ビースタイル調べ
主婦の就職活動と“災害”に関する調査 56.7%が「災害考慮する」と回答
2019.03.05

主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(ビースタイル/東京・新宿)の調査機関しゅふJOB総研は、3月4日、働く主婦層に対して行った『災害と就職活動』に関するアンケート調査結果を公表した。
同調査によると、就職活動の際、災害が発生した場合のことも「考慮する」と回答したのは全体の56.7%だった。また、災害を想定した際の仕事選びで最も気になる項目が「家と職場の距離の短さ」(79.4%)であることが分かった。以下リリースより。
調査結果概要
1.就職活動の際、災害が発生した場合のことも「考慮する」56.7%
2.災害を想定した際の仕事選びで気になるのは「家と職場の距離の短さ」79.4%
3.仕事で外出中にあらかじめ備えていること「飲料水や食料の貯蔵」52.7%
4.フリーコメントより
1.就職活動の際、災害が発生した場合のことも「考慮する」56.7%
2.災害を想定した際の仕事選びで気になるのは「家と職場の距離の短さ」79.4%
3.仕事で外出中にあらかじめ備えていること「飲料水や食料の貯蔵」52.7%
4.フリーコメントより
◇フリーコメントより(年代:就業形態)
- 東日本大震災の時は、電車が止まり自宅に帰れなかったため、徒歩で帰ることができる職場が理想です(50代:今は働いていない)
- 震災がまだ身近と感じておらず、仕事の選ぶ時には考えもしなかった。今回このようなテーマで気づきました(50代:派遣社員)
- 災害時の被害が少ないとされる地域で働きたいと思う(60代:今は働いていない)
- 在宅での仕事がもっと普及すれば災害に強い職場ができると思います(40代:パート/アルバイト)
- テレカを1枚持っている方が良いと思う。仕事場に1足スニーカーを置いて置く(50代:今は働いていない)
- なってみないとわからない 災害慣れしてないので(40代:パート/アルバイト)
- 職場での防災訓練は必須だと思う(40代:派遣社員)
- 有事の時家族優先にできること(40代:契約社員)
- 仕事をしていたほうが主婦で家にいるより、災害時には情報が入ったり、仲間がいるので安心(30代:今は働いていない)
- そんなこと言ってる場合じゃない。とにかく仕事を見つけたい(40代:パート/アルバイト)
- いつ災害が起きてもおかしくない昨今なので…現在就業中の職場で対策をほとんどしていないことに恐怖を感じてます(40代:パート/アルバイト)
- 普段から体を鍛えて、自力で逃げられるようにしたい。長距離の徒歩での移動など。必要なら。安全に死ねる方法も考えておく(50代:SOHO/在宅ワーク)
- 危険と思われるときは予め休みにするなど事前対策を十分に取るのがのぞましいー 先日の台風に備えてのように(50代:契約社員)
- 防災、減災、避難訓練、地域との連携などに関心が高い職場は好印象。そういう職場に勤めたいと思うし、家族がそういう職場に勤務していたら安心感がある(30代:今は働いていない)
- 仕事柄、家族よりも優先させなければならない事態かあると考えております(40代:パート/アルバイト)
- ビルの耐震性には注意しています。老朽化がみえるような会社は選びません(30代:パート/アルバイト)
- 災害時に働かねばならない職業の人には感謝しかないので、その方たちのサポートが出来たらしたいと思う(40代:パート/アルバイト)
- 現状では、災害を想定しての仕事選びより、条件や給料を優先させてしまっている(40代:派遣社員)
- 非正規社員の場合は、給与保証や仕事の継続が大きな問題となります。法的にも考えて欲しいです(60代:派遣社員)
- 高層ビルは本当は嫌だ(40代:今は働いていない)
- 現職場では、正社員にはヘルメットと安全靴が支給されているが、パートにはない。そういうのは仕事を決める上ではわからないなと思う(40代:パート/アルバイト)
- 業務ブース内 携帯持込禁止 は、とても不安。子供からの連絡にはすぐに応対出来るような職場が良い(50代:契約社員)
- 災害のことを考えていては行動範囲が狭まり窮屈になってしまう(50代:派遣社員)
- 都内での仕事を考えた時に、災害時に子どもを迎えにいけないというのがネックで諦めている。電車が止まっても帰れる範囲というのは重要(30代:今は働いていない)
- 災害は事故のようなもの。そこを前提にして考える必要は無いように思います(50代:今は働いていない)
- 地震は仕方ないが、台風など事前に被害が予想できるときは、休みにした方が良い(50代:パート/アルバイト)
しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
今年で東日本大震災発生から8年となりました。阪神淡路大震災からは24年。年月が過ぎるとともに、記憶の中にはどうしても風化してしまう部分がありますが、それでも心に刻み込まれた悲しみはずっと強く残り続けています。働く主婦層に対し「就職活動の際、あなたは災害が発生した場合のことも考慮した上で仕事を選びますか?」と尋ねたところ、「考慮する」と回答した人が過半数となりました。過去の大災害の記憶だけでなく、豪雨や台風など毎年災害が続いていることも影響しているように思います。
では、いざ仕事を選ぶ際にどんなことがポイントになるのかについては、8割近い人が「家と職場の距離の短さ」と回答しました。続く「通勤時間の短さ」も6割以上の人が選択しています。通勤時間よりも、距離の短さをポイントとして選択した人の方が多かったのは、災害で公共交通機関が止まってしまった際に、徒歩で帰宅することも念頭に置いているからかもしれません。また、さらに注目すべきは「災害を想定することはない」と回答した人が3.8%しかいなかったことです。就活する主婦のほとんどが、仕事選びの際に多少なりとも災害を意識しているということになります。
仕事で外出中に災害が発生した場合を想定して備えていることを尋ねると、「飲料水や食料を貯蔵している」と回答した人が過半数いました。「特に備えはしていない」という人は16.7%で、8割以上の人は何らかの備えをしているようです。
フリーコメントには、災害と仕事選びに関する様々な声が寄せられました。自身の体験から、「東日本大震災の時は、電車が止まり自宅に帰れなかったため、徒歩で帰ることができる職場が理想」「高層ビルは本当は嫌だ」などの声がある一方、就活においては「そんなこと言ってる場合じゃない。とにかく仕事を見つけたい」と切実な声もあります。災害のことが気になりつつも、気にしすぎてしまうと仕事が見つからないというジレンマに陥ってしまうケースもあるようです。
主婦層の就活・仕事選びは、常に家庭とのバランスを考慮した中で行われます。しかし、災害は社会で生きるすべての人に降りかかる可能性があり、影響を及ぼすものです。主婦層に限らず、就業中の災害発生は、働くすべての人が想定し備えておくべきことなのだと考えます。
調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:713名
調査実施日:2018年9月26日(水)~2018年10月8日(月)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者
【プレスリリース「東日本大震災から8年・・・<主婦の就職活動と“災害”に関する調査>災害考慮する 56.7%」(PRTIMES)より|2019年3月4日・株式会社ピーススタイル】
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