンラインもやむを得ずといった感じ」(メーカー/従業員101~300名)、「応募者に施設の雰囲気を知ってもらうのも大事だと思うので、来てもらった方がよい」(商社/従業員1~50名)という声が挙がった。
オンライン面接導入でアプローチできなかった人材獲得の可能性が生まれる
コロナウイルスの感染拡大が日に日に増えている状況では、企業選びの条件の1つに「オンライン面接可」を考慮する求職者が出てくることは想像に難くない。求職者は企業側が採用活動の選択肢として「オンライン面接」を採用するかどうかの「柔軟性」も見ているため、オンライン面接を実施しない場合は、しない理由を明示しておくこともマイナスの印象を持たせないためには必要になってくるかもしれない。
また、応募者に職場の雰囲気を知ってもらうために職場風景を映した採用動画の活用や、求人情報に職場の写真をより多く載せるといった対策も打てるが、これらはコロナ対策にとどまらず、平時においても母集団形成やミスマッチ防止に効果を発揮する。
オンライン面接の導入理由の2位に「遠方に住む応募者に対応するため」があるが、従来アプローチできなかった人材獲得の可能性を創出している点は見逃せない。避けられないwithコロナの時代でいかにして“攻めの手”が打てるのか。企業の採用戦略が問われている。以下、リリースより。
900社に聞く!「オンライン面接」実態調査 オンライン面接をしたことがある企業は26%。 オンライン面接の実施経験がある企業の71%が 「今後も積極的に実施する」と回答
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『engage』( https://en-gage.net/ )を利用している企業
■有効回答数:935社
■調査期間:2019年5月27日~6月10日
【回答企業属性】
調査結果 詳細
1:オンライン面接をしたことがある企業は26%。導入時期は「1~3ヶ月前」が最多。(図1、図2)
「これまでにオンライン面接をしたことがありますか?」と伺ったところ、26%が「ある」と回答しました。
業種別に見ると、実施経験が最も多いのは「IT・インターネット関連」(58%)。一方、「不動産・建設関連」「サービス関連」や「その他業種」では実施経験がない企業が多いようです。
「これまでにオンライン面接したことがある」と回答した企業にオンライン面接を導入した時期について伺うと、最も多かったのは「1~3ヶ月前」(66%)。他の業種に比べ、「広告・出版・マスコミ関連」や 「IT・インターネット関連」では、1年以上前から導入している企業が多い結果となりました。
2:オンライン面接を導入した理由、第1位は「新型コロナウイルス感染拡大を受けて」。(図3)
「これまでにオンライン面接したことがある」と回答した企業にオンライン面接の導入理由について伺ったところ、最も多かったのは「新型コロナウイルス感染拡大を受けて」(70%)。次いで、「遠方に住む応募者に対応するため」(59%)が続きます。
3:オンライン面接の実施経験がある企業の71%が「今後も積極的に実施する」と回答。一方、未経験の企業は「今後も実施したくない」が半数以上。(図4、図5)
オンライン面接の実施経験がある企業、ない企業のそれぞれに「今後、積極的にオンライン面接を実施していきたいですか?」と伺いました。オンライン面接の実施経験がある企業は、71%が「したい」(したい:34%、どちらかといえばしたい:37%)と回答。
どの業種も半数以上が「したい」と回答しました。一方、実施経験のない企業は、52%が「したくない」(どちらかといえばしたくない:37%、したくない:15%)と回答。特に「メーカー」や「商社」は抵抗感が強いようです。それぞれの具体的な理由も紹介します。
今後、積極的にオンライン面接を実施していきたい(どちらかといえばしたい)と回答した企業
・来社による日程調整の手間が省けるので、採用までの時間短縮に繋がる。(商社/101名~300名)
・面接のドタキャンも減り、地方の方の応募・採用もできるようになった。(メーカー/51名~100名)
・面談者、対応者側とも両方にとって、コロナ対策、手間暇、交通費含めて、メリットが多いため。(IT・インターネット/1~50名)
・地方など、遠方の求職者との面接機会ができる上、交通費の負担がないのはメリット。(サービス関連/1~50名)
※(業種/企業所在地)
今後、積極的にオンライン面接を実施していきたくない(どちらかといえばしたくない)と回答した企業
・社内でテレビ会議を利用する機会がないため、オンラインに慣れていない。コロナ感染拡大中であれば、オンラインもやむを得ずといった感じ。(メーカー/101~300名)
・社内見学もセットになるので、来てもらった方が辞退にもつながりにくい。(サービス関連/1~50名)
・応募者に施設の雰囲気を知ってもらうのも大事だと思うので、来てもらった方がよい。(商社/1~50名)
・機材など、必要な物が多い。また、相手の人柄は画面越しでは判断が難しい。(不動産・建設関連/51~100名)
※(業種/企業所在地)
利用企業数国内No.1の求人支援サービス『engage(エンゲージ)』https://en-gage.net/
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【プレスリリース「900社に聞く!『オンライン面接』実態調査 ―『エンゲージ』アンケート―」より|2020年7月29日・エン・ジャパン株式会社】
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