就職みらい研究所(リクルートキャリア)調べ
【就職白書2020】学生の知りたい企業の情報は「社内の人間関係」「採用選考の基準」
2020.03.19

リクルートキャリア(東京・千代田)の研究機関・就職みらい研究所は3月17日、2020年度に行われた企業の採用活動および学生の就職活動の実態などを調査した『就職白書2020』のコミュニケーションに焦点を当てたサマリーを発表した。
同調査によると、学生が知りたい情報と実際に知ることのできた情報のギャップ差が大きいものとして、「社内の人間関係」「採用選考の基準」が上位にあがった。一方で、企業が提供している情報と学生が知りたい情報とのギャップ差では、「社内研修・自己啓発支援の有無とその内容」が最も大きかった。以下、リリースより。
現状
企業は採用難の中でよりよい採用活動を模索している様子がうかがえ、テクノロジーの進展とともにグローバル競争も加速し、日本的雇用慣行を時代に合わせて変えていく必要性も語られています。新卒一括採用は、学生のポテンシャルを重視し社内で育成することが少なくありませんでした。また、求められる仕事内容やスキル、キャリアパスなどの詳細が選考過程で学生に明示されないことも少なくありませんでした。それらを踏まえ、企業と学生の採用選考におけるコミュニケーションの在り方について注目し、学生・企業双方の認識を明らかにしました。
活動量:学生の活動量は減少。企業が学生1人にかける総面接時間は約60分
内容:学生の 「知ることができた情報」と企業の「提供している情報」に差が見られる
学生に就職活動で「①知りたいと思っていた情報」と「②知ることができた情報」、企業に採用活動で「③提供している情報」を聞いた。学生の①と②の差は「社内の人間関係」が20.9ポイントと最も大きく、次いで「採用選考の基準」が18.6ポイントだった。企業(③)と学生(②)の差は「社内研修・自己啓発支援の有無とその内容」が56.5ポイントと最も大きく、次いで「企業・各種団体等が求めている具体的な能力・人物像」が52.6ポイントであった。
手法:「ネガティブな情報でも開示してくれた」と捉えている学生は約6割
採用選考時の企業と学生のコミュニケーションについて、企業および学生(学生は入社予定企業等に対して)に13項目についてあてはまるかどうかを聞き、双方の認識を比較した。
①:企業は「学生に情報を求められれば隠すことなく開示している・した」の「あてはまる・計」が92.4%であることに対し、学生は「ネガティブな情報でも、求めれば隠すことなく開示してくれた」の「あてはまる・計」が59.4%だった。
②:企業は「学生の疑問や不安を解消するための場や機会を設けている・設けた」の「あてはまる・計」が81.4%、学生は「疑問や不安があれば、解消する場や機会があった」の「あてはまる・計」が72.6%だった。
※「あてはまる」「ややあてはまる」「どちらともいえない」「あまりあてはまらない」「あてはまらない」の5段階、「あてはまる」「ややあてはまる」の合計を「あてはまる・計」、「あまりあてはまらない」「あてはまらない」の合計を「あてはまらない・計」としている
※企業は「どちらともいえない」を「どちらでもない」で聴取
リリースの詳細:「就職白書2020 -就職活動・採用活動のコミュニケーション編」(PDF)
【プレスリリース:「就職白書2020 -就職活動・採用活動のコミュニケーション編-」より|株式会社リクルートキャリア(2020年3月17日)】
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