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企画

オフィスで猫を飼ってみた ファーレイ株式会社編


過酷すぎる!? 海外メディアも驚く「猫と働けるオフィス」

2018.10.24

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ペットが会社にいたら、仕事はもっと楽しくなるのでは? そんなペット好きの夢を叶えた会社を取材する連載企画。第3回となる今回は、社員が7匹の猫と一緒に働く、ファーレイ株式会社が登場します。
【シリーズ】オフィスで猫を飼ってみた記事一覧

ファーレイは2009年から猫が歩き回るユニークな職場環境をSNSで公開し、大きな反響を集めてきました。

猫たちへの反響は海外にも及び、AP通信やロイター通信からも取材を受けたという同社。なぜオフィスで猫を飼い始めたのか? トラブルや困ったことはないのか? 代表取締役の福田英伸さんと広報担当の伊藤えりさんに話を聞きました。(2018年6月取材 聞き手:大橋博之)

ファーレイ株式会社

本店所在地:東京都中央区晴海 3-13-1 DEUX TOURS 46階
事業内容:会員管理システム、不動産情報管理システム、ウェブサイト構築、ウェブサイト運営ほか
設立年月日:2000年4月
代表取締役・福田英伸
広報担当・伊藤えり

▶ファーレイ社:猫の写真を見たい方はこちら

目次
  1. 10人の社員で、7匹の猫を飼育中
  2. 求人サイトを使用せず、SNS拡散力を活かして人材を獲得
  3. 猫を飼っている社員には、5,000円の猫手当を支給

10人の社員で、7匹の猫を飼育中

ファーレイ代表取締役の福田英伸氏と広報担当の伊藤えり氏代表取締役の福田英伸さんと広報担当の伊藤えりさん。

─ファーレイ株式会社の事業について教えてください。

福田:主に不動産会社向けの情報管理システムの開発と販売を行っています。不動産関連のWebサイト構築や広告制作なども手掛けています。例えばある大手不動産フランチャイズさんのWebシステムは、弊社で開発したものです。不動産会社が物件情報をユーザーに届けるお手伝いをしています。

─猫をたくさん飼っていますね。

伊藤:現在は7匹の猫がいます。最大9匹いたこともあります。

福田:社員が出社時に猫を連れてきて、退社時に連れて帰ります。そのため夜には猫はいなくなります。社員は10名で、猫を飼っているのは5人。ただし猫を飼っているけれど遠くて連れてこれない社員もいますし、1人で2匹以上連れてくる社員もいます。私は3匹飼っていて、3匹とも連れてきています。

─猫を飼い始めたきっかけを教えてください。

福田:会社を設立した20年前に、社員の1人が猫を飼っていたので、成り行きで連れてくることになりました。それからどんどん猫が増えて、気付いたら猫が絶えない会社になっていました。

求人サイトを使用せず、SNS拡散力を活かして人材を獲得

─会社で猫を飼うメリットを教えてください。

福田:求人広告費がかからないことです。弊社では求人ポータルサイトを使ったことがありません。「猫と一緒に仕事ができる会社」としてSNSで認知が広がったおかげで、会社説明会の開催を告知すると、たくさんの方が応募してくれます。中には弊社のtwitterを大学1年のときからフォローしていて、卒業したら入社したいと思っていたという方もいました。

伊藤:現在の社員は10人。猫のいる会社は、きっと温かい職場だと思ってくれる方が多いようです。

福田:社内のコミュニケーションの活性化にも猫が貢献していますね。仕事柄、パソコンに向かうことが多く無口になりがちですが、猫が何かやるたびに笑いが広がりますね。ゴミ箱をひっくり返すのはしょっちゅうですし、Skype通話の最中にキーボードを踏んづけたり、外出中に社員から意味不明な連絡が来たりすることもあります(笑)。

─経営面のメリットはありますか?

伊藤:「働き方改革」の事例として取材を受けることは多いですね。AP通信、ロイター通信、共同通信から取材を受けたので、それを見た海外のメディアからも取材が来ます。日本よりも海外メディアの取材が多い年もありますね。日本の過酷な労働環境と対比させて、「こんな会社もある」と紹介されることが多いです。

福田:猫経由でお客さんがきてくれることもありますね。猫好きの方が弊社を知ってくれていて、仕事の依頼をいただいたこともありました。

伊藤:繁盛するお店に看板猫がいたりするように、会社に猫がいると人が集まってくるのかもしれません。

ファーレイのオフィス①

─猫を飼うために苦労したことはありますか?

伊藤:満員電車で猫を連れてくることに苦労している社員はいますね。私も猫を連れてきているので、電車で鳴いたらどうしょうと思うことがあります。でも嫌な思いをしたことはないですね。席に座った隣の人が覗き込んできたり、小さい子どもが「にゃんにゃんだ」と話しかけてくれたりするので面白いです。

福田:オフィスではサーバーのスイッチを切られないようにプロテクトをかけていますが、一般家庭でやっていることと大差はないと思います。入社してくる社員も猫のことを知っている猫好きばかりなので、トラブルはないですね。

猫を飼っている社員には、5,000円の猫手当を支給

─社内での猫の世話はどのように行っていますか?

福田:託児所のようにみんなで世話をしています。ただしご飯とトイレの掃除だけは新入社員の担当になっています。といってもルールが決まっているわけではなく、新入社員が自主的にやっている形です。ご飯をあげないと、猫がなついてくれないんです。

─猫が飼えるオフィスはすぐに見つかりましたか?

福田:現在のオフィスは晴海のマンションの46階です。このマンションはペットとの共生を推進していて、住居としてもソーホーとしても入居可能でした。こうしたペット共存型のマンションは増えています。欠点は少し狭いこと。そのため部屋を2つ借りて、それぞれの部屋に猫を分けています。

─他に制度はありますか?

福田:猫を飼っている社員に月5,000円を支払う「猫手当」の制度があります。猫のご飯代にしてもらうことが目的です。ちなみに会社で出す猫のご飯は会社で負担しています。

─今日はありがとうございました。取材中も猫がたくさん寄ってきて嬉しかったです。

ファーレイのオフィス②

ファーレイが考える、オフィスで猫を飼う3つのメリット

・家で猫を飼っている社員が安心して働ける。
・求人広告を出さなくても、猫好きの人材が集まってくる。
・海外メディアからも取材が来るなど、企業のPRにつながる。

おまけ

ファーレイの猫①

ファーレイの猫②

ファーレイの猫③

ファーレイの猫④

ファーレイの猫⑤

ファーレイの猫⑥

ファーレイの猫⑦

ファーレイの猫⑧

ファーレイの猫⑨

ファーレイの猫⑩

ファーレイの猫⑪

ファーレイの猫⑫

ファーレイの猫⑬

ファーレイの猫⑭

ファーレイの猫⑯

ファーレイの猫⑰

ファーレイの猫⑱

ファーレイの猫⑲

ファーレイの猫⑳

ファーレイの猫㉑

ファーレイの猫㉒

ファーレイの猫㉓

ファーレイの猫㉔

>>>【シリーズ】オフィスで猫を飼ってみた記事一覧

執筆者紹介

大橋 博之(おおはし・ひろゆき) インタビューライター。 大阪生まれ。徳間書店が刊行しているアニメ雑誌『アニメージュ』からライター・編集者をスタート。NECの関連会社で、PR・販促とweb制作に従事。webメディアの編集会社を経て、2016年にインタビュー・ライターとして独立。

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