コラム

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新入社員は要チェック! 「6月病」の原因と、予防・対策の方法

2018.06.20

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目次
  1. 今話題の6月病とは?
  2. 原因は「身体の不快感」と「環境要因」
  3. 憂うつな気分の原因を整理し、適切に対処
  4. セルフケアで対策を。症状が長引く場合は医療機関へ

今話題の6月病とは?

最近耳にすることが増えてきた「6月病」という言葉、みなさんはご存知でしょうか? 最近不調が続いているなら、もしかしたらあなたも6月病かもしれません。ただ、6月病とは、5月病と同様に医学用語ではありません。6月に憂うつな気分になる人が多いので、6月病という言葉が使われだしたようです。

では、なぜ6月に憂うつになる人が多いのでしょうか?今回は6月に気分が憂うつになる原因を、体の不快感と環境要因という2つの点から説明し、その対処法を提案いたします。

原因は「身体の不快感」と「環境要因」

6月に不調になってしまう…原因を紐解いてみると6月特有の気候による身体の不快感と仕事環境が影響しているようです。

身体の不快感

6月といえば……そう、梅雨です。気温が高く雨が降る。それは大変な湿度と気圧の変化をもたらします。実はこの天気が、6月病の大きな要因だと言われています。湿度や気圧の変化が直接的に憂うつな気分を引き起こすというわけではないのですが、天気の変化によって不快感が増し、結果として憂うつな気分が続いてしまうのです。例えば

  • むしむしする→不快感が増す→ストレスが溜まる→憂うつな気分になる
  • 雨によって気圧が変化する→頭痛や関節痛が起きる→憂うつな気分になる

といった体調の変化の流れが、具体的には挙げられます。

暖かくてからっと晴れた5月から急激に雨が続くと、湿度や気圧うんぬん関係なくそれだけで気分がげんなりしてしまうこともありますよね。特に今年の5月は晴天が続いていましたので、今年の6月は特に注意しましょう。

環境要因

加えて6月は、新入社員のみなさんや、新しい職場、部署に努めているみなさんには、特にストレスがかかりやすい時期といえます。というのも、6月には下記のような事柄が起こりやすいからです。

  • 4月からの緊張と疲労の蓄積
  • ゴールデンウィークがあった5月と違い6月は連休がないという絶望感
  • 研修が終わり実務が始まるという緊張感(特に新入社員の方)

みなさんも、心当たりはないでしょうか? 4月から気を張って新しい環境で頑張っていて、とても楽しみにしていたゴールデンウィークを満喫。しかし、お休みは永遠には続きません。終わってしまったあとは、憂うつな気持ちになってしまうのは仕方のないことです。その上、6月は祝日がなく、3連休以上のお休みはありません。考えただけで気分が滅入ってしまいますね。

また最近では研修実施期間が伸びて、6月から新入社員を部署に配属させる企業が多くあります。連休がなく辛い時期なのに新入社員のみなさんはときには同期と離れ離れになって、実務を開始しなければいけません。それは大変なプレッシャーです。

このように6月は「会社に行く」「実務を始める」という一見当たり前なことを行うだけでも過度の負担がかかる時期です。決して楽しく前向きに会社に行くことができない自分を責めたりはしないでください

憂うつな気分の原因を整理し、適切に対処

天気も環境もストレスフルな6月。ではどのように対処していったらいいのでしょうか?もし6月に入ってから憂うつな気分を感じやすいのであれば、上記に上げたような原因が少しずつ影響している可能性があります。1つ1つ原因を整理して、対処していきましょう。

身体の不快感

天気はどうしても自分ではコントロールできないものです。天気に合わせて柔軟に対処していきましょう。

 湿度が高い

じとじと、べたべたして、イライラする。こうした状況では。単純ではありますが除湿を心がけましょう。快適な湿度は人によって異なるので、自分が快適に過ごすことができる湿度を見つけ、その湿度に部屋を保ちましょう。また、服装を工夫してできるだけ肌がベタつかないようにするということも1つの解決策です。

気圧が変化した

気圧の変化に直接的に対応するというのは、なかなか現実的には難しいです。ただ、「自分は気圧の変化によって身体的な変化が起きやすく、結果気分が影響を受けやすいタイプだ」ということを自覚しておくだけで状況は大きく変わります。

憂うつな気分に呑み込まれないようにするには、自分を客観的に把握して、気分をコントロールしていくことが役立ちます。この場合であれば、「今日は雨だから気分が落ち込みやすいかもしれない」と事前に予測しておくことで、実際に落ち込んだときに「単純に気圧のせいだな」と思うことができます。そうすると「なんで気分が上がらないんだろう」などと悩むこともなくなります。

環境要因

環境要因については、身体を休めたり、考え方を少し柔軟にしたりしてみましょう。

4月からの緊張と疲労の蓄積

緊張や疲労が溜まっている場合は、ゆっくり休み、リラックスできる時間を持ちましょう。よく誤解されがちなのは「○時間寝ていれば問題ない」という認識なのですが、起きている間にリラックスする時間を持つことも重要です。アロマやストレッチ、趣味の時間などを意識して作りましょう。

6月は連休がないという絶望感

こちらの場合は、少し先の見通しを立ててみましょう。確かに今月は連休はありませんから、ここ1、2週間のことを考えると確かに面白い気分にはなれません。ただ、連休がないのは6月だけです。7月以降になれば、また毎月連休があります。しかもこれからは夏のレジャーなど、できることが広がります。目の前のことでつらくなったときは、意識して少し先のことを考えましょう

また、セルフメンテナンスのためにも、心のバランスを整えるためにも、6月には積極的に有給休暇を活用しましょう。来月以降は必ず祝日があります。「結局、有給消化できなかった……」ということにならないためにも、6月に思い切って有給を使うことは、合理的ですし、自分の身体とメンタルにとってもよいことなのです。

このように、少し先について自分でできることを考えてみると少し気分が楽になることがあります。

新入社員の方は、研修が終わり実務が始まる

この時期に多いのが「わからないことが多すぎてつらい」「失敗ばかりしてしまう」というお悩みです。あなたもそんなふうに思っていませんか?初めての職場です。自分を責めるのではなく、次のような見方をしてみましょう。

最初から完璧な人はいません。どんな人でも新しい職場ではわからないことだらけです。またそんな新しい環境では、誰もがたくさん失敗します。でもそれはあなたが劣っているという訳ではなく、多くは慣れの問題です。もう数ヶ月もすればより楽に仕事ができるようになっているでしょう。なんでもかんでも自分に原因を帰属するのはやめて、温かい目で自分を見守ってあげましょう

セルフケアで対策を。症状が長引く場合は医療機関へ

さて、今月は6月病についてお話させていただきました。気分が憂うつということであれば上記を参考にして、気分転換してみてください。

ただ憂うつな気分が1日中2週間以上続いている場合は、単純に「6月病」というわけではなくうつ病の可能性もあります。そのような場合や気分が落ち込みすぎてなにもできない、食欲がない、寝れないといったときは、ためらわずに医療機関を受診しましょう。

イラスト:さっこさん

執筆者紹介

清水 あやこ(株式会社HIKARI Lab代表) 新卒で数年間外資系証券会社で勤めた後、退職し東京大学大学院臨床心理学コースにて臨床心理学を学ぶ。在学中に株式会社HIKARILabを設立。会社のモットーは「今までにない心理ケアを提供し、簡単に心理ケアを受けられる社会を実現する」。現在は、オンラインカウンセリング「ココロワークス」と心理ケアゲーム「SPARX日本語版」などの開発に携わる。著書に「ちょこっとポジティブ。」(大和出版)、「女子の心は、なぜ、しんどい?」(フォレスト出版)がある。

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