ファーストキャリア調べ
20年卒内定者の傾向は『情報処理力で素早く変化に対応』 育成のポイントはチームでの「考える力」
2019.11.21

ファーストキャリア(東京・渋谷)は11月、2020年3月卒内定者へのインタビューなどから導き出した、内定者の傾向と育成のポイントに関する調査レポートを発表した。
同調査によると、2020年卒の内定者は情報の収集と駆使に長けており、チーム・組織単位での「考える力・実行力」のアップデートが育成のポイントであるということが分かった。以下、リリースより。
2020年卒内定者は『パターン認識を駆使し、素早く変化を切り抜ける』
年間18,000⼈の新⼊社員研修を担当する株式会社ファーストキャリア(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:瀬⼾⼝航、以下「ファーストキャリア」)は、2020年3月卒内定者(35名)への個別インタビューや内定者同士のグループディスカッションをもとに「新卒・若手層育成研究所」調査レポートをまとめましたので、その内容をお知らせいたします。
2020年卒内定者は、学生生活・就職活動の時期から、既に「VUCA時代」を生きてきており、世の中にある情報・ネットワークを駆使し、その場・状況に最も適した行動を選択してきている。多様なものを取り入れること、そこに自分を適応させることについては前向きであり、変化を伴う成長に対しても意欲的である。
ただし、前例にとらわれすぎてしまうことで“枠”から抜け出し切れないことや、“今・現在”への意識が強いことから“先の未来・目標”を意志を持って考え切れない、という傾向も併せ持っている。
次年度に向けての育成のポイントは、「考える力・学ぶ力」をアップデートすることと、チーム・組織単位での「考える×実行」を経験をさせること、等が挙げられる。
■新卒・若手育成研究所 所長 加藤 博司の見解
<時代背景、社会環境から生まれた「志向性、行動傾向」を十二分に活かす育成>
変化・スピード感の激しさについては、学生生活の中ですでに体感をしており、様々なITツールを駆使したり、多様なコミュニティと つながりを持つことで、情報収集力やコミュニケーション力を高めてきていたように思われます。
ただ、見聞きする情報から“未来が不確 かである”ということを理解していたり、対面でのコミュニケーション機会の減少から“表面的な人間関係への慣れ”などから、“意志を 持って”「決めきらない / 踏み込み過ぎない」という傾向も併せ持つようにもなっているようです。
仕事は、決して“正解がある”ものばかりではありません。不確かな情報・状況の中においても、意志を持って決断をすることが求めら れる場面も多くあります。更に、これからの時代においては、“周囲との協同”が仕事を推進・創造をしていくことにもつながっていきます。
既存の社員の育成を含め、“企業・組織として何に取り組み、どのような変化を作っていくか”、内定者・新入社員の育成を通じて、 改めて議論・検討を行っていくべきであるとも言えます。
【プレリリース「2020年卒内定者は『パターン認識を駆使し、素早く変化を切り抜ける』~ 変化の激しい時代を、情報・ネットワークを上手く活用し、その場・状況に最も適した“適応”を選択する~」より|2019年11月・株式会社ファーストキャリア】
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