サービスピックアップ 「Wantedly Admin」
共感重視の採用ブランディングを実現。定着する活躍人材を獲得できる「リクルートメントマーケティング」とは
2019.04.02

採用戦略においてブランディングの重要性が謳われてしばらく経つが、戦略的な採用ブランディングを自社で実現できている会社は多くない。そんな中、国内最大級のリクルートメントマーケティングツール「Wantedly Admin」が採用ブランディングとして活用され、活躍人材の確保に貢献している。
「Wantedly Admin」とは一体どういったサービスなのか。メリットや使い方のコツをウォンテッドリー社の山田賢輔さん(写真左)と菰田滉平さんに伺った【2019年1月10日取材:萩原かおり】。
条件ではなくビジョンで会社を選べば離職率が下がる
サービス開始から7年が経過し、登録企業数が3万社(取材時点)を超えました。Wantedly Adminは、「社風に合った人を採用したい」「会社の事業や理念に共感する人を採用したい」と考えている企業に適した求人媒体として活用されています。
一般的な求人媒体ではどうしても給与・待遇がメイン情報になりがちです。「とにかく能力が高い人を採用したい」というのであればそれでも良いかもしれませんが、条件で会社を選んだ人は、もっと良い条件の仕事があれば転職してしまう。これではいつまでも採用活動が終わりませんし、会社の成長にもつながりません。また、条件面以外に魅力がある会社はどうしても不利な立場に置かれてしまいます。
一方、Wantedlyは従来の求人媒体とは全く異なり、募集ページに給与や待遇などの記載を禁止しています。メイン情報は会社のビジョンやミッションで、掲載情報の基本項目は次の4つです。
〇なにをやっているのか
〇なぜやるのか
〇どうやっているのか
〇こんなことやります
条件面の情報がありませんから、求職者は会社の中身やビジョンで応募先を選ばざるを得ません。ビジョン重視の採用は面接官の主観に合否が左右されにくいのも大きな特徴で、Wantedlyはビジョンに共感した人を採用できる唯一の媒体だと言えるのです。
表示情報は自社で編集可能なためフォーマット内で自由に要項を書くことができ、写真でも社風をアピールできます。
また、知名度がない会社でも目立つチャンスがあるため、中小企業の採用にも適しています。一般的な求人媒体は掲載料に応じて広告枠が決定し、高いコストを支払わなければ露出量を増やすことができません。限られた採用コストで運用する場合は小さな広告枠で地道にアピールするしかない。
しかしWantedly Adminは月額料金のみ、成功報酬なしというシンプルな料金形態で、広告枠の大きさや、掲載できる記事数はどのプランでも同じ。利用プランによって掲載順位を決めることもしないため、どんな会社にも平等に採用チャンスがあるフェアな媒体です。
ビジョンで採用すれば定着する
教育IT系サービスを提供している企業様では、約20名の社員のうち、半数近くをWantedly Adminで採用しています。約3年が経っても誰も退職しておらず、社員の定着率アップにつながっています。
採用の成功だけでなく、社員の定着にもつながっているのは、Wantedly Adminの企業ページが、まず「会社のビジョン」「大切にしている価値観」を明記している点にあります。
これにより、同じ志向性を持った方を採用しやすくなりますし、企業風土が伝わるのでミスマッチを防げるのです。会社へのロイヤリティが高い社員は、高いモチベーションを維持し、大きな成果を出す傾向があります。
ブログ機能である「フィード」はフェイスブックのようにさまざまな記事を投稿でき、会社の生の声を伝えられます。
フィードに書くと反響が良い記事は、代表取締役の創業ストーリーや、その職種で今働いている方へのインタビューなど。社員インタビューを掲載すると、どんな経緯で入社して、どんな仕事ができるのかを社員目線で語ることができます。こうした情報をざっと見るだけでも求職者には「どんな会社なのか」が肌感覚で伝わってきます。
字数制限や記事数の制限もないので、社員へのインタビュー、社内イベントの様子に加えて、メディア掲載情報など企業広報としての情報もたくさん掲載できます。サービス内容も具体的に伝えられ、競合他社との差別化にも役立ちます。
こうした記事をSNSでシェアして、社員とつながりのある人に自社を知っていただく機会も作れるのがWantedlyの特徴。拡散もしっかり行っていただくことで、露出量が増えて応募や採用につながっていくのです。
まずは「応募」ではなく「話を聞く」という接点を持つ
留学系サービスを提供している企業様では「海外好き歓迎! 全職種積極採用中! まずはオフィスに遊びに来ませんか?」という募集記事を掲載し、なんと約740人のエントリーがありました。
Wantedlyのエントリーボタンは「応募する」ではなく「話を聞きに行きたい」となっており、気軽に会いに行けるカジュアルさがあります。
知名度のある大企業であれば最初から応募しやすいかもしれませんが、よく知らない会社に履歴書や応募動機を書いて提出するのはハードルが高く、どうしても機会損失になりがちです。
その壁をクリアするために、あえて「話を聞きに行きたい」と応募ハードルを下げることで、まず会社を知ってもらうところからスタートできるようにしました。
多少手間はかかりますが、ざっくばらんに話しながらお互いの価値観をすり合わせることで、会社にマッチしている活躍人材を獲得できます。
時間をかけて口説いた社員は戦力になる
人材不足の今、大手から中小まですべての会社が採用ブランディングをするべきです。会社のことを伝えないまま、やみくもに人を採っても、転職しやすい状況なので会社とのすれ違いが起きるとすぐに退職してしまい、また採用しなければならなくなります。
「採用ブランディングを行った会社は離職率が下がる」というデータも出ており、ミッションに共感した社員は業績を上げやすい傾向もあります、採用ブランディングを通じて会社がメッセージを発信する重要性は今後もますます高まっていくでしょう。
採用ブランディングでます意識すべきことは、採用ターゲット層に会社を知ってもらうことです。
会社の存在を知らなければ応募もできませんから、どんどん情報発信して少しでも多くの人に知ってもらう努力が必要。情報を発信するときは半ば強制的に「どんなことを伝えれば良いのか」を考えざるを得ないので、会社に必要な人物像を見直すきっかけにもなります。
そのプロセスを経て記事作成をすることで採用活動の精度がさらに高くなります。
「優秀な人材=転職意欲が高い人材」ではありません。
だからこそ、多少負担が増えても気軽に会う機会を設けて接点をつくり、会社側から口説く工数を踏むべきです。会った段階では転職意欲がなくても、数か月後に転職意欲が芽生えて応募するケースはよくあります。ウォンテッドリーにも、そうやって時間をかけて採用した社員がたくさんいます。
自社で試行錯誤ができる
Wantedlyにはスカウト機能があり、いつでもユーザーに対して「話を聞きに来ませんか?」とオファーすることが可能です。チャットのようなメッセージ画面なので一斉送信のような機械的な印象にならず、スカウトの返信率は約20%と一般的な求人媒体の倍以上。求職者との関係性を築くのにも適しています。スカウト文面を試行錯誤して、30%以上の返信率を達成している企業もあります。
また掲載数に制限がないため、同じ職種でも複数の募集記事を作成してABテストをし、反響が良い募集の書き方を学んでいくこともできます。このように自社でPDCAを回しながら採用ノウハウを蓄積できるのもWantedlyならではの利点です。定期的に開催している無料相談会で成功事例なども共有しているので、採用活動の見直しを考えている場合はぜひご検討ください。
自由なフォーマットでシゴトの魅力を伝えよう! 若手優秀層へリーチできるリクルートメントマーケティングツール
「Wantedly Admin」
会社のビジョンや理念への共感に重点を置いた採用サービス。会社のビジョンや理念、仕事のやりがいを約150万人の登録ユーザーに発信し、そこに共感したユーザーを採用できる。
詳細および資料請求はこちら
https://at-jinji.jp/service/506/622
【企画・制作:@人事編集部広告制作部】
執筆者紹介

萩原かおり(はぎわら・かおり) フリーランスのライター・編集者。美容と心理が専門で、婚活パーティーの取材人数は200人を超える。三度の飯と執筆が同じくらい好き。求人・化粧品・社史制作を経て独立。現在は執筆業を中心に、取材記事から広告・LP・メルマガ作成まで幅広く活動中。休日はエステとジムに通い詰める美容オタク。 https://note.mu/hagitaro1010
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