ライボ調べ
「エンジニアの転職」調査 約6割が2回以上の転職を経験
2019.02.06

ライボ(東京・渋谷区)は、2月4日、転職経験者を対象に行ったエンジニアの転職に関する市場調査結果を発表した。
同調査によると、転職を経験したエンジニアのうち、2回以上転職した人が6割以上を占めていることが分かった。以下、リリースより。
【転職回数】※ 比較対象:35歳以下(アンケート回答者平均年齢:32.33歳)
アンケートの結果、転職経験者のこれまでの転職回数は、エンジニア以外の回答者は1回が47.0%、2回が19.7% 、3回が11.1%、4回が6.8%、5回以上が15.4% となり、約半数が1回であることが分かりました。
一方でエンジニアの転職回数は、1回が40.4%、2回が29.8%、3回が8.5%、4回が10.6%、5回以上15.4%となり 、エンジニア以外の回答者に比べて、2回以上転職をしている回答者が多い結果となりました。これらを踏まえると、エンジニアの転職頻度が上がっていることから、エンジニア需要が多くなっていることが言えます。
【転職活動の期間】
また、転職活動開始から内定するまでの期間は、エンジニア以外の回答者が、3ヵ月未満は46.5%、3ヵ月以上6ヵ月未満が30.6%、6ヵ月以上1年未満が15.9%、1年以上が7.0%でした。一方エンジニアの結果は、3ヵ月未満は41.1%、3ヵ月以上6ヵ月未満が42.9%、6ヵ月以上1年未満が10.7%、1年以上が5.4%と、「3ヶ月以上6ヶ月未満」の割合が多いことが分かりました。
この結果を踏まえると、近年のエンジニア需要過多の影響や副業やフリーランスを経て転職をする割合の増加などから、エンジニアは転職活動を3ヵ月以上はかけるが、1年以上はかけてしておらず、じっくりと転職を検討していると言えます。
【転職活動で活用した手段】
転職エージェントや転職サイトなどの転職サービス以外で活用した手段では、エンジニア以外は「会社の採用ページへの直接応募」が36.4%で最も多く、続いて多かったのは「人の紹介」が30.7%でした。
一方でエンジニアは、最も多かったのが「人の紹介」が43.2%、続いて「会社の採用ページへの直接応募」が40.5%と、非エンジニアに比べて「人の紹介」で転職した回答者が多い結果となりました。
以上のアンケートの結果から、ヘッドハンティングやサービスの利用よりも、リファラルでの応募や採用ページ直接応募の割合が非常に増えており、それによって現場社員の採用活動参加や採用広報の重要性が増している可能性があると言えます。
また、アンケートの中で、エンジニアのアウトプットに対する評価を元にオファーが届く「findy」「scouty」、また年収入札型のスカウトサービス「転職ドラフト」など、幅広い採用サービスの活用がみられました。これは、エンジニアの転職活動において、人の紹介で転職先が決定したうえで、業務委託や副業等で低頻度から業務に関わってから正式な転職の意思決定をするケースが増えていることからだと考えられます。そのため、焦って転職先を決定する必要がなく、逆に時間を必要以上にかけて転職活動する必要もないことがわかります。
調査概要
- 調査内容:転職活動調査
- 調査対象:転職活動の経験があるのJobQ登録会員
- 有効回答:203件
- 調査期間:2019年1月21日~1月24日
- 調査方法:Web上でのアンケート
会社概要
●会社名:株式会社ライボ
●代表者:小谷 匠
●所在地:〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町3-1
● 事業内容:転職/就職の匿名相談サイト JobQ[ジョブキュー]の運営
● 会社URL:http://laibo.jp
【プレスリリース「キャリアや転職に特化した匿名相談サービス『JobQ』がエンジニア転職活動アンケートを実施ーエンジニアの約6割が「2回以上転職」」(PR TIMES)より|2019年2月4日・株式会社ライボ】
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