【潜入取材】2019年度新卒採用 内定式
GMOペパボの内定式に密着! サッカーの記者会見場と化した現場は、異様な熱気に包まれていた!
2018.10.16
社員が映画のキャラクターや運動会の応援団長に扮するなど、毎年一風変わった内定式を行っているGMOペパボ株式会社(以下、ペパボ)。今年はどんなコンセプトなのか!? 10月1日に行われた内定式に、@人事編集部が潜入取材しました。(参照:去年の内定式の様子はコチラ)
今年の内定式のテーマはワールドカップ!?
会場に入ると、壁一面にどこか見覚えのある市松模様のバックパネルが準備されている真っ最中。一体何が始まるのか、ワクワクしながらメディア関係者の席で待っていると……。
テレビ画面に福岡オフィスのマネージャー・人事担当の皆さんが映し出されました。ユニフォームにタオルマフラーを巻いたこの姿は……。サッカーのサポーター!?
続いて、ペパボのマネージャー・役員陣がカメラを構えて続々と会場にやってきました。そう、今年の内定式のコンセプトは「サッカーワールドカップの記者会見」だったのです!
佐藤健太郎社長もとい代表監督率いる「サトケンJAPAN」の総勢12人の内定者たちを、記者(マネージャーの皆さん)とサポーター(福岡オフィスの皆さん)が迎え入れます。
「サトケンJAPAN」の入場に会場は大盛り上がり
高らかに鳴り響くFIFAのアンセムとともに、内定者の皆さんが入場しました。けたたましくたかれるカメラのフラッシュ! 盛り上がるサポーター! 異様な熱気に包まれる会場に、思わず笑みがこぼれる内定者たち……。
今年の夏に日本中を感動の渦に巻き込んだ、ロシアワールドカップを思い出して思わず興奮してしまったものの、これはあくまで内定式。
まずは社長・サトケン監督の挨拶から。
「2020年に向けて、新しい戦力を補強しました。多様性のある人材と柔軟性のある戦略で、確実に点を決められるチームに仕上げたいです」
代表監督の心強い言葉に、会場の空気が一気に引き締まります。
そして、サトケンJAPANの選手である12人の内定者の紹介が行われました。ポジション(職種)と名前が読み上げられると、記者から「おー!」という歓声が。
内定者代表挨拶では、「私たちはデジタルネイティブの世代です。1日でも早く仕事に慣れて“アウトプットすること”を実践し、インターネットで社会がもっと面白くなるようにしたいです」と、力強い一言。
サトケン監督から内定証書が授与されます。カメラのフラッシュがたかれ、サポーターの大きな拍手が鳴り響く中、晴れやかな表情で証書を受け取る内定者の皆さんが印象的でした。
「優勝するぞー!」というサトケン監督の掛け声に、「オー!」と答えて記念撮影。笑顔があふれる中、内定式は閉会しました。
今や社外からも注目される内定式に
このように一風変わった内定式を行う理由について担当者は、こう語ります。
「新卒入社という人生一度のイベント。その中でうちの会社を選んでくれた内定者に、企業理念でもある『もっとおもしろくできる』を体験してもらいたいんです」
確かに真面目で固い印象もある内定式が、こんなにユニークなものにできるのであれば、仕事の上で『もっとおもしろく』していくのなんて、むしろ簡単なことのように思えるかもしれません。
内定式だけでなく、入社式や新卒向けの大規模説明会も一風変わったものを毎年行っているため、メディアから、
「今年はどんなことをするんですか」と問い合わせがくることも珍しくないそう。その影響は社内にとどまらず、社外へも波及しているようです。
これだけインパクトのある式にも関わらず、コストはほとんど掛かっていないそうで、バックパネルを含めたすべての小道具はメンバーが持ち寄った物か手作りなんだとか。
真剣にリハーサルや設営をする姿からは、内定式にかける想いの強さと、少しでも内定者に喜んでもらおうとするサービス精神に溢れていて、立ち会った我々もあっけにとられながらも、どこか幸せな気分に浸りました。
少しの時間とアイディアで、内定者には一生の想い出を、社員には他にない一体感を与えるこの企画。意外と奥が深いのでは…としみじみ考えながら会社を後にしたのでした。
※GMOぺパボは来年度から新卒一括採用ではなく通年採用へと切り替えるため、新卒向け内定式は一旦今回が最後となります。
【撮影:加藤武、構成:編集部】
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執筆者紹介
山岡ソースケ・リホ(ライター) 人材会社出身のフリーライター夫婦。インタビュー取材からコンテンツ執筆、コピーライティングまで幅広く活動する。得意ジャンルは採用関連、ビジネス、IT、グルメなど。旅行が趣味で、毎月1回国内外問わず飛び立つ。阿佐ヶ谷在住で、街のグルメや面白スポットを開拓中。
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