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人事の学び舎Vol.9「働き方改革」セミナーレポート


【速報】働き方改革で採用戦略はどう変わる? HR業界のリーダーが激論

2019.02.27

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@人事は26日、新しい働き方や採用戦略をテーマにしたセミナー「人事の学び舎Vol.9」をWeWork東京スクエアガーデンで開催した。働き方改革に加えて副業、リモートワークなどの多様な働き方が注目される中、「人事最大の任務」でもある採用活動がどう変わるのか。HR業界のキーパーソンとして、西島悠蔵さん(ベルフェイス)、山田賢輔さん(ウォンテッドリー)、石倉秀明さん(働き方ファーム/キャスター)の3人が登壇。会場に集まった人事担当者や関係者ら約50人と共に、近年の採用動向の変化や人事課題の具体的な解決策を考えた。

目次
  1. 副業を前提とした入社希望者が増加
  2. 「働き方新時代」の採用担当者にはプロデュース力が必要
  3. コミュニケーションが生まれるオフィスのつくり方

副業を前提とした入社希望者が増加

ベルフェイスの西島悠蔵さん

西島さんや山田さんによると、新卒採用では正社員、大企業思考の「従来通り」の学生と、起業経験や自分でマネタイズできる仕組みを持つ「ビジネスに積極的」な学生との二極化が進んでいるという。
【写真】ベルフェイスの西島悠蔵さん

一方、中途採用では入社前に副業ができるか確認する応募者が増えているそうだ。近年は働き方の多様化をかなえるツールやプラットフォームが増えたこともあり、年収アップやキャリアアップを目的に副業する人が増えている。しかし、企業側は情報流出や社員の勤怠管理を不安視して副業を解禁できずにいるケースもある。

3人が勤める会社はいずれも副業が可能だ。副業に関するルールは特に定めておらず、社員の副業の内容も把握していないという。各社では「性善説」(西島さん)、「個人のキャリアを制限できない」(石倉さん)との考え方が根付いている。

しかし、実際に会社で新しい働き方を実践するのは容易ではない。西島さんは「人事担当者が自ら副業やリモートワークを実践するといい。一部では(副業やリモートワークに)ネガティブなイメージを持っているかもしれないが、実際は副業で人材の価値が高められることを体を張って伝えたい」と助言した。社内で実際に成功事例を作り、目に見える形でメリットを社員に示すと新しい働き方を浸透させやすいかもしれない。

「働き方新時代」の採用担当者にはプロデュース力が必要

yamada3 働き方ファーム/キャスターの石倉秀明

働き方改革が進み、雇用形態や働く時間、場所の希望はますます多様化する。採用手法も複雑になる一方で、人事担当者に求められる役割や能力はどう変わるのか。

【写真 上:ウォンテッドリーの山田賢輔さん。下:働き方ファーム/キャスターの石倉秀明さん

山田さんは「リファラル採用やダイレクトリクルーティングなど、これまで『できる人事』がやっていたことは明文化された。(採用手法では)差がなくなる」と分析。その代わり、応募者にどのような魅力付けのメッセージを送るか考え、事業部と協力して活躍できる人材を採用して、その人が実際に活躍できる場をつくれる「採用力+α」の力が必要になる。

「+α」を得るには、採用市場の動向から自社の事業モデルまで理解しなければならず、人事担当者だけでは太刀打ちできない。

その解決策の一つが、現場の社員に採用に関わってもらうこと。西島さんは「採用の責任を現場に落とし、人事担当者は彼らの『採用のパートナー』となる。入社から退職まで、社員が会社のファンであり続けられるようにプロデュースするポジションになるのでは」と予想。「人事担当者が直接手を動かすのではなく、現場の社員をいかに活動しやすくさせられる(仕組みを作れる)かどうかが重要になる」(石倉さん)

山田さんによると、ウォンテッドリーでは各事業部のKPIに「採用人数」が設定され、評価項目にも「採用にどれだけ貢献したか」を含んでいるそうだ。ベルフェイスでも現場社員だけで求める人材のペルソナを考える会議をし、採用活動に現場を巻き込んでいるという。人事担当者が採用市場の動向を現場の社員と共有し、モチベーションを高める仕掛けを作っていかに連携できるか。これこそが、これからの人事担当者に必要な能力となるに違いない。

コミュニケーションが生まれるオフィスのつくり方

WeWork Japanの鈴木省吾さん

パネルディスカッションに続き、WeWork Japanの鈴木省吾さん【写真】が人々の交流が生まれるオフィスづくりについて講演した。

オフィスは人がいかに動きやすく、コミュニケーションできるスペースであるかが重要だ。廊下を人々がすれ違う時に少し会釈したくなる幅に設計する、透過性の高い空間で互いの姿を可視化するなど、空間づくりによって交流を促進することで新しいアイデアやビジネスが生まれる可能性がある。

WeWorkではビックデータを基にオフィスをデザインし、入居者の交流が生まれやすい設計にこだわる。さらに、イベントの開催や入居者専用のSNS運用などの交流促進の仕掛けもあるそうだ。入居者同士のつながりが生まれ、新たなビジネスチャンスも期待できる。詳細はWeWorkの公式サイトで確認できる。

セミナーや講演の終了後にはWeWork東京スクエアガーデンのオフィス見学ツアーや登壇者と参加者による交流会があった。

※西島さん、山田さん、石倉さんによるセミナーや鈴木さんの講演内容の詳細は、後日、「@人事デジタルライブラリー」(動画)で公開予定。
@人事デジタルライブラリーでは過去の人事の学び舎の動画も視聴できます。

人事の学び舎Vol.9 概要

「働き方改革関連法」の施行が2019年4月に迫り、対応は待ったなしの状況です。これから本格化していく働き方改革の推進によって、人事担当者はどのように取り組んでいくべきなのか。今回は、「採用」と「コミュニケーション」について、企業の戦略や事例に触れながら解説します。また、セミナー後の交流会では、今話題のコミュニティ型ワークスペースWeWorkのオフィスツアーも開催します!

プログラム

■パネルディスカッション
・テーマ:働き方改革最前線! 働き方改革による採用戦略の変化とは
・登壇者:西島悠蔵(ベルフェイス株式会社 コーポレート事業部人事広報チームリーダー)
山田賢輔(ウォンテッドリー株式会社 マーケティング/採用担当)
石倉秀明(モデレーター)(株式会社働き方ファーム 代表取締役/株式会社キャスター 取締役COO)

■企業講演
・テーマ:働き方の未来
・登壇者:鈴木省吾(WeWork Japanセールスディレクター)

■DATA
開催日:2019年2月26日(火)午後6時半~8時
会場:WeWork東京スクエアガーデン(東京都中央区京橋 3-1-1東京スクエアガーデン 14 階)
主催:@人事、WeWork Japan

※プログラム詳細はこちら

「人事の学び舎」とは

人事・総務担当者向け媒体で最大発行部数を誇るフリーマガジン「@人事」がプロデュースするアカデミックイベント。HR業界に幅広いネットワークを持つ@人事が、誌面に登場した人事業界のキーパーソンや、人事・総務担当者の時宜にかなった旬の著名人、第一人者を講師として招き「今、求められている」ノウハウやナレッジを提供する。
自らの仕事の価値を高めるため、最新の理論や手法を学びたい人事・総務担当者、経営者が集まる研鑽の場であり、共に学びあう者同士が業界の垣根を越え交流する場ともなるため、その空間はまさに人事のための「学び舎」となる。
※セミナーに関するお問い合わせは「人事の学び舎運営事務局」(academy@at-jinji.jp)まで。

【編集部より】
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