株式会社リクルートキャリア
国内最大級のスカウトデータベースが誕生。中小企業の採用支援強化へ
2018.06.27
株式会社リクルートキャリア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 大三)は 、6月25日に中途採用向けの求職者スカウトツール「リクナビHRTech転職スカウト」のデータベースを、従来の約5倍に拡大したと発表した※。これまで企業がアプローチできなかった、転職情報サイト『リクナビNEXT』のデータベースと連携し、企業の採用活動を強力にサポートする。今回のサービス拡大の狙いを、同社のエージェント事業本部 事業企画統括部の南雲亮氏と藤原暢夫氏に聞いた。
※リリースの詳細はこちら。
AIを活用した転職スカウトサービスを強化。求職者データベースは5倍に拡大
―今回、サービスを拡大した狙いは?
南雲:有効求人倍率にも現れているように、企業は中途採用での人材確保に苦戦しています。大手企業は求職者の数が集まるものの、自社に最適な人材選びが課題です。より深刻なのは中小企業で、応募者が集まらないことに悩みを抱えています。そこで、AIを活用した採用活動の効率化と、利用できる求職者データベースの拡大により、「質と量をより高めた採用活動を支援できる」と考えました。
また、「リクナビHRTech転職スカウト」のリリースから2年で20,000社の企業に導入いただきました。リクルートエージェントのデータベースのみでは足りないほど、企業の利用が増えている背景があります。
-拡大とは具体的にはどのようなものか?
南雲:転職希望者向けスカウトサービスの「リクナビHRTech転職スカウト」は従来、メールでオファーができる対象が、専任のキャリアアドバイザーが転職を斡旋する「リクルートエージェント」の登録者内の70万人に限られていました。
25日からは、「リクナビNEXT」のデータベース約810万人を融合し、その中から、現在転職活動を行っている登録済み求職者の約350万人に対してオファーが可能となります。求職者データベース5倍になり、スカウトデータベースとしては国内最大級と言えます。
求職者データベースを拡大することで、企業はこれまでと比べて、自社に合った人材に出会える可能性が高くなり、オファーサービスによる決定者は1年間で約1.5倍~2倍増えると見込んでいます。
人事担当者が本来すべき、一人ひとりの候補者との対話に注力できるようになる
―サービスの特徴は?
藤原:AIが候補者の選定からオファーメールの作成、送信までを自動で行います。独自のアルゴリズムで求職者の希望と、合格の可能性を掛け合わせ、企業に最適な人材を提案します。
企業の人事担当者はAIが選定した候補者の中から、スカウトするか否かを「○×△」の評価をするのみでスカウト判定が完了します【上図参照】。
従来こういったスカウトサービスは、企業の人事担当者が膨大な登録者データの中からスカウトしたい候補者を探し出し、メールの文面を作成して個別に送信する方法が一般的でした。中途採用において面接の前までの工程を効率化できることで、人事担当者は、本来すべき経営と人事を結節させた戦略の立案や、一人ひとりの候補者との対話に注力できるようになると考えます。
―求職者にとってのメリットは?
藤原:スカウトサービスは、明確に志望企業を決めていない求職者にメリットのあるサービスです。企業側から自分に向いている選択肢を提示してくれます。また、転職サイトに登録したものの、活動に消極的な転職希望者が「この企業なら」と可能性を知るきっかけにもなります。
リクルートキャリアの調べでは、スカウトサービス経由の選考は、転職サイトで自ら応募するよりも内定率が高いことが特徴です。転職活動では書類選考が最初の関門ですが、スカウトサービス経由では免除となる可能性が高いのが要因です。「スカウトは『あなたに来てほしい』という企業の意思の表れ」であり、必然的に合格率は高くなります。
―今後の展望を教えてください
南雲:今後は、リクナビHRTechシリーズとして、スカウト機能の他にも候補者管理機能や人事管理向けの機能も開発していきたいと考えています。
藤原:2,3年後には、導入企業を10万社以上に拡大し、より多くの企業に価値を提供していきたいと考えています。(文中敬称略)
―ありがとうございました。
「リクナビHRTechナビ」 https://hrtech.rikunabi.com/
【参考】リリース「転職スカウトサービス リクナビHRTech転職スカウト リクナビNEXTデータベースと連携開始 国内最大級のスカウトデータベース誕生」より(2018年6月25日・株式会社リクルートキャリア
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