話題のコワーキングスペース - WeWork での働き方
採用応募数が1.6倍増加! ベルフェイスが語る WeWork を活用した企業ブランディング
2019.04.10
今話題のコミュニティ型ワークスペース WeWork(ウィーワーク)。WeWork は、利用者同士が交流を図り、コミュニティを形成することでビジネスの後押しをする。社外リソースとの協業やアントレプレナーシップの醸成を目指す大企業の利用も増えている。
シェアオフィスやコワーキングスペースは数多くあるが、なぜ WeWork は、これほど人気を集めているのか。京橋にある WeWork 東京スクエアガーデンに入居し、先進的な働き方の実現と企業ブランディングに成功したベルフェイスの人事責任者・西島悠蔵氏とインサイドセールス支援事業部・小山紗由美氏に“新しいオフィスの活用法”を取材した。【取材日:2019年3月12日】
世界27カ国・40万人以上のコミュニティを持つ WeWork
ニューヨーク発の WeWork は、全世界27カ国100都市に展開するコミュニティ型ワークスペースだ。「ただ生きるためではなく、生きがいが感じられる世界をつくる」をミッションに掲げ、質の高いオフィス機能と先進的なコミュニティを提供する。共有スペースを利用したイベントや専用アプリなどを通じてオフラインコミュニティを形成し、イノベーションの創出、採用活動の強化、新規営業先の開拓にも寄与している。
WeWork の特徴は、コミュニティに拡張性があることだ。世界各国にあるそれぞれの WeWork が一つのローカルコミュニティとして機能しており、グローバル展開がしやすくなる。世界425カ所以上の拠点で40万人以上メンバーとつながる機会を持てるオフィスは他にないだろう。当然ながら日本国内でも交流ができ、東京・大阪・横浜・福岡に拠点を構える多様な企業やフリーランサーに出会える。
こうした幅広いコミュニケーションを円滑に進められるよう、各拠点にはメンバーをサポートするコミュニティチームが常駐している。毎日ランチ会や勉強会、お酒を飲みながら気軽に触れ合えるハッピーアワーなど何かしらのイベントが開催され、コミュニティチームがメンバー同士を仲介。WeWork を起点に新しいビジネスチャンスが生まれることが多く、事業的にも相性の良いメンバーとのネットワークが構築できるのだ。
可変的オフィスで流動的な社内体制・働き方に対応
営業に特化したWeb会議システムを開発・販売するベンチャー企業「ベルフェイス」も、
WeWork の環境をビジネスに生かしている。2017年9月から約1年で社員数4倍、売り上げが3倍に急拡大した同社は、複数のオフィスを検討した末に WeWork を選んだ。人事チーム 責任者の西島氏は、
WeWork に入居した理由についてこう語る。
「ベルフェイスは2017年9月時点では10人足らずでしたが、現在は約40人、これから数カ月で約60人規模まで拡大し、いずれ100人規模になるでしょう。とはいえ、今から100人規模のオフィスを借りるのは非効率です。そこで、規模に応じて柔軟に労働環境を整えられる WeWork に目を付けました」(西島氏)
オフィス移転には敷金礼金含め多額の費用が必要だが、WeWork であれば初期費用を大幅に抑えながら、従業員規模に合わせて最適なオフィス環境を整えられ、結果的にオフィスにかかるコストを大幅に削減できる。人数変動が激しいスタートアップ期には、自前のオフィスは成長の足かせになるケースがあるが、これが WeWork では解決されるという。
※関連:人事のキャリア「人の可能性を信じ続ける」それが人事の真髄。(ベルフェイス・西島悠蔵さん)
求人応募数が1.6倍増加。オフィスも企業ブランディングに寄与する時代
さらに、WeWork への移転後は求人の応募数が1.6倍に増え、採用活動がスムーズになった。社員にとって、快適で先進的な WeWork で働けることは大きな魅力だ。
WeWork で働く風景を求人広告に掲載することで、オフィスのオープンな印象を伝えることができるため、新卒・中途問わず反響は上々。また、急成長中のスタートアップ企業としてのブランディングにも寄与している。特に、採用難易度が高いエンジニアやデザイナーは、自由で快適な労働環境を好む傾向があり、WeWork にオフィスを構えていることが、採用時のアピールポイントになった。
社員の働き方にも変化が生まれた。ベルフェイスはエンジニアのリモート勤務を認めており、ほとんどのエンジニアは月1回程度しか出社しなかった。しかし、WeWork に移転してからは出社頻度が増加し、中には週3回出社するエンジニアも出てきた。10倍以上の出社率である。そのことで今まで希薄になりがちだったエンジニアとのコミュニケーションが活性化し、業務のすり合わせもスムーズになった。
「WeWork にはビールサーバーがあり、メンバーは毎日利用できます。通常の業務時間にビールを楽しめるとあって、何となくオフィスに来たくなる社員も多いようです。飲みながらラフにビジネストークができるので、社内コミュニケーションが活発になりチームビルディングに貢献しています」(西島氏)
コミュニティチームのサポートでグローバル展開も順調に
コミュニティチームから国内外のビジネスマッチングに関するサポートを受けられるのも WeWork ならではの魅力だ。ベルフェイスは今年グローバル展開に注力する予定で、まずは2月にカナダの WeWork でビジネスマッチングを行った。
ビジネスマッチングをサポートしたのはコミュニティチームだ。日本とカナダのコミュニティチーム同士が連絡を取り合い、カナダの WeWork に「日本企業のベルフェイスが訪問します」といった内容のポスターを掲示して事前に告知。アポイントの確約に加えて会議室の手配まで依頼できたため、わずか1回の訪問で9社との商談が実現した。
オフィス内で生まれたつながりからビジネスチャンス到来
拠点内でも多くの接点を持つことができる。ベルフェイスのインサイドセールスを担当する小山氏は、オフィスで1日中商談に明け暮れている。フリースペースでメンバーと雑談しながらサービスを紹介することも。一般的な営業トークよりもカジュアルに話せるため相手の心理的ハードルも下がる。
WeWork には豊富な共用エリアがあり、大小の会議室を利用して企業独自のイベントを開催できる。ベルフェイスのセールスチームは、これまで社外イベントや展示会で新規営業を行うことが多かったが、WeWork に入居してからは会議室を利用してセミナーを開催し、潜在層にアプローチして営業活動を行っている。セミナーでは、ベルフェイスが提供するWeb会議ツールを実際に使いながら操作説明を行う。
「これまで自社でイベントを行う場合は外部の会議室を借りていたため、時間も費用もかかりましたが、一般的な会議室だと見た目もパッとせず、アクセスの良さも考慮するとなるとなかなかいい場所が見つかりません。WeWork にはブランドがあり、空間デザインも美しいので、セミナーの集客力が上がりました。わざわざ東京出張のタイミングをセミナー日程に合わせて来てくださるお客様もいます」(小山氏)
他拠点の WeWork でイベントを開催し、交流の幅を広げている企業もある。リラックスした雰囲気なので商談が盛り上がりやすく、営業のクロージングもしやすい。つながりの量だけでなく、質も高められるのだ。
コミュニティを重要視する先進的なオフィスは、より豊かな働き方を実現する
社内外のコミュニケーション活性化は、企業の成長に大きく貢献する。これからは横のつながりが財産になる時代であり、他拠点と多くの接点を持てるオフィスの価値は高まっていく。企業ブランディングにも寄与し、採用面でもプラスに働くだろう。
コミュニティ型ワークスペースを活用して「豊かな働き方を実現する」選択肢を考慮してはいかがだろうか。
WeWork とは
今話題のコミュニティ型ワークスペース。オフィス運営の費用削減だけでなく、イノベーションの創出、採用活動の強化、新規営業先の開拓、イベント開催やネットワーキングの拠点としても活用されています。
詳細はこちら https://weworkjpn.com/
【企画:@人事編集部広告制作部】
@人事主催「働き方改革」セミナーを WeWork で開催しました!
新しい働き方や採用戦略をテーマにしたセミナー「人事の学び舎Vol.9」を WeWork 東京スクエアガーデンで開催しました。働き方改革に加えて副業、リモートワークなどの多様な働き方が注目される中、「人事最大の任務」でもある採用活動がどう変わるのか。HR業界のキーパーソンとして、本記事でインタビューした西島悠蔵さん(ベルフェイス)、山田賢輔さん(ウォンテッドリー)、石倉秀明さん(働き方ファーム/キャスター)の3人が登壇しました。
執筆者紹介
萩原かおり(はぎわら・かおり) フリーランスのライター・編集者。美容と心理が専門で、婚活パーティーの取材人数は200人を超える。三度の飯と執筆が同じくらい好き。求人・化粧品・社史制作を経て独立。現在は執筆業を中心に、取材記事から広告・LP・メルマガ作成まで幅広く活動中。休日はエステとジムに通い詰める美容オタク。 https://note.mu/hagitaro1010
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