ライボ
就活の早期化 20卒の約6割は2018年6月以前に就活開始
2019.02.25
ライボ(東京・渋谷)は、2月25日、2020年に卒業予定の学生を対象に行った、就職活動に関する意識調査の結果を公表した。
調査によると、20卒の6割以上が2018年6月以前に就職活動を開始していることが分かった。以下、リリースより。
調査結果詳細
半数以上が2018年夏から就活開始
就職活動を開始した時期については以下のように、およそ6割の学生が2018年の6月以前に開始していることがわかりました。
また、2018年10~12月に就職活動をしている学生を含めると、およそ8割の学生が2018年中に就職活動を開始しており、就職活動の早期化が加速していることがわかります。
インターンシップへの参加理由 – 約6割が「選考で有利になる」
インターンシップについては、7割以上の学生がインターンシップに参加しており、参加する理由として、「志望企業・業界について知りたい」「選考で有利になる」がともに60.5%と、もっとも多い結果となりました。
続いて「何らかの経験を積みたい」が39.5%、「志望理由の材料にしたい」「エントリーする企業を絞りたい」がともに26.3%となりました。
この結果から、多くの学生が内定獲得や選考に向けて「有利な手段」としてインターンシップに参加していると言えます。
約8割のインターンシップで「早期選考の案内」有り
インターンシップ参加者に限定した早期選考の案内の有無について見てみると、以下のように約8割の学生が、早期選考の案内が「あった」と回答しました。
そのうち、案内された早期選考を「受けた」「今後受ける予定」の学生の割合は89.7%と、およそ9割にのぼります。
また、このようなインターンシップの参加者に限定した早期選考への印象について、「良い」印象を持つ学生割合は、(「4」「5」あわせて)62.8%となりました。
以上の結果を踏まえると、ルールの廃止が発表された当初は「学業がおろそかになる」などを懸念する声が挙がっていましたが、” 早めに選考を受けてじっくり就職先を検討したい” 学生にとっては、良い影響となっていると言えます。
既に内定獲得した就活生の8割は引き続き継続
内定率については、2019年2月時点で内定をもらっている割合は、27.2%であり、そのうちの就職活動を継続している割合は86.4% 。すでに入社予定先を決定し、就職活動を終了した割合は13.6%となりました。
志望業界・職種ともに「IT系」が上位入り
志望業界を選定するうえで、何を基軸として決めているかの質問に対しては、「自分のやりたい仕事ができる」が58.8%で最も多く、続いて「自分の能力や専門分野が活かせる」が33.4%、「これから市場が伸びそう」が31.4%という結果になりました。
また、これら3つが「収入が安定している」や「待遇が良い」を上回る結果となったことから、安定性よりも自身の適性や長期的な動向を見据えて就職活動をしていることがわかります。
志望者が多かった業界は、「ソフトウェア・IT」業界が45.1%と最も多く、続いて「金融・銀行」が19.6%、「通信」が15.7%という結果になりました。
志望職種に関しても、「企画・マーケティング」「営業・バイヤー」(ともに35.3%)に続いて「ITエンジニア」の志望者が27.5%となり、いずれもIT関連への仕事を志望する学生が多いことがわかりました。
今回のアンケートの結果から、就職活動の早期化が加速していることが明らかになりました。
それに伴い、学生が自身の就職先について慎重に考える期間が増え、大手企業や収入といった表面的な要素よりも、自分ののやりたいことや企業・業界の伸びしろといった内面的な要素から就職先を検討するようになっていることがわかります。
調査概要
- 調査内容:20年卒就活意識調査調査
- 調査対象:2020年卒業予定の学生のJobQ登録会員
- 有効回答:51件(男性 66.7%、女性 33.3%)
- 調査期間:2019年2月18日~2月21日
- 調査方法:Web上でのアンケート
【プレスリリース『キャリアや転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」が20年卒就活アンケートを実施ー半数以上が昨年夏から就活開始』(PR TIMES)より|2019年2月25日・株式会社ライボ】
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