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企画

オフィスで猫を飼ってみた 株式会社Everforth編


「好きな時間に、好きな場所で、好きなことをする」 猫がいることは自由な働き方の象徴

2018.12.05

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ペットが会社にいたら、仕事はもっと楽しくなるのでは? そんなペット好きの夢を叶えた会社を取材する連載企画。第4回となる今回は、社員と2匹の猫が居住空間を分けて共存する、株式会社Everforthをご紹介します。
【シリーズ】オフィスで猫を飼ってみた記事一覧

Everforthのオフィスは広い空間の一軒家。開放的なダイニング、ワインセラー完備など、とにかくオシャレ。さらに猫がいると、ここが「仕事をする場所」だという意識がなくなります。それが、Everforthが掲げる「好きなことを見つけ好きなことができる世界をつくる」というミッションの1つの表れでもあります。代表取締役 CEOの森下将憲さんとCCOの沖津竜平さんに、猫との暮らしについてお話を聞きました。
(2018年11月取材 聞き手:大橋博之)

株式会社Everforth

本店所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷2丁目31-5
事業内容:クラウドプラットフォーム事業、SaaS事業、メディア事業、システムインテグレーション事業ほか。
設立年月日:2010年10月
代表者:森下将憲
代表取締役 CEO:森下将憲
CCO:沖津竜平

▶Everforth社:猫の写真を見たい方はこちら

オフィスは一軒家。地下1階、地上4階。ワインセラーも完備

ウィル君&メル君

─株式会社Everforthの事業について教えてください。

森下:弊社は、「Prefer Cloud Platform」というクラウドプラットフォームの開発を行っています。
また、2018年に、「Prefer Cloud Platform」を用いた開発したファッションECサイト「MyColor」を運営する株式会社MyColorを設立し、同じオフィスで事業を展開しています。

─新国立競技場の側。千駄ヶ谷の豪邸一戸建てがオフィスとはすごいですね。

森下:地下1階、地上4階の一軒家です。400平米くらいですね。1階はエントランスとベッドルーム2つ。2階がミーティングスペースとダイニング。3階がオフィススペース。4階が会議室にベッドルーム。テラスがあってもう1つ屋上があります。地下1階は私のプライベートルームとワインセラー、イベントルーム・ライブラリーがあります。
スタッフはオフィススペースだけでなく、基本、どこで仕事をしても良いことになっています。また、2階や4階、地下でパーティーをよくやっています。

オフィスとは思えない、開放感のあるダイニングオフィスとは思えない、開放感のあるダイニング。

─いつからこちらの方に?

森下:2018年の4月からです。その前は自由が丘に住んでいました。自由が丘の一軒家が手狭になってきたので、探してここに引っ越しました。
ここを選んだ理由は単純で、東京の賃貸の一軒家で、一番条件が良い所だったからです。実は、賃貸の一軒家はなかなかないんですよ。しかも、都内となると相当難しい。これだけ良い物件となると他にはないので、選択肢は「ここしかなかった」という感じですね。

千駄ヶ谷の一軒家オフィス。森下さんの自宅でもある。千駄ヶ谷の一軒家オフィス。森下さんの自宅でもある。

─社員は何人ですか?

森下:社員という概念が曖昧ですが、常時、働いているメンバーは60人ほどです。でも、ここに来るのは5人くらいしかいないですけどね。毎日、誰かが必ず来る、というわけでもなくて、用事のあるスタッフが来るだけです。

─5人で4階建ての一軒家ですか!

森下:来るときは20人とか集まるので(笑)。

猫は自由にさせておけるので飼いやすい

─猫が2匹いるそうですが。

森下:ウィルとメルと言います。兄弟です。私は子どもの頃、犬や猫を飼っていたので、そろそろ飼おうかなと思ったくらいで、猫を飼うのに理由らしい理由はありませんでした。「猫がいれば和むんじゃないかな」と思ったくらいですね。
猫を探しているとき、たまたま仙台に住む知り合いが猫の里親を探していると聞いて、写真を見せてもらったら可愛かったので、「じゃ、もらいます」と。飼い始めたのは1年半くらい前から。2017年5月に生まれて、7月から飼い始めたので、まだ、2歳になっていない、わんぱく盛りです。

(左)代表取締役 CEOの森下将憲さんとメル君 (右)CCOの沖津竜平さんとウィル君(左)代表取締役 CEOの森下将憲さんとメルさん (右)CCOの沖津竜平さんとウィルくん

─どうしてオフィスで猫を飼おうと?

森下:私の自宅とオフィスが一緒なので、必然的にそうなった、というところです。
前の自由が丘のオフィスでは、猫はどこにいても自由、みたいにしていたんですが、ここに越してきてからは、地下の私のプライベートルームで飼っています。地下と言っても日の光が入る場所ですし、悪い環境ではありません。
オフィスでパーティーをやるときは私が料理を作って振る舞うのですが、猫を連れてくるとみんな喜ぶので、そのようなときは猫も自由にさせています。

─スタッフの方が猫と触れ合うのはパーティーのときくらい?

森下:いえ、猫が好きなスタッフは地下に来て猫と遊んでいますよ。私のプライベートルームは鍵も閉めていなくて出入り自由なんです。

─そもそも、なぜ犬ではなくて猫だったのですか?

森下:私が面倒くさがり屋だからですね。犬だと散歩させないといけないでしょ。でも、猫だと特別な世話をしなくても自由にしておける。餌は8時間に1回自動で出てくる給餌器を使っています。気を付けるのはトイレだけですね。そのトイレも猫用全自動トイレを使うことにしたので楽になりました。

地下のプライベートルームで自由に過ごすウィル君。地下のプライベートルームで自由に過ごすウィルくん。

猫が嫌いな人に共存を強いることはしたくない

─猫をオフィスで飼うことのメリットを教えてください。

森下:弊社は一軒家という変わったオフィスなので、初めて来た人にオフィスツアーをやるのですが、最後に猫を見せるとみんな大喜びします(笑)。

沖津:採用面でもメリットはあります。猫が好きな人を探している、というのではなく、僕らには「働くことと暮らすことの境界をなくしたい」という気持ちがあるんです。働かされる環境ではなく、パーティーもできるし、寝泊まりもできる。そこに猫もいる。この「一軒家のオフィスで猫がいる」という環境が、僕たちからさまざまな人たちへのメッセージになっている、ということはあります。

森下:つまり、猫がオフィスにいる、ということは、自由な働き方の1つの象徴でもあるんです。

─猫が働くことと暮らすことの境界線を外してくれる存在だということですね。

沖津:そうです。だから、猫がいることをエキセントリックに見せたいわけではないです。そもそも効果を考えて猫を飼っているわけでもありません。良い意味で結果的にそう見えている、という感じです。スタッフが60人いて、猫が2匹、というのはいいバランスだと思っています。

─リラックスできるように整備されたオフィスは多いですけど、そこに猫がいると、より和みますね。

沖津:弊社は、「好きな時間に、好きな場所で、好きなことをする」という会社です。時間も場所も自由。会社に来ても来なくてもいい。何でも良しの会社です。猫がいてもいい。

─逆にデメリットは?

森下:デメリットは何もないと思いますよ。あまりにも猫がオフィスを自由に動き回っていたら、デメリットが生じる可能性もあると思うのですが、今は完全に分けているので、その意味でもデメリットはありません。猫と遊びたくなったら行けばいいので。

─猫とオフィスを別にしていることが、メリットになっているんですね。

森下:そうです。いろんなスタッフやお客さんが出入りするので、猫が動き回るのも落ち着かない気がします。会いたいときに会いに行くことでメリハリができていいと思います。

猫に会いたくなったら会いに行く。空間を分けているからこそ、時間にメリハリが出るのだそう。猫に会いたくなったら会いに行く。空間を分けているからこそ、時間にメリハリが出るのだそう。

─猫アレルギーの方はいますか?

森下:います。でも、猫がいる場所と仕事場を分けているので、特にストレスはないと思います。

─オフィスに猫がいるけど、空間は別、というのも、猫を飼うオフィスの1つのスタイルとしてあってもいいですね。

沖津:猫が苦手な人もいますからね。それを我慢させるのは会社のポリシーに反しますしね。

森下:「好きな時間に、好きな場所で、好きなことをする」というのは、選択肢があることが大事だと思っています。強制するのではなく。

─犬を飼いたいというスタッフがいたら飼ってもいい?

森下:それもあり得ると思います。亀でもいい。可能性はあります。まあ、動物同士で喧嘩するのはよくないかもしれませんが……(笑)。

─ありがとうございました。2匹の猫がとても仲が良いのが和みます。

Everforthが考える、オフィスで猫を飼う3つのメリット

・猫がいると、働くことと暮らすことの境界線を外してくれる。
・猫がいる環境で働きたいと思ってもらえる。
・人間と猫の空間をあえて分けることで、メリハリのある仕事ができる。

おまけ

Everforthテラスにて

代表取締役 CEOの森下将憲さんとウィル君

箱が好きなウィル君

テラスでくつろぐウィル君

ウィル君

猫じゃらしで遊ぶ森下さんとメル君

ウィル君

高いところから覗くメルさん

ミーティングスペースで伸びるウィル君

素晴らしい躍動感を見せるメル君

とても仲良しなメル君とウィル君

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執筆者紹介

大橋 博之(おおはし・ひろゆき) インタビューライター。 大阪生まれ。徳間書店が刊行しているアニメ雑誌『アニメージュ』からライター・編集者をスタート。NECの関連会社で、PR・販促とweb制作に従事。webメディアの編集会社を経て、2016年にインタビュー・ライターとして独立。

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