futurelabo
令和大学生の「インターンシップ意識」、ベンチャー志向がより鮮明に
2019.06.04

インターンシップ総合サイト「インターンシップガイド」を運営するfuturelabo(東京都・渋谷)は、2019年5月30日に令和大学生(令和年号に就職予定の1〜3年の大学生)を対象に行った「インターンシップ意識」についての実態調査の結果を発表した。
同調査によると、令和大学生は学年が低いほどベンチャー志向が強いことが分かった。以下、リリースより。
調査結果詳細
志望業種
ベンチャーへの志望度は学年が下がるほど強まる傾向にあります。また、ベンチャー企業の中でも、学生ベンチャーにも興味を持つなど、大企業志向から離れて、幅広く選択肢を考えていることがうかがえます。
●「ベンチャー」を志望する比率:大学3年生:21.2%、大学2年生:21.0%、大学3年生:27.1%
●「学生ベンチャー」を志望する比率:大学3年生:11.4%、大学2年生:15.1%、大学3年生:21.3%
●「スタートアップ」を志望する比率:大学3年生:10.2%、大学2年生:11.5%、大学3年生:17.2%
気になる条件
「~が身に付く」といった、スキル取得に結び付くインターンシップを希望する学生の比率は、学年が低いほど高い傾向があります。
特に大学1年生においては、「語学力」「営業力」「資料作成力」「度胸」といった、他学年において優先度が比較的低かったより実践的なスキルの優先度が高い傾向にあります。
一方、企業の従業員規模へのこだわりは全体として低いものでした。これは、「就職」と「インターンシップ」という性質の違いも含まれていると考えられますが、学生の意識変化も少なからず影響していると考えられます。
インターンシップガイド登録学生の傾向
大学別では、東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学層(*1)の学生が全体の約25%、GMARCH 層(*2)の学生が約28%となっており、一定以上の学歴の大学生の方がインターンシップに意欲を示す傾向があります。
男女別では、女性比率が約58%と女性の方が多い状況となっています。元々、大学の学部生の男女比は55:45と言われておりますので、より女性の方がインターンシップに対する興味が強いことが分かります。
インターンシップガイドからのコメント
これらの傾向の想定される背景として、各種経済団体や大手企業経営者が「終身雇用の限界」を最近唱えているように、人生 100年時代の到来とビジネス環境の急激な変化により、企業1社で一生を終える時代ではなくなっていることが考えられます。
こうした環境変化を踏まえ、学生たちは、1社ではなく複数社で仕事をする「就社ではなく就職」の時代を見据えているものと思われます。その結果、徐々に「スキル志向」に向かわせている可能性が考えられます。
一方で、大企業であっても潰れる時代背景を踏まえ、官公庁を志望する学生も徐々に増えており、「ベンチャー志向」「安定志向」の両方に振られている傾向も読み取れます。
(*1)東京大学,一橋大学,京都大学,大阪大学,東京工業大学,早稲田大学,慶應義塾大学,上智大学,国際基督大学,東京理科大学
(*2)立教大学,明治大学,同志社大学,青山学院大学,関西学院大学,学習院大学,中央大学,立命館大学,法政大学,関西大学,豊田工業大学,東北大大学,名古屋大学,九州大学,北海道大学,東京外国語大学,神戸大学,横浜国立大学,千葉大学,筑波大学,津田塾大学,東京農工大学,お茶の水女子大学,大阪市立大学,広島大学,東京学芸大学,名古屋工業大学,首都大学東京,大阪府立大学,岡山大学,金沢大学,熊本大学,新潟大学,奈良女子大学,電気通信大学,名古屋市立大学,京都府立大学,横浜市立大学,京都工芸繊維大学
調査概要
実施時期:2019年4月~5月
調査手法:インターネット調査
調査対象:「インターンシップガイド」に登録した令和年号に就職予定の1〜3年の大学生17,294名
【プレスリリース「令和大学生に変化の兆し。ベンチャー志向がより鮮明に。~インターンシップガイドによる令和大学生のインターンシップ意識調査~ 」より|2019年5月30日・株式会社futurelabo】
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