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副業をしているエンジニアは6.6% 「時間の確保」が課題

2019.05.29

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総合人材サービスのパーソルグループでIT・ものづくりエンジニアの人材派遣を手掛けるパーソルテクノロジースタッフ(東京・新宿)は、5月28日、IT・機械電気領域で働くエンジニア922名および非エンジニア100名を対象に行った「副業」に関する調査の結果を発表した。

同調査によると、実際に「副業をしている」エンジニアは6.6%にとどまり、副業に興味があるエンジニアが、副業を始められていない理由は「時間がない」が38%で最も多かった。以下、リリースより。

※本調査におけるエンジニアとはIT・機電領域のエンジニアを指します。
※このアンケートで「副業」とは、収入を得るために携わる本業以外の仕事を指します。

主な調査結果

①エンジニアは、非エンジニアに比べて副業を開始している割合が4ポイント低い。
始められていない理由は「時間が捻出できない」がトップ。

②エンジニアは、副業で得られる「本業と違う楽しさ・やりがい」を非エンジニア職ほど求めていない。

③エンジニアは、「ウェブコンテンツやアプリの制作・改善・開発(21.7%)」「プロジェクトマネージメント(12.5%)」など技術力を生かした副業に興味が高い。

④副業に興味があるエンジニアが、副業を始められていない理由は「時間がない(38%)」「会社で副業が認められていない(31%)」

「ウェブコンテンツやアプリの制作・改善・開発(21.7%)」「プロジェクトマネージメント(12.5%)」など技術力や専門性を生かした副業に興味の高いエンジニア。副業をスタートしやすいイメージがありましたが、今回の調査では非エンジニア職と比較すると、副業を始めている人が4ポイント低い結果となりました。

副業に対する興味はあるものの副業を始められていない理由のトップは「副業をする時間が取れないから(38%)」。また、副業するにあたってはしっかり準備をしてから進めたいと慎重に考えるエンジニアが多いようです。

調査結果詳細

すでに「副業をしている」のは、エンジニアが非エンジニア職に比べて、4ポイント低い。

副業への意向・ステータスについて、エンジニア・非エンジニア職ともに大きな差異はなかったものの、副業を既にしている割合についてはエンジニアが4ポイント低い結果となった。

副業についての現在の状況

エンジニアは、非エンジニア職と比べて副業にやりがいを求めていない。

副業をしている、準備中、興味があると回答した方を対象にした、副業をしようと思った(興味を持った)理由を聞いた。エンジニア・非エンジニアの差が出たのは、「本業と違う世界の楽しさややりがいを感じたいから」と「時間的に余裕があるから」の2項目

非エンジニア職が本業以外でのやりがいを副業に求める(28%)のに対し、エンジニアは20%となった。本業で十分なやりがいを得られている、ということがあるかもしれない。また、非エンジニアが「時間的に余裕があるから(21%)」では、エンジニアは15ポイント差の6%となった。副業に充てる時間がないエンジニアが多い。

副業をしようと思った(興味を持った)理由

エンジニアは、技術力を生かした副業に興味が高い。

非エンジニア職は、「ネットオークションやフリマアプリ(32.8%)」、「ハンドメイド作品(19.0%)」、「代行業(19.0%)」など、本業と異なるジャンルが上位に挙がったが、エンジニアにおいては、エンジニアとしての専門性や技術力を活用した「ウェブコンテンツやアプリの制作・改善・開発(21.7%)」「プロジェクトマネージメント(12.5%)」などが上位に挙げられた。

やりたいと思う(している)副業

副業に興味があるエンジニアが、副業を始められていない理由は「時間がない(38%)」「会社で副業が認められていない(31%)」「知識や勉強が必要(26%)」

副業を始めていない理由について、非エンジニア職のトップは「会社で副業が認められていない(30%)」「副業の始め方が分からない(30%)」となったのに対し、エンジニアは「副業をする時間が取れない(38%)」となった。「知識や勉強が必要だから(26%)」についても非エンジニア職と比較して7ポイント高い結果となった。

副業先から雇用されるのではなく個人で受けるケースが多いことから、課題となる点をしっかり確認・準備をしてから始めたい、というエンジニアらしい仕事の進め方がくみ取れる。

副業を始めていない理由

エンジニアが副業可能な短時間の派遣求人案件を拡充
副業開始~開始後にまつわるさまざまなリスクを副業としての派遣で解消し、エンジニアの多様な働き方を支援します。

このように、手に職があり副業を始めやすいイメージのあるエンジニアですが、実際には「副業に興味はあるが、自分が捻出できる時間の中でマッチする副業を見つけられない」「雇用ではなく個人で受けることが多い副業に際し、さまざまなリスクに備えてしっかり事前準備をしてから始めたい」といった懸念があり、エンジニアの副業は思ったほど進んでいません。

パーソルテクノロジースタッフの「ワークチェンジ推進部」では、これまで週5日フルタイムニーズが中心だった派遣求人案件に、“ダブルワークや週に数時間だけ…”といった求人案件を拡充することで、多様なエンジニアの自分らしい働き方、キャリア実現を目指します。

副業先との雇用契約や個人で業務委託契約などを結ぶケースに比べて、派遣での副業は、勤務時間や給与、対応業務などの条件面を事前に確認しやすいメリットがあります。

短時間の派遣求人案件を拡充することで、副業に興味はあるが、時間や事前準備、業務にまつわるさまざまなリスクなどが課題になり始められていなかったエンジニアをサポートし、エンジニアの多様な働き方を実現します。

パーソルテクノロジースタッフでは、エンジニアとして働きたい方のスタート支援、さらなるキャリアアップ、スキルアップを実現したい方の成長支援など、さまざまな観点から今後もエンジニアのキャリア支援に向けた取り組みを行ってまいります。

調査概要

【調査期間】2019年3月
【対象】関東・東海・関西エリアに在住している20~50代男女の社員・派遣・業務委託・フリーランスIT・機電領域エンジニア922名、非エンジニア100名
【調査方法】インターネットによるアンケート回答方式

【プレスリリース「パーソルテクノロジースタッフ エンジニアの副業を調査 エンジニアの約6割は副業に興味あるも時間が捻出できず、副業するのは7%にとどまる~エンジニアが副業可能な短時間の求人案件を拡充~」より(パーソルテクノロジースタッフ)|パーソルテクノロジースタッフ株式会社・2019年5月28日】

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