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学生がまとめた2020年卒就活サイト情報


【採用担当者向け】2020年卒採用 就活サイトまとめ 主要11サイト比較一覧

2019.03.13

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掲載企業・登録学生数や料金、特徴、学生側のメリット・デメリット、使いやすさなどを紹介。中小企業にもおすすめのサイトも

2019年3月1日から、2020年卒の採用広報活動が解禁になった。ここ数年の売り手市場に加えて、今年は経団連から発表された就活ルール廃止前の最後の就活で注目が集まる。採用担当者にとっては、就活ナビサイトの選択も採用活動を成功させるうえで重要な分岐点になるだろう。

今回は、去年就活を経験した学生視点で代表的な11の就活ナビサイトを分析している。今年のサイトの特徴として、LINE連携やWebセミナーの充実などがあげられる。
※情報は2019年3月6日調査時点。

【参考】求人募集の書き方(業務ガイド)

目次
  1. リクナビ
  2. マイナビ
  3. キャリタス就活(ディスコ)
  4. ダイヤモンド就活ナビ
  5. ブンナビ(文化放送就職ナビ)
  6. あさがくナビ(朝日学情ナビ)
  7. アクセス就活ラボ
  8. アスリート就職ナビ
  9. JOBRASS(アイデム)
  10. みんなの就職活動日記
  11. ロジカル就活

1.リクナビ

リクナビの2020卒向け新卒採用サイト

リクナビは、新卒採用サイトの中でも掲載企業数でトップを誇る。また、リクナビ2018データ2017年3月1日時点によると掲載企業の54%以上が中小企業であり、バランスの良い企業構成になっているといえる。
学生視点では、就職活動をしている学生の8割が利用しており、学生が入社企業を決めたサイトNo.1になっている。

リクナビのHP

https://job.rikunabi.com/2020/

掲載企業数

31,448社(2019年3月6日現在)

基本料金

30万円~

特徴

全国各地で合同説明会を開催しており、特定の学生層を対象としたイベントも開催している。説明会に来ることができない学生がいた場合も、Webセミナーや説明会を利用して企業への理解を深めてもらうことが可能。また、「リクナビ インターンシップ」というインターンシップ専門のサイトがあり、早期から学生に関心を持ってもらうことができる。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • リクナビ経由で合説に登録すると、スケジュールを自動で登録し、通知してくれるので、就活生から忘れられにくい
  • アプリあり
デメリット
  • 全部の就活サイトでいえることだが、就活サイトを経由せず自分で企業の採用マイページに登録したほうがマイページの登録はスムーズ
使いやすさ
  • 自分の学校の学生が注目している企業をランキングで見ることができる
  • 先輩インタビューを見ることができる
  • 対象学生別に、リクナビ2020薬学やリクナビ2020医療福祉等の差異とあり

2.マイナビ

マイナビの2020卒新卒採用サイト

マイナビは、就職情報サイト会員登録率、就職情報サイトエントリー利用率、就職情報サイト説明会予約利用率、学生満足度の4項目で就職サイトNo.1になっている。

マイナビのHP

https://job.mynavi.jp/2020/

登録学生数

約80万人(2017年10月現在)

掲載企業数

24,004社(2019年3月6日現在)

基本料金

基本パッケージ:160万円

特徴

全国で合同説明会を開催している。また、マイナビでは「マイナビTV」というコンテンツに力を入れており、マイナビTVでは、会社説明会や就活講座を視聴することができる。学生はチャットを利用して質問をしたり、出席表を出したりできるので、忙しい学生とも相互コミュニケーションをとることが可能。スカウト機能を利用して学生に直接アピールすることもできる。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 検討リストにあげた企業へ一括でエントリーできる
  • 友達や家族に、LINEを通して長所・短所を聞くことができる他己分析機能がある
  • アプリあり
使いやすさ
  • 同じ大学・学部の人がエントリーした企業ランキングを見ることができる
  • 医療/福祉ナビや薬学生ナビなど一部専攻別サイトがある

3.キャリタス就活(ディスコ)

キャリタス2020卒新卒採用サイト

キャリタスでは、就活生に大学への求人票配布実績を公開している。また、新しいオプションである「キャリタスContact」ではLINEを通して企業と学生とがコミュニケーションがとることができる。

キャリタスのHP

https://job.career-tasu.jp/2020/top/

登録学生数

約45万人(キャリタス就活2019実績)

掲載企業数

16,265社(2019年3月6日現在)

基本料金

スタンダードプラン:90万円

特徴

キャリタスでは合同説明会を開催している。ほかにWebセミナーも開催しており、生放送中にはチャットができる。また、企業はプロフィールシートを見て、学生にスカウトメールを出すこともできる。さらに、国内最大級OB・OG訪問プラットフォーム「VISITS OB」とのサービス連携をしている。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 日本経済新聞と業務提携しており、日経の注目ニュース&リサーチというサイトを閲覧できる
  • Q&Aコミュニティのキャリタスlinqがある
  • 求人票実績が検索結果で見れる
  • アプリあり
使いやすさ
  • キャリタス理系学生、WOMAN、薬学生、福祉、看護の別サイトあり
  • 関西や中国・四国採用の地域特化の別サイトあり
  • VISITS OBと提携しているので、OB訪問を気軽に行える

4.ダイヤモンド就活ナビ

ダイヤモンド就活ナビの2020卒新卒採用サイト

ダイヤモンド就活ナビは、地方での就職活動に便利な就活サイトだ。トップページでは、県・エリアを選択して地元の就職情報を調べることが可能で、U・Iターンを考える学生におすすめな仕様になっている。

ダイヤモンド就活ナビのHP

https://navi20.shukatsu.jp/20/

特徴

ダイヤモンド就活ナビでは、合同エントリー会や就活ゼミを開催している。どちらも参加企業は非公開のため、先入観を持たない学生にアプローチすることができる。イベントは小規模開催で、参加学生全員と接触しやすい。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 就活ナビから登録した説明会のスケジュールが自動的に書き込まれる
  • 「週刊ダイヤモンド」のビジネス情報サイトよりコンテンツ配信
  • アプリあり
使いやすさ
  • 理系学生のためのページあり
  • 大学別のアプローチは少ないが、地方学生にとって使いやすい

5.ブンナビ(文化放送就職ナビ)

ブンナビの2020卒新卒採用サイト

ブンナビは、企業の財務&CSR-DATAの掲載を特徴としているサイトだ。そのため企業側は、会社情報・採用情報・財務&CSR-DATAなどの採用基本機能は無料で利用することができる。

ブンナビ(文化放送就職ナビ)のHP

https://bunnabi.jp/2020/

掲載企業数

7,925社(2019年3月6日現在)

基本料金

基本PRパック:50万円

特徴

ブンナビガイダンス・ブンナビ就職LIVE・就職対策講座などのイベントを開催している。また、文化放送の関連会社が運営しているため、企業の採用担当がラジオ放送を行うこともある。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 経常利益・売り上げ高など他社サイトとは違う方法で検索ができる
  • 気になる企業のチェックボックスにチェックを入れるだけで、企業比較ができる
デメリット
  • イベントアプリはあるが、専用のアプリがない
使いやすさ
  • 大学の採用実績と先輩の人気順位を検索結果と企業画面で見ることができる
  • ブンナビ薬学・文化放送ナースナビあり
  • 複数の就職ナビのポータルとなっており、それぞれのナビで検索する必要がない

6.あさがくナビ(朝日学情ナビ)

あさがくナビ2020卒新卒採用サイト

あさがくナビ(朝日学情ナビ)は優良中小・中堅に特化した採用サイトだ。学生側も中堅・中小企業を希望する会員が80%を占めている。また、1社あたりの会員数は他社サイトの6.5倍になっている。

あさがくナビ(朝日学情ナビ)のHP

https://www.gakujo.ne.jp/2020/

登録学生数

408,882人(2019年2月1日時点)

掲載企業数

2,564社(2019年2月1日時点)

基本料金

50万円~

特徴

あさがくナビが主催する「就職博」は、来場した学生の行動データをすべてデータ化している。そのため、ダイレクトスカウトや求人案内を行う際に積極的に行動をしている学生に向けたアプローチもできる。また、「オファー機能」では、学生がマイページ上で10社まで第1志望群の企業を登録することができるので、学生の志望度の把握に役立つ。Web面談・面接システムでは地方に住む学生との面接が可能。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 「自分らしさ」がPRできる写真機能あり
  • 第一志望群の企業を登録可能
  • 就活ニュースペーパーで朝日新聞のダイジェストを確認可能
  • アプリあり
使いやすさ
  • 理系ナビあり
  • 早慶上智クラスの利用率は関東の大学のうち8.4%なので高いとはいえない

7.アクセス就活

アクセス就活ラボの2020卒新卒採用サイト

アクセス就活はさまざまな視点から企業を探すことのできる就活サイトだ。企業イメージの写真をクリックする検索や、働く社員が語る職種や仕事の魅力から探す検索機能は、このサイトならではだといえる。

アクセス就活のHP

https://job.ac-lab.jp/2020/front/top/top.html

基本料金

基本企画:35万円

特徴

アクセス就活では、合同企業説明会を開催している。サイト上のJOBマッチ診断では、学生の仕事に対する考え方を診断し、マッチングした企業をランキング形式で紹介している。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 会員登録時に「好きなもの」を登録することで「好きなもの」が共通した学生が閲覧している企業を見ることができる
使いやすさ
  • 大学で採用実績のある企業が一発検索できる
  • ほかの大手サイトと比べると利用できるコンテンツは少ない

8.アスリート就職ナビ

アスリート就職ナビの2020卒新卒採用サイト

アスリート就職ナビは、体育会系学生限定の採用サイトだ。求人案内は非公開求人のみで、スピード感のある選考を行うことができる。

アスリート就職ナビのHP

https://asupura.com/2020/

登録学生数

2,2630人

掲載企業数

2004年から約3000社(年間800社以上)

特徴

アスリート就職ナビは体育会系学生限定の合同説明会を行っている。また、企業は体育会系学生の専用レジュメを閲覧してスカウトメッセージを送付してアプローチが可能。個社セミナー動員企画として、体育会系学生を集客してくれるコースもある。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 無料、非公開求人、体育会系限定ということで体育会系学生であれば登録する人は一定数以上いるとみられる。
  • 部活で忙しい人も選考回数が短くなっているので短期間で就活を終えられる
  • 体育会系の先輩の就活ノウハウが手に入る
使いやすさ
  • コラム、ESの書き方解説などすべてのコンテンツが体育会系向けなので自分に合った情報を見つけやすい

9.JOBRASS(アイデム)

JOBRASS(アイデム)の新卒採用サイト

JOBRASSは就活生の約4人に1人が登録している逆求人型の採用サイトだ。登録できる卒業年度がフリーなので、インターンシップ等で1,2年生にアプローチすることも可能。ESだけでなく動画、研究資料、画像などを閲覧して多方面から学生を知ることができる。

JOBRASS(アイデム)のHP

https://jobrass.com/gakusei/SCST00101

登録学生数

約20万人(2017年1月現在)

基本料金

年次導入費20万円、月額5万円

特徴

JOBRASSにはオファープランと新卒紹介プランがある。オファープランでは、検索項目にチェックを入れて、求める学生をピンポイントで探すことができる。新卒紹介プランでは、キャリアコンサルタントが学生を紹介する。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • ES以外のプロフィールも掲載できる
  • 企業インタビューに力が入っている。並び順も新着順or更新順なので今まで知らなかった業界を知るきっかけに
  • 業界研究のまとめ記事がわかりやすい。業界の特徴、具体的な志望動機、アピールすべきポイントを網羅している
使いやすさ
  • 関東在住者の大学グループのうち約35%を早慶上智・GMARCHが占めており、実際に利用されている印象はある
  • オファープランの学生検索項目に「大学」があるので、大学別にアプローチしてもらえる可能性がある
  • 逆求人型サイトに必要なシステムはそろっている印象

10.みんなの就職活動日記

みんなの就活2020卒新卒採用サイト

みんなの就職活動日記は、学生が就活状況を報告しあえる掲示板だ。企業側にとっては採用サイトというより、学生が使用する掲示板に広告や企業情報を掲載することで、認知度をあげるという使い方ができる。

みんなの就職活動日記のHP

https://www.nikki.ne.jp/

登録学生数

約36万人

掲載企業数

2,9000社(口コミ)

特徴

みんなの就職活動日記ではIT Job Festa、Woman Job Festa など分野別の合同説明会を開催している。業界別採用企業まとめでは、先輩社員の声を一覧で見ることができる。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 掲示板を見ると、学生が他に興味を持っている企業をランキング形式で見ることができる
  • 内定者の志望動機が公開されているため、自分の志望動機とマッチングしているかを確かめることができる
デメリット
  • 採用サイトではないので、企業のイベント情報はわからない
使いやすさ
  • みんなのキャンパス(大学生の講義評価サイト)と連結している

11.ロジカル就活

ロジカル就活2020卒新卒採用サイト

ロジカル就活は学生が「数値や事実データを基に、論理的に判断する」ことを目的とした真相採用サイトだ。経営情報を重視する学生が興味を持ちやすい仕様になっている。

ロジカル就活のHP

https://logi-s.jp/members/

掲載企業数

3723社

特徴

ロジカル就活では、企業名非公開で1社40分程度の時間を設けた説明会を行っている。
サイトでは、IR情報による企業検索ができるので「実力がある企業」が学生の目に触れる機会が増える。

学生側のメリット・デメリット・使いやすさ

メリット
  • 注目すべきポイントや企業の総評をまとめたSRレポートを閲覧できる
  • 検索条件・並び替えに「3期連続増収」や上場市場などの「経営情報」が使われている
使いやすさ
  • 大学・理系別のコンテンツがない

※情報は2019年3月6日調査時点。

執筆者紹介

高橋日奈子(たかはし・ひなこ) ライター。統計学や環境経済学の分野に関心を持つ。早稲田大学政治経済学部に在籍中。※情報は2017年10月時点

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