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書籍紹介

jMatsuzakiの「自己啓発書評」


毎日ワクワク楽しみながら仕事するにはどうすればいいのか?~『仕事は楽しいかね?』

2016.01.25

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私の愛しいアップルパイへ

この世には2種類の人間がいます。コカ・コーラを愛する人間と、ペプシ・コーラを愛する人間の2つですか?違います。楽しく仕事している人間と、我慢しながら仕事している人間の2つです。

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私は長い間、我慢しながら仕事している人間でした。極端な話、給料は我慢料だとすら思っていました。仕事が楽しいなんてまったく想像もしたこともありませんでした。我慢して仕事した結果やってくる休日が楽しいのは理解できましたが、仕事自体が楽しいだなんて!

しかし、人生とは分からないものです。そんな私もいまは仕事が楽しくて仕方がありません。もちろん、ヴェルタースオリジナルのおかげではありませんよ。

我慢しながら仕事している人間は、どうすれば仕事を楽しくて仕方ないものにできるのでしょうか。私の体験をお話することもできますが、今日はうってつけの一冊をご用意しました。その名も「仕事は楽しいかね?」です。

目次
  1. 毎日ワクワク楽しみながら仕事するにはどうすればいいのか?
  2. 「5年後、どんな地位についていたいか?」は愚かな質問
  3. 遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る
  4. 理屈で考えようとすればするほど泥沼にはまる
  5. 問題は何回も宝くじを引こうと思えるか
  6. 試してみることに失敗はない
  7. 試してみることが仕事を楽しくする鍵である

毎日ワクワク楽しみながら仕事するにはどうすればいいのか?

本書は、仕事のやりがいを失ってしまったある若者が、飛行機のトラブルで空港に足止めされたところから始まります。その若者の隣にたまたま起業家として著名な老人「マックス」が座ります。若者はマックスと対話するなかで、仕事を楽しくする秘訣を見出します。

以前紹介した『嫌われる勇気』のように若者と老人の対話を軸としたストーリー仕立てとなっておりとっつきやすく、読めばすぐに引き込まれる一冊です。
マックスは対話のなかで、事業に失敗して仕事にうんざりしていた主人公の若者の考えを一変させてしまいます。そのエッセンスをまとめましょう。

「5年後、どんな地位についていたいか?」は愚かな質問

最初に驚かされるのは、目標を設定してそこに向かって走っていくやり方を真っ先に否定してくることです。マックスは「頭のいい人がする一番愚かな質問は『あなたは5年後、どんな地位についていたいですか?』だ」とまで言っています。

目標設定の大きな誤りは、人生はなにかが規則正しく起こるような類のものではないということです。規則から外れたところでいろいろな教訓を得られます。

マックスは言います。

僕がいままでに掲げた目標が一つだけある。聞きたいかね?
ぜひ、と私は答える。
“明日は今日と違う自分になる”だよ。

第4章

遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る

偉大な仕事や大きな成果をあげるために、長期的な目標が必要だというのは一般的な考え方でしょう。しかし、偉大な発明家や革新者というのは得てして長期の目標に向かっていた人ではないものです。

本書で紹介されているスティーブ・ウォズニアックもそうです。アップル・コンピュータの第一号機をつくった彼は、ただ単に自分で道具を集めてつくったものを仲間に自慢気に見せただけでした。コンピュータを売るというアイデアさえウォズニアックのものではありませんでした。

“遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る”。意外かもしれませんが、目標設定と真逆にあるこの冗談みたいな教訓こそ、最も大きな成果をあげるための秘訣なのです。

理屈で考えようとすればするほど泥沼にはまる

理屈っぽい考えは、偶然を否定する方向に働きます。つまり、”遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る”ことにブレーキをかけようとします。

決められた課題をやればAの成績を得られる。決められた仕事をすれば昇給できる。言ってしまえばこの理屈は、長年の社会生活によって植え付けられた惰性的な習慣です。

このやり方は矛盾しています。他人を凌駕する人材になろうとして、それを他人と同じような人間になることで達成しようとしているのですから。

マックスは“試すこと”、“変化すること”、“進化すること”をコイン投げと表現して、こんなふうに言います。

いままでに読んだ素晴らしい小説の中で、ベストセラーにならなかったものが何冊あるか、考えてごらん。地方の劇場に出ている俳優だって、ブロードウェイの俳優と同じくらい実力のある人が何人いるだろう。
問題は、才能のあるなしでもなければ、勤勉かどうかってことでもない。
コイン投げの達人じゃないってことなんだ。

第5章

問題は何回も宝くじを引こうと思えるか

私の大好きなマックスの言葉にこんなものがあります。

必要は発明の母かもしれない。
だけど、偶然は発明の父なんだ。

第6章

実験が成功する確率を十分の一だとしましょう。実際はもっと低いかもしれません。問題は、この失敗を前提とした宝くじを何回も引こうと思えるかどうかなのです。

我々はどうしても、適切なときとか、完璧な機会を求めてしまうものです。「これはまだ早い」、「これはもう遅い」…そんなことを考えているうちに宝くじを引く機会を逃しているということです。ようやく引いた宝くじも十中八九は失敗するのです。失敗すると今度はさらに慎重になろうとしてしまいます。

「管理」という名を盾に、うんうんと眉を潜めながら、ああでもないこうでもないと小難しい計画を練っている人はたくさんいます。しかし本当にやるべきことは、計画を捨てて、ありきたりだと思えるアイデアでも、無意味だと思えるアイデアでも、躊躇なく宝くじを引きにいくことなのです。

試してみることに失敗はない

この本で何度も繰り返されるフレーズがあります。それが「試してみることに失敗はない」です。

ホーソン効果というものをご存知でしょうか。ホーソン工場で行われた実験に由来しています。実験はもともと照明が労働者の生産性に影響を与えるかを調査するものでした。もっと明かりが必要かどうかです。結果はこうです。

明かりが増えるにつれ、生産性もあがりました。驚くべき点は、照明を元の明るさに戻しても、あがった生産性が落ちなかったことです。生産性をあげたのは照明の明るさではなく、実験によって注目されているという被験者の意識だったわけです。

人は変化を恐れるものですが、それ以上に人は誰でも試してみることが大好きです。試してみること自体に大きな価値が眠っています。そして、試してみた結果がたとえ失敗でも、試してみた以前に戻ることはないのです。

試してみることが仕事を楽しくする鍵である

この本を読んだとき、私は気持ちのいい裏切りを味わいました。「仕事は楽しいかね?」というタイトルに対する回答は、大きい夢を持つことだとか、目標に向かってがむしゃらにがんばること、諦めずに1つのことを続けることなどだろうと予想していたからです。

結果は違いました。違うどころか真逆でした。本書を通じて書かれているのは、夢や目標や習慣を捨てることでした。本書が謳う原則は実にシンプルです。「試してみることに失敗はない。」

マックスはこう言います。

「僕の人生はね」と彼は言った。
「ずっと昔から、ホーソン効果の連続なんだよ」

第9章

貴下の従順なる下僕 松崎より

執筆者紹介

松崎純一(jMatsuzaki) IT系専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。 ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生の頃からの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。 2015年からはjMatsuzaki名義でバンド活動を開始。 ブログ:jMatsuzaki(http://jmatsuzaki.com/

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