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人事・総務の仕事をマンガから学ぶ


人事・総務担当者にオススメしたい漫画5選

2018.06.30

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人事・総務担当者は、時折「何でも屋」と称されるように、その業務範囲はとても広いです。そのため、特に「ひとり人事」や新人の方は、業務内容の把握や勉強に苦労することはありませんか?

そこで、漫画で楽しみながら分かりやすく業務理解を深めてもらうために、「採用」「人事」「総務」「労務」「法務」といった観点から、@人事編集部がオススメする5つの作品を紹介します。

目次
  1. 【採用編】エンゼルバンク
  2. 【人事編】人事課長鬼塚
  3. 【総務編】総務部総務課 山口六平太
  4. 【労務編】ダンダリン一〇一
  5. 【法務編】そこをなんとか
  6. ストーリーを楽しみながら、理解を深める

【採用編】エンゼルバンク

「エンゼルバンク ドラゴン桜外伝」 三田紀房(著)

『エンゼルバンク ドラゴン桜外伝』こちらは、「ドラゴン桜」の登場人物、龍山高校英語教師・井野真々子が主人公の物語。自身のキャリアに悩む真々子は、転職代理人の海老沢康生と出会い、彼の話にひかれ転職を決意。海老沢と同じ「転職代理人」としての道を進んでいきます。

「社会人のための『ドラゴン桜』」と称される本作。作中では、「社会で成功する第一歩はまず相場を知ること」「終身雇用は古臭く時代遅れと思われがちだが企業にとって実は優れたシステムだ」など、目からウロコな名言が連発します。これらには、採用活動や会社経営を行う上でのヒントがたくさん散りばめられています。

また、「カリスマ転職代理人による転職模擬面接」というコーナーでは、「友達に象をプレゼントされたらどうしますか?」「ヨン様に夢中になるおばさまを見て、どう思いますか?」といった一風変わった面接官の質問について、その意図について解説しています。あくまで転職者目線で解説されていますが、人事担当者としても、面接で応募者の本質を見抜くためのテクニックも学べます。

【人事編】人事課長鬼塚

「人事課長鬼塚」 渡辺獏人(著)

『人事課長鬼塚』太陽ビールの人事課長・鬼塚拓郎は、その強面の風貌も相まって“人事の鬼”と社内で噂される存在です。太陽ビール社内では、パワハラ、リストラ、左遷、抜擢人事といった、実際の企業でも起こりうる問題が次々と発生します。

それらに対し、鬼塚は、一切の妥協や見過ごしを許しません。「問題の根本的解決」や「会社全体の利益」といった視点から、人事としての判断を下していきます。

また、人事評価について、「努力した者とそうでない者を平等に扱ったら、努力した者はやる気を失ってしまう」と危惧します。そして「それぞれの社員の差をはっきり評価しなければ真に公平とは言えない」「それ程我々人事部の責任は重大なんだよ」と、人事担当者としての責任と役割について明言しています。

若くして人事部の課長職に就く鬼塚は何かと人から恨まれやすい立場にいますが、社員のため・会社のために最善を尽くしていきます。そんな彼の姿から、人事のあるべき姿を学べるかもしれません。

【総務編】総務部総務課 山口六平太

「総務部総務課 山口六平太」 林律雄(作)高井研一郎 (画)

『総務部総務課 山口六平太』

大日自動車の総務部総務課に勤める山口六平太。一見うだつの上がらないサラリーマンですが、本当は、どんな難問も解決するスーパーマンなのです。

1話完結型の本作ですが、六平太たちに無理難題を押し付ける社員たちが続々と登場し、あまりのわがままさにクスっと笑いながら飽きずに読み進められる作品となっています。

本作の連載開始は、今から30年以上前の1986年。そのため、主人公の六平太がいつも社内でタバコを吸っていたり、男女差別が当たり前に行われていたりと、現代ではあまり見られない光景もしばしば描かれています。

ですが、六平太の上司・有馬係長が作中で「総務がなけりゃ会社な機能しないんだぜ」「総務は会社の中枢」と言うように、総務のあり方は今も昔も変わりません。

トイレットペーパーの交換からオフィスの引っ越しまで、社員のために大小関わらず様々な問題を解決していく六平太の姿から、総務としての心得がうかがえます。

【労務編】ダンダリン一〇一

「ダンダリン一〇一」 とんたにたかし(作)田島隆(画)

『ダンダリン一〇一』主人公の段田凛は労働基準監査官。労働者の保護を職務とする、いわゆる「労働Gメン」です。上司の土手山郁夫とタッグを組み、従業員を使い捨てにする悪い社長を次々と摘発していきます。

やや保守的な雰囲気の労働基準監督署の中で、段田と土手山の2人は、タチの悪い社長には逮捕で臨むなど、監督官の権限を限界まで使い切るほど「イケイケ」です。苦しめられる従業員のために、徹夜覚悟で戦う彼らの姿には、思わず胸が熱くなります。

本作は1話完結型で、「労災」「不当解雇」「セクハラ・パワハラ」といった、今注目が集まるテーマを取り扱っています。

これらは企業として「解決すべき・発生を防ぐべき問題」だという認識はありつつも、具体的に労働基準法のどの条例に違反しているか、といった所まで把握している方は多くはないのではないでしょうか。

本作は労働基準監査官目線で語られているため、ストーリーを追うだけで自然と労働基準法についての理解を深められます。また、「はたらくまめちしき」コーナーでは、本編では語り尽くされなかった法律の周辺知識が分かりやすく解説されており、幅広い知識を得ることができます。労働基準法の入門書として、オススメしたい1冊です。

【法務編】そこをなんとか

「そこをなんとか」 麻生 みこと(著)

『そこをなんとか』「弁護士は儲かる!」 そんな思い込みで弁護士になった、元キャバ嬢の改世楽子。しかし、その年の司法試験では大量の合格者が発生し、就職にあぶれた楽子は、どうにか零細事務所に押しかけ就職します。

零細事務所だけあって、楽子の元には様々な依頼が飛び込んできます。中には、「不当解雇」「セクハラ(同性間)」「著作権侵害」といった、企業としても気になるテーマに関連した依頼が多数。

深刻なテーマを扱った話も複数ありますが、登場人物の会話のテンポが良く、終始コミカルな雰囲気で描かれているため、気軽にさくさくと読み進められるのもオススメできるポイントです。

お人好しな楽子の性格もあり、本作では、問題発生から解決までが一通り細かく描かれています。そのため、ストーリーを楽しみながら、同様の問題が自社で発生した際の、人事としての適切な対応の仕方を学べるかもしれません

また、人事として知っておくべき法律についても学ぶことができます。「セクハラ(同性間)」がテーマの話では、セクハラについての解説だけでなく、2007年の雇用機会均等法改正によってセクハラの対象が男にも広がり……といった、法律の背景の部分についても描かれています。漫画を読み進めるうちに、自然と理解を深めることができるので、「ダンダリン」同様、法律の入門書としてもオススメの作品です。

ストーリーを楽しみながら、理解を深める

以上、5つのオススメ作品をご紹介させていただきました。

ストーリーを楽しみながら、業務についての知見を広げることができるので、「漫画」は教科書としてオススメのコンテンツです。気になる作品があれば、みなさまも是非読んでみてください。

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