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新卒時に内定辞退をした理由。2位は「やりたいことや興味が別の分野に移ったため」。1位は?

2019.05.06

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【20代既卒者の就職活動に関する意識調査】9割以上が苦戦と回答。売り手市場の恩恵を受けられず

第二新卒・既卒・フリーターといった、20代若手に特化した人材紹介事業を運営するUZUZ(ウズウズ)[東京・新宿]は、5月2日に、20代の既卒(正社員/契約社員としての就業経験がない求職者)を対象にした就職活動に関する意識調査の結果を発表した。

調査からは、現在の就職活動に対して苦戦していると回答した人が91.5%に及んだことや、新卒時の内定辞退理由で最も多かったのが、「親や周囲に反対された」だったことがわかった。以下、リリースより。

【調査結果サマリー】

  • 現在の就職活動に対して苦戦していると回答した人は「91.5%」という結果に
  • 新卒時の内定辞退理由は「親や周囲に反対された」が最多。
  • これからの就職活動で一番不安なことは「やりたい仕事、自分に向いている仕事が分からない」

Q1.どのような理由で既卒になりましたか?

UZUZ【調査リリース】2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大2

Q1-2.【「学生時代に就職活動をしなかったため」と回答した人】新卒時に就職活動をしなかったのはなぜですか?

UZUZ【調査リリース】2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大3

既卒として就職活動をしている593名のうち36.1%が「学生時代に就職活動をしていたなかった」という結果となりました。就職活動をしなかった理由としては「自分のやりたいことが分からなかったため(24.6%)」「就職以外でやりたいことがあったため(24.6%)」と回答した人が最多となりました。
その他の回答としては、「海外での就職を考えていた」「アルバイト先で就職をしようと思っていた」「親族の介護のため」などがありました。

Q1-3.【「学生時代に就職活動をしたが、内定を獲得できなかったため」と答えた人】内定を獲得できなかったのはなぜだと思いますか?

UZUZ【調査リリース】2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大4

「学生時代に就職活動をしたが、内定を獲得できなかったため」と回答した方のうち、内定を獲得できなかった理由として「自己分析が不足していた(28.7%)」が最多の結果となりました。
他に多かったのは、「選考社数が少なかったため(18.0%)」「業界や職種を絞り過ぎてしまったため(13.1%)」という回答ですが、これは売り手市場の影響から、選考社数(業界や職種含む)を絞りすぎたと考えることができます。
その他の回答としては、「就活費用が足りなくなってしまった」「就活の方法がわからなかった」などがありました。

Q1-4.【「学生時代に内定を獲得したが、辞退したため」と回答した人】新卒時の内定を辞退したのはなぜですか?

UZUZ【調査リリース】2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大5

「学生時代に内定を獲得したが、辞退したため」と回答した方のうち、内定を辞退した理由として、「親や周囲の方から反対されたため(27.6%)」と回答した方が最多となりました。
「オヤカク(内定予定者の親に対して、企業が内定承諾の確認を行うこと)」を行う企業も増えており、内定承諾をするにあたり、周囲の合意も大きく影響することが分かります。
その他の回答としては、「なりゆきで受けた会社だった」「留年をすることになった」「あまり企業について知らないまま内定承諾をしてしまったため」などがあがりました。

Q2.現在の就職活動で不安に感じていることはありますか?1位~3位を選んでください。

(※上位3つのみ抜粋)
■回答選択肢一覧
・やりたい仕事、自分に向いている仕事が分からない
・そもそもどんな仕事があるのか分からない
・書類の書き方や面接が不安
・経歴のブランクをどう説明するか分からない
・相談出来る相手が周囲にいない
・求人票の情報しかないため不安
・特にない

UZUZ【調査リリース】2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大6
既卒として就職活動をしている593名のうち、「やりたい仕事、自分に向いている仕事が分からない」と回答した人が最多となりました。
「書類の書き方や面接が不安」と回答した人は、1~3位で満遍なく多く、就活ノウハウに関して不安を感じている人が多いことがわかります。また、「経歴のブランクをどう説明するか分からない」「相談できる相手が周囲にいない」など、既卒就活ならではの不安を感じている方も多い結果となりました。

Q3.現在の就職活動のご状況はいかがですか?

UZUZ【調査リリース】2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大①

既卒として就職活動をしている593名のうち、実に91.5%の人が「現在の就職活動に苦戦している」という結果となりました。売り手市場とはいえ、いまだに新卒人気は根強く、今後の通年採用拡大に伴う企業側の認識の変化(卒業前の新卒だけを優遇しない)や4月以外での若手人材の受け入れ体制作りが、今後の課題になっていくと考えます。

Q4. 現在の就職活動で大切にしていることは何ですか? 1位~3位まで選んでください。

(※上位3つのみ抜粋)
■回答選択肢一覧
・ワークライフバランス
・会社の規模の大きさ、知名度
・会社の安定性
・会社の将来性
・教育制度
・社会的意義のある仕事
・キャリアアップ
・良好な人間関係
・希望の職種
・希望の業界
・勤務地
・休日の多さ(土日休みなど)
・福利厚生
・給料

UZUZ【調査リリース】2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大7

既卒として就職活動をしている593名のうち、仕事内容よりも、「勤務地」や「休日の多さ(土日休みなど)」「ワークライフバランス」といった「働く環境や働き方」を重視する方が多い結果となりました。
一方「会社の規模の大きさ、知名度」「キャリアアップ」などの優先度が低く、仕事以外のプライベートを重視する傾向にあることが分かります。

【調査背景】

2022年春入社から「通年採用」を拡大

4月19日、経団連は新卒学生の就職活動について、2022年入社の学生から通年採用を広げていく方針で大学側と合意しました。4月の新卒一括採用(入社)に偏った採用慣行を見直し、2022年春入社から大学卒業後の選考など、複数の方式による採用方式へと徐々に移行していく予定です。

グローバル化とデジタル化が進み、企業はITや海外文化や語学に習熟した人材を確保し、競争力を高めようとしています。しかし、現在の新卒就活は早期化が進んでおり、学生の希望とずれる「ミスマッチ」も起きやすくなっているだけでなく、学生時代に専門知識の習得や留学経験を積めないまま就職することで未成熟な状態での就職となってしまっています。
今後は新卒採用でも、ITなどの専門技術を重視した、ジョブ型採用も視野に入れ、学生個人の意思に応じた複線的で多様な採用形態に移行していくことが考えられます。
ジョブ型採用以外にも、インターンを重視した就活や卒業後の就活など、就職活動の方式が多様化していく見込みです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43901930Y9A410C1MM8000/
出所:2019/4/18日本経済新聞朝刊

本調査では現在「既卒」を対象に、就職活動に関する意識調査を行いました。

「既卒」とは

一般的には「大学・短大・専門学校・高校などの卒業後に正社員もしくは契約社員として勤務したことのない若年者」を指す言葉として使用されています。実は明確な定義はなく、採用市場で慣習的に使われている表現です。

【調査概要】

調査の方法:キャリアカウンセリングにお越しいただいた際にアンケートを実施
調査の対象:既卒として就職活動中の20代男女
有効回答数:593名
調査実施日:2018年9月28日~2019年3月31日

【過去の調査結果】

「第二新卒・既卒の20代に聞いた就職活動に関する調査(2018/10/11公開)
https://uzuz.jp/news/release_181011/

【プレスリリース「【調査リリース】2022年春入社の学生から「通年採用」を拡大|20代「既卒」に聞いた就職活動に関する意識調査|売り手市場ながら「91.5%」が現在の就職活動に対して「苦戦している」という結果に」より|2019年5月2日・株式会社UZUZ】

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