1万5千人が回答。福利厚生・企業制度で使ったことがあるもの1位は「健康診断・人間ドック」

パーソルキャリア（東京・千代田）は4月13日、20歳～59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に実施した「代表的な40の福利厚生・企業制度の実態調査」の結果を発表した。

調査によると、導入されている割合が高い福利厚生・企業制度と使ったことがある制度ともに1位は「健康診断（法定以上の項目）・人間ドック」だった。また、女性に比べて男性のほうが制度を使う割合が高いこともわかった。以下、リリースより。

勤務している企業で導入されている福利厚生・企業制度は、「家族」や「通勤・住宅」を支援する制度が上位に

導入されている割合が高い福利厚生・企業制度は、1位「健康診断（法定以上の項目）・人間ドック」（46.7%）、2位「結婚祝い金」（45.4%）、3位「従業員やその家族の弔慰金」（43.7%）でした。

上位20位のうち、2位の「結婚祝い金」や3位の「従業員やその家族の弔慰金」をはじめ、4位の「従業員または配偶者の出産お祝い金」（39.8％）など、「家族」を支援する制度が最も多く6つランクインしました。次いで、14位の「借り上げ社宅・社員寮」（21.8％）や17位の「住宅ローン補助・家賃手当」（18.8％）など、「通勤・住宅」を支援する制度が４つランクインしました。

勤務している企業で使ったことがある福利厚生・企業制度は、導入割合も高い「健康診断・人間ドック」が1位に

使ったことがある割合が高い福利厚生・企業制度は、1位「健康診断（法定以上の項目）・人間ドック」（40.0%）、2位「確定拠出年金制度」（24.1%）、3位「結婚祝い金」（22.0%）でした。

今回調査した40制度のうち、導入されている割合と使ったことがある割合の差が最も大きかった制度は、「従業員やその家族の死亡弔慰金」（31.3ポイント）でした。次いで、「従業員または配偶者の出産お祝い金」（23.8ポイント）、「結婚祝い金」（23.4ポイント）となりました。「家族」を支援する制度は、従業員の家族構成や置かれた状況に左右されるため、制度があっても使っていない人が多い結果になったと想定されます。

男性と女性では、男性のほうがより制度を使っている割合が高いことが判明に

使ったことがある福利厚生・企業制度を男女別に比較すると、男女共通して1位「健康診断（法定以上の項目）・人間ドック」、2位「確定拠出年金制度」でした。3位は男女で異なり、男性が「結婚祝い金」、女性が「リフレッシュ休暇・アニバーサリー休暇」という結果になりました。

全体との比較では、男性は2位の「確定拠出年金制度」（＋3.2ポイント）、3位の「結婚祝い金」（＋3.3ポイント）、4位の「家族手当」（＋5.5ポイント）、5位の「社員食堂・カフェ」（＋2.6ポイント）の割合が高いことがわかりました。一方女性は、上位5位の中で全体よりも使ったことがある割合が高い制度は1位の「健康診断（法定以上の項目）・人間ドック」（＋1.5ポイント）のみとなりました。

※調査結果の詳細は、dodaサイト＜ http://doda.jp/guide/welfare/ ＞をご確認ください。

調査概要

調 査 対 象：20歳～59歳の男女
雇 用 形 態：正社員
調 査 方 法：ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
実 施 期 間：2019年7月
有効回答数：15,000件

【プレスリリース「転職サービス『doda』ビジネスパーソン15,000人に大調査！ 福利厚生・企業制度のリアル～導入されている制度、使ったことがある制度ともに『健康診断・人間ドック』が1位に～」より｜2020年4月13日・パーソルキャリア株式会社】