Donuts調べ
有休取得・残業時間の実態調査 残業時間の最長は「20代以下」13.35時間
2019.07.31
Donuts(東京・渋谷)は7月30日、「年次有給休暇取得率」と「一人あたりの月平均残業時間」に関する調査結果を発表した。
同調査によると、「20代以下」の残業時間が13.35時間と最長で、「60代以上」が5.68時間で最短であることが分かった。以下、リリースより。
主な集計結果
【一人あたりの月平均残業時間】
・性別: 「男性」は「女性」の約1.6倍となる、14.04時間
・世代別: 「20代以下」の残業時間が13.35時間と最長で、「60代以上」が5.68時間で最短
・勤続年数別:勤続年数ごとで大きな差は見られず、約11時間残業をしている割合が高い
【年次有給休暇取得率】
・性別: 「男性」と「女性」で取得率に大きな差はなく、平均約50.2%取得
・世代別: 「30代」が51.96%と取得率が最も高く、最も低いのは「50代」の46.09%
・勤続年数別:「5年未満」の従業員が52.25%と最も高く、「15年以上」の従業員が40.11%と最も低い
結果詳細
一人当たりの月平均残業時間
性別
「男性」は「女性」の約1.6倍となる、14.04時間残業をしています。
世代別
世代別では「20代以下」の残業時間が13.35時間と最も長く、世代が高くなるにつれて残業時間が短くなっています。最も短い残業時間は「60代以上」の5.68時間でした。
勤続年数別
現在働いている企業での勤続年数ごとの月平均残業時間に大きな差は見られず、一ヵ月に約11時間残業をしている割合が高くなっていました。
年次有給休暇取得率
性別
「男性」と「女性」で年次有給休暇取得率に大きな差はなく、平均約50.2%取得していました。
世代別
全世代のうち、「30代」が51.96%と年次有給休暇取得率が最も高くなっており、次いで「60代以上」が51.49%取得しています。最も取得率が低いのは「50代」の46.09%でした。
勤続年数別
現在働いている企業での勤続年数が「5年未満」の従業員が52.25%と年次有給休暇取得率が最も高くなっています。一方で「15年以上」の従業員の取得率が最も低く、40.11%でした。
考察
・一人あたりの月平均残業時間が最も長くなるのは性別で見た場合の「男性」の14.04時間でした。4月より施行されている働き方改革関連法では、「残業時間の上限は、原則として45時間」とされていますが、この上限に達していたケースはありませんでした。長時間労働は心身に大きなストレスを与え、ワークライフバランスを取ることができません。厚生労働省も業種別に長時間労働是正ハンドブックなどを発行しています。引き続き法令を遵守し、過度な残業が発生しないような管理が求められます。
・年次有給休暇は約40~50%取得している場合が多く、日本の取得率と同程度(※)でした。政府が2020年までに目標としている70%には遠い水準でした。年次有給休暇の適切な取得も、多様なワークライフバランスを実現する上で必要です。
※出典:厚生労働省作成リーフレット「働き方改革~一億総活躍社会の実現に向けて」https://www.mhlw.go.jp/content/000474499.pdf
調査概要
調査目的
年次有給休暇取得率と一人あたりの月平均残業時間に関するデータを明らかにする。
対象
・『ジョブカン勤怠管理』の出勤管理・休暇申請管理プランを利用している企業
・『ジョブカン労務管理』を利用している企業
対象データ
・年次有給休暇取得率調査
『ジョブカン勤怠管理』および『ジョブカン労務管理』に登録された従業員にその1年間で付与された年次有給休暇日数のうち、その1年間で消化された年次有給休暇日数の割合
・一人あたりの月平均残業時間調査
『ジョブカン労務管理』に登録されている従業員が『ジョブカン勤怠管理』にて出勤操作から退勤操作をするまでの労働時間から、各企業が定めた所定労働時間と休憩時間を差し引いた時間外労働時間
【プレスリリース「勤怠・労務管理システムの利用実績分析による有休取得・残業時間の実態調査。平均残業時間 世代別では10~20代が最長」(PR TIMES)より|2019年7月30日・株式会社Donuts】
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