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21卒就活生の半数以上が「内定式後に入社先を1社に絞る」。4人に1人は複数社に内定承諾を出すことも明らかに

2020.07.28

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MyRefer(東京・中央)は7月28日、2021年3月卒業予定の就職活動で1社以上の内定を持っている学生403名を対象に実施した「21卒就活生の内定承諾に関する調査」の結果を発表した。
調査結果によると、4人に1人が複数社に内定承諾する意向があることが明らかになった。その理由で最も多かったのは、「どの内定先が自分に合っているか決め手にかけるから」が48.4%、次いで「不景気による内定取り消しが不安だから」が45.1%だった。
また、複数企業に内定承諾する意向の学生のうち、半数以上が内定式後に最終的な就職企業を決断すると回答した。

内定式後の辞退は会社側の採用・教育計画に与える影響が大きいため、できれば避けたいもの。調査から、内定者の最終意思決定には「内定者同士の情報」「現場社員・先輩からのアドバイス」の影響が大きいことも分かっている。今年はコロナの影響を考慮しながら、いかにこうした情報提供の場づくりができるか。現場の工夫が求められそうだ。以下、リリースより。

調査結果:複数社の内定承諾や意思決定時期に関する21卒就活生の実態調査レポート

400名の21卒就活生の内定承諾に関する調査にて判明 就職活動の長期化や内定取消しの不安を背景に、内定式後に1社に絞る意向

解説

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、21卒新卒採用は説明会・選考のオンライン化や選考スケジュールの変更が行われています。学生側は、オンラインでの選考で意思決定する難しさや、スケジュールのずれによる就職活動の長期化、さらには不景気による内定取消しへ不安を持っています。これまでは大半の就活生が入社する企業を一社に決めて「承諾書」にサインをして、内定者懇親会や研修を経て10月の内定式に出ることが一般的でした。しかし、今年は新型コロナウイルスの影響を背景に、4人に1人が複数承諾する意向だと回答しています。
リーマンショック後の就職活動でも内定を複数承諾する動きは見られており、不安定な世の中で企業側は内定承諾者を継続的にフォローしていくことが求められています。最終的な意思決定に影響を与える、内定者同士の関わりや現場社員のアドバイス、人事からの情報提供などの取り組みが重要です。

1-1.21卒就活生のうち4人に1人は2社以上の内定を承諾する意向がある

21卒就活生で内定を1つ以上保持している人のなかで、25.1%の人が2社以上承諾する意向だと回答しました。
これまでは一社のみの内定を承諾して内定式を迎えることが一般的でしたが、リーマンショック後の就職活動でも内定を複数承諾する動きは見られており、一つ不景気への不安が背景にあると考えられます。

「21卒就活生の内定承諾に関する調査」(MyRefer調べ)

1-2.複数に内定承諾する理由は、「どの内定先が自分にあっているか決め手にかける」というオンライン化による影響

複数社に内定承諾する理由としては、「どの内定先が自分にあっているか決め手に欠けるから」(48.4%)、
「不景気による内定の取消しが不安だから」(45.1%)、「選考スケジュールがずれていて、複数承諾せざるを得ないから」(41.8%)が理由としてあげられています。
オンラインでの選考で意思決定する難しさや、スケジュールのずれによる就職活動の長期化、さらには不景気による内定取消しへ不安を持っていることが分かりました。

「21卒就活生の内定承諾に関する調査」(MyRefer調べ)

2.内定を複数承諾する就活生の半数以上が「内定式後」に最終的に1社に絞る予定

最終的に1社に絞る時期は、内定者懇親会や内定者研修から内定式までの7~9月(38.5%)、内定式後から年末までの10月~12月(45.1%)、年明けから入社式までの1~3月(12.3%)となっています。半数以上が内定式後に一社に絞る意向だということが明らかになりました。

「21卒就活生の内定承諾に関する調査」(MyRefer調べ)

3.最終的に意思決定するための情報源は、「内定者同士の情報」が最も多い

最終的には「内定者同士の情報」(40.2%)や「現場社員・先輩からのアドバイス」(37.7%)で一社に絞る就活生が多いようです。また文理別にみると、文系学生では「クチコミサイトやランキング情報」(39.3%)、理系学生では「人事からの情報提供」(47.4%)も高い影響を与えています。

「21卒就活生の内定承諾に関する調査」(MyRefer調べ)

株式会社MyRefer 代表取締役社長CEO 鈴木貴史 コメント

写真:株式会社MyRefer 代表取締役社長CEO 鈴木貴史氏就活生の志向性や情報の取得方法は時代とともに変化してきました。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、さらに就活スタイルの変更を余儀なくされています。就職活動のオンライン化によって就職先への決め手に悩んでいたり、内定取消しへの不安があったりする人も多くいるでしょう。

今回実施した調査では、約4人に1人が複数承諾の意向があることが分かりました。企業としても学生の不安を払しょくできるよう、内定を出して終わりではなく、納得して選んでもらうための長期的なサポートが必要になります。例えば、内定者同士のクチコミや現場の声、人事からのコミュニケーションなどを通じて、内定者との相互理解を深めてファンになってもらうことが重要です。

当社では、新卒リファラル採用サービス「MyRefer Campus」の提供とコンサルティングを通じて、内定者に就職先への理解を深めてファンになってもらい、後輩の就活相談では自発的に自社を選択肢の一つとしておすすめしてもらう関係作りを支援しています。こんな時代だからこそ企業からの一方通行なコミュニケーションではなく、企業と学生双方が透明性をもってコミュニケーションを取っていくことが双方のマッチングの鍵になるのではないでしょうか。今後も内定者の気持ちに寄り添って内定者と会社のつながりを作り、双方にマッチした就職活動を支援してまいります。

調査概要 「21卒就活生の内定承諾に関する調査」

・調査期間:2020年7月8日~2020 年7月9日
・調査対象:全国の2021年3月卒業予定の大学生/大学院生で1社以上内定を持っている人
・有効回答数:403名
・調査方法:インターネット調査
・調査主体:株式会社MyRefer

※文系/理系別、全調査結果は以下のURLからご覧ください。
複数社の内定承諾や意思決定時期に関する21卒就活生の実態調査レポート
URL:https://i-myrefer.jp/media/resource/resource_38/

内定者が会社のファンになり、後輩の就職相談で選択肢の一つとして会社をおすすめしたくなる
新卒リファラル採用サービス「MyRefer Campus(マイリファーキャンパス)」

「21卒就活生の内定承諾に関する調査」(MyRefer調べ)

「MyRefer Campus(マイリファーキャンパス)」は新卒採用向けのリファラル採用(社員紹介採用)サービスです。内定者に研修や内定式でマイページを付与し、人事からの広報ニュースや後輩や知人を紹介してもらう仕組みがあります。

人事は社内ニュース機能で自社のリアルな魅力を内定者にお知らせして、内定者は会社への理解をより深めていくことができます。また求人情報や会社説明会、インターンシップの案内などを内定者にアプリで通知して、内定者はSNSを通じて後輩や知人に紹介URLを送付します。後輩は興味があれば応募をして、内定者からの推薦コメントを受け取りながら人事とスムーズに選考のやり取りができます。
内定者のつながりから質の高い出会いが生まれることに加えて、内定者が自らの言葉で後輩や知人に自社を紹介することで会社への理解を深めてファンになってもらう効果があります。

(サービスサイト:https://i-myrefer.jp/campus/

会社概要

社名:株式会社MyRefer
所在地:〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町12-7 日本橋小網ビル4F
代表:代表取締役社長CEO  鈴木 貴史
創業:2015年4月1日
設立:2018年5月28日(※スピンオフにより独立)
資本金:3億6730万0,754円(資本準備金含む)
会社HP: https://myrefer.co.jp

【プレスリリース「21卒就活生の4人に1人は複数社に内定承諾を出すことが明らかに。就職活動の長期化や内定取消しの不安を背景に、内定式後に1社に絞る意向」(PR TIMES)より|2020年7月28日・株式会社MyRefer】


 【MEMO】会社側が内定辞退を拒否することはできるのか
基本的に、内定承諾書にサインした後でも学生は内定辞退は可能で、会社側が内定辞退を拒否することはできない。内定者が承諾意思表示を行った時点から、「始期付解約権留保付労働契約」が発生するが、この契約で内定者が労働を開始するのは入社日以降だ。また、民法第627条では、「(労働契約)解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する」とあり、内定者が内定式後に内定辞退をしたい場合には、入社日の2週間前までに会社に対して通知すればよく、会社側が法的な書面の取り交わしを行う必要はない。

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