マイナビ調べ
「第二新卒」が増加傾向に 企業とのミスマッチ解消が課題
2018.10.25
マイナビは、10月24日に、『マイナビ2019』に登録している既卒者を対象とした「2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」の結果を発表した。
それによると、回答者の在学中の内定率は5割を超えており、調査開始の2012年から6年間で35.6ポイント上昇していることから、一度就職後に再度就活を行う「第二新卒」が増加傾向にあることがわかった。以下、リリースより。
TOPICS
①在学中の内定率は5割を超え、一度就職後に就職活動を行う「第二新卒」の増加が目立つ
②現在の内定率は45.0%で、現役学生と比べ約4割低く、既卒者の活動は厳しい結果に
③「既卒者を受け付けている企業探しに苦労した」と回答した割合は6割で、前年より7.2pt減少。新卒学生と既卒者の垣根が徐々にではあるが低くなっている
調査結果の概要
在学中の内定率は5割を超え、一度就職後に就職活動を行う「第二新卒」の増加が目立つ
在学中の内定率は53.1%と前年より3.8pt増加し、調査を始めた2012年度(17.5%)から6年間で35.6pt上昇した。既卒者の中でも、在学中に内定を獲得したにも関わらず、就職活動を行っている人の割合が増加している。
その事情について聞くと、「一度就職したが、退職もしくは在職しながら再度就職活動を行っている」が54.1%(前年比21.2pt増)と半数を超え、いわゆる「第二新卒」の増加が目立つ。在学中に活動していなかった人も含めると、既卒者全体の22.8%(前年比10.3pt増)が第二新卒だった。
在学中の活動の反省点としては、内定獲得者、未内定者ともに「自己分析」の不十分さがあげられ、企業とのミスマッチを防ぐことの重要性がうかがえる。
現在の内定率は45.0%で、現役学生と比べ約4割低く、既卒者の活動は厳しい結果に
既卒者の調査時点での内定率は45.0%で、ここ数年横ばいとなっている(前年:44.0%)。現役学生の内定率は年々上昇し、8月末時点で83.4%に達していることと比べると、既卒者の活動は厳しいといえる。エントリー数や面接受験数も総じて現役学生より大きく下回る。
今後については、内定者のうち72.7%が「内々定先に満足したので終了する(前年比10.1pt増)」と回答し、前年より満足度は高い。
「既卒者を受け付けている企業探しに苦労した」と回答した割合は6割で、前年より7.2pt減少。新卒学生と既卒者の垣根が徐々にではあるが低くなっている
「既卒者を受け付けている企業探しに苦労した」と回答した割合は60.2%で前年より7.2pt減少した。まだ6割を超えるものの、企業側で新卒学生と既卒者の垣根が徐々にではあるが低くなっていることが感じられる。
また、インターンシップへの参加有無について聞いたところ、「在学中、卒業後ともにインターンシップに参加していない」割合が66.2%で最も高い。在学中の就職活動の反省点として自己分析の不十分さがあげられたが、インターンシップの参加率の低さも要因としてあげられそうだ。
「2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」概要
○調査方法/『マイナビ2019』会員のうち、既卒の登録者にWEB DMを配信
○調査期間/2018年9月13日(木)~10月1日(月)
○調査対象/マイナビ2019会員のうち、既卒の登録者40,089名
有効回答数269名(文系男子112名、理系男子51名、文系女子85名、理系女子21名
※本調査は2012年から実施し、今回が7回目となります。
※調査結果の詳細はこちらで公開しています。
https://saponet.mynavi.jp/
本件に関するお問い合わせ先
株式会社マイナビ
社長室リサーチ&マーケティング部 HRリサーチ1課
Tel:03-6267-4571
Fax:03-6267-4145
Email:myrm@mynavi.jp
【プレスリリース「『2018年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査』を発表」より(PRTIMES)|株式会社マイナビ・2018年10月24日】
@人事では『人事がラクに成果を出せるお役立ち資料』を揃えています。
@人事では、会員限定のお役立ち資料を無料で公開しています。
特に人事の皆さんに好評な人気資料は下記の通りです。
下記のボタンをクリックすると、人事がラクに成果を出すための資料が無料で手に入ります。
今、人事の皆さんに
支持されているお役立ち資料
@人事は、「業務を改善・効率化する法人向けサービス紹介」を通じて日本の人事を応援しています。採用、勤怠管理、研修、社員教育、法務、経理、物品経理 etc…
人事のお仕事で何かお困りごとがあれば、ぜひ私達に応援させてください。
「何か業務改善サービスを導入したいけど、今どんなサービスがあるのだろう?」
「自分たちに一番合っているサービスを探したいけど、どうしたらいいんだろう?」
そんな方は、下記のボタンを
クリックしてみてください。
サービスの利用は無料です。
関連記事
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
jinjer株式会社
ジンジャー人事労務で法改正対応の労働条件通知書テンプレートが利用可能に
クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjer(東京・新宿)は、2024年4月1日から施行された「労働基準法施行規則改正」に対応した、労働条件通知書テンプレート...
2024.04.17
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社Works Human Intelligence
大手企業の女性管理職比率向上施策に「施策の効果実感なし」と答えた従業員は4割以上
Works Human Intelligence(東京・港、以下WHI)は、大手企業の人事部と大手企業に勤務する従業員を対象に実施した、女性管理職比率向上に関する施策の実施状況や従...
2024.04.10
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
jinjer株式会社
ジンジャー人事労務から複数の行政サービスへの電子申請を1つのID・パスワードで申請が可能に
クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjer(東京・新宿)は3月21日、同システム内でGビズIDを使いe-Gov電子申請ができる機能を実装したと発表した。「電...
2024.03.27
あわせて読みたい
あわせて読みたい
人気の記事
-
ニュース・トレンド
HRトピック
企業と社員、双方にメリットがある「第3の賃上げ」とは?
-
ニュース・トレンド
2024年版日本における「働きがいのある会社」ランキングベスト100 記者発表会レポートvol.2
働きがいが「静かな退職」を防ぐ|荒川氏✕タイミー緒方氏トークセッション
-
ニュース・トレンド
イベントレポート|Unipos「2024年新春特別ウェビナー」前編
人手不足時代を乗り越えるために。人的資本経営のベストプラクティスを探る
-
PR企画
エントリー数前年比1.6倍、内定承諾率が大幅改善 。「note pro」がいま採用担当者に選ばれる理由とは?
-
ニュース・トレンド企画
25卒採用トレンド、動向まとめ
【25年卒採用】企業規模に関わらず企業側は高い採用意欲が継続。「採用3.0」のトレンド到来、AIを活用した採用手法が浸透するか
国内・海外ヘッドライン
THE SELECTION
-
PRTHE SELECTION企画
「置き型健康社食」がもたらす可能性とは
健康経営、採用強化、コミュニケーション活性化にも。 手軽に導入できる「食」の福利厚生
-
PRTHE SELECTION企画
街なかの証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」で、もっと社員の顔写真管理をラクに
社員証の写真、「最適化」できていますか? チーム力を強化する顔写真データ活用法とは
-
THE SELECTION特集
【特集】ChatGPT等の生成AIが一般化する社会で必須の人材戦略・人的資本経営の方法論
-
THE SELECTION企画
レポートまとめ
@人事主催セミナー「人事の学び舎」 人事・総務担当者が“今求める”ノウハウやナレッジを提供
-
THE SELECTION特集
特集「人手不足業界の逆襲」~外食産業編~
「見える化」と「属人化」の組み合わせが鍵。 丸亀製麺が外食業界を変える日
-
THE SELECTION特集
人事のキーパーソン2人が@人事読者の「組織改革」の疑問に答えます(第2弾)
数値化できない部署を無理に人事評価する方が問題。曽和利光×北野唯我対談
-
THE SELECTION会員限定特集
働きやすい職場づくり~サイバーエージェント編
「妊活支援」や 「働くママ・パパ支援」を、 一部の社員のものにしないためには?