外国人社員・スタッフと働く実態調査
ぐるなびが実態調査「勤め先に外国人社員・スタッフがいる」約4割
2018.03.28
株式会社ぐるなびは、2018年3月6日(火)~3月8日(木)にかけて、ぐるなび会員の20~69歳の就業者(パート・アルバイト含む)に「外国人社員・スタッフと働く現状」についてアンケート調査を実施した。同調査によると「勤め先に外国人社員・スタッフがいる」との回答は約4割となったことなどが分かった。以下、リリースより。
■調査ポイント■
- 勤め先に外国人社員・スタッフがいるのは約4割、取引先は約3割
- 外国人と働く機会が5年前より増えた人は6割以上、「今後増える」約7割※
- お店選びで困るのは、宗教上、趣向上食べられない食材への配慮
- 外国語版の飲食店情報サイトで必要なのは、英語・中国語・韓国語
※外国人と仕事で関わる機会のある人対象
日本で働く外国人労働者は約128万人(2017年10月時点)
厚生労働省が発表した「外国人雇用状況」届け状況のまとめによると、2017年10月時点で、日本で働く外国人労働者は約128万人と、届出義務化以来、過去最高を更新しました。また、前年同期比194,901人、18.0%の増加と伸び率も著しく外国人社員・スタッフと共に働く機会が増えています。
こうした背景をうけ、ぐるなびでは、外国人社員・スタッフと働く現状および、外国人社員・スタッフとの外食機会についてパート・アルバイトを含む就業者を対象にアンケート調査を実施。勤め先に外国人社員・スタッフがいる人は全体の37.2%と4割近くに上り、取引している会社の担当者に外国人社員・スタッフがいる人は34.4%と3割を超えました。また、勤め先または取引先にいる外国人社員・スタッフと仕事で関わる機会がある人は全体の66.5%と、多くの人が外国人と仕事で関わる機会があるという現状が明らかになりました。
「勤め先または取引先にいる外国人社員・スタッフと仕事で関わる機会がある人」を対象に、外国人社員・スタッフと社内会食(歓迎会や忘年会など)や接待を飲食店で開催したことがあるか尋ねたところ、約6割が「ある」と回答、そのうち約3割がお店選びで困った経験があることがわかりました。
ぐるなびでは、英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語(ハングル)の4言語で料理名、調理方法、食材、調味料など詳細情報を提供する「ぐるなび外国語版」を展開しており、外国人の方々だけでなく、外国人社員・スタッフと働く人達のお役にたてるよう普及に努めてまいります。
「勤め先に外国人社員・スタッフがいる」約4割、取引先は約3割
勤め先に外国人社員・スタッフがいる人は全体の37.2%と4割近く。取引している会社の担当者に外国人社員・スタッフがいる人は34.4%と3割を超えました。また、勤め先または取引先にいる外国人社員・スタッフと仕事で関わる機会がある人は66.5%と、多くの人が外国人と仕事で関わる機会があるという現状が明らかになりました。
外国人と働く機会が5年前より増えた人は6割以上
「勤め先または取引先にいる外国人社員・スタッフと仕事で関わる機会がある人」を対象に、5年前と比べて仕事で外国人と関わる機会が増えたかどうか尋ねたところ、「増えた」「やや増えた」と回答した人の合計が63.3%と6割を上回りました。また、同様に今後関わる機会が増えるかどうかを尋ねると68.2%が「増えると思う」と回答し、「変わらないと思う」30.8%、「減ると思う」が0.9%でした。
お店選びで困るのは、宗教上、趣向上食べられない食材への配慮
【自由回答】
- イスラム教の人とヒンズー教の人が同時に参加する会食で、豚も牛もNGなので、お店選びに苦労した。(30代女性・栃木・会社員)
- 海外から赴任してきた同僚を交えた職場の飲み会で、ベジタリアンだったためにコース料理で食べられないものがあり、お店にお願いして違うメニューにしてもらった。(50代男性・広島・会社員)
- ビジネスで来日したお客様を接待した際、ご希望もあって和食会席にご案内。料理の名前や調理法の説明に苦労した。(50代女性・神奈川・会社員)
「勤め先または取引先にいる外国人社員・スタッフとお仕事で関わる機会がある人」を対象に、外国人社員・スタッフと社内会食(歓迎会や忘年会など)や接待を飲食店で開催したことがあるかを尋ねたところ、56%が「ある」と回答、そのうち32.5%がお店選びで困ったことがあるとわかりました。
困った理由で最も多かったのが「宗教上または趣向によって食べられない食材があり、お店探しが大変」、次いで「お店に外国語メニューがあるかわからない」が続きました。
一方、外食が良い結果につながったエピソードとしては「初めて日本に出張に来た米国人の歓迎会で、日本食を提供することで、日本文化の一端を知ってもらえた。」(60代男性・愛知・会社員)「片言の英語と片言の日本語とを使いながら、互いに、慣れない言葉でありながら、国籍を超えても、食の好みに、通じるものがあることを認識した」(60代男性・東京・自由業)などの回答がありました。
外国語版の飲食店情報サイトで必要なのは英語・中国語・韓国語
対象者の英語レベルでは、日常会話以上の英語力がある人の割合が37.7%と約4割に対し、外国人に対して外国語で料理内容を説明できる人の割合は19.9%と約2割であることがわかりました。「外国語」には英語以外の言語も含まれますが、料理内容の説明は日常会話以上に難しいということが考えられます。
外国語版の飲食店情報サイトで求められている言語は、英語が圧倒的に多く、次いで中国語(繁体字・簡体字)、韓国語(ハングル)が続きました。
ぐるなびでは、英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語(ハングル)に対応しているだけでなく、外国人に人気の全国23のスポットと20の料理ジャンルの中から、ぐるなびがおすすめする飲食店の情報をシンプルに探し出すことが可能なレコメンド機能も備え、初訪日の外国人でも、リピーターや長期滞在の外国人でも、迷わず飲食店を探し出せる利便性の高い「ぐるなび外国語版」サイトを運営しています。
調査概要
■調査日:2018年3月6日(火)~3月8日(木)
■調査対象者:ぐるなび会員の20~69歳の就業者(パート・アルバイト含む)
■サンプル数:3149件
【プレスリリース「勤め先に外国人社員・スタッフがいる、約4割外国人と働く機会が5年前より増えた、6割以上 [外国人社員・スタッフと働く実態調査]」より|株式会社ぐるなび・2018年3月28日】
@人事では『人事がラクに成果を出せるお役立ち資料』を揃えています。
@人事では、会員限定のお役立ち資料を無料で公開しています。
特に人事の皆さんに好評な人気資料は下記の通りです。
下記のボタンをクリックすると、人事がラクに成果を出すための資料が無料で手に入ります。
今、人事の皆さんに
支持されているお役立ち資料
@人事は、「業務を改善・効率化する法人向けサービス紹介」を通じて日本の人事を応援しています。採用、勤怠管理、研修、社員教育、法務、経理、物品経理 etc…
人事のお仕事で何かお困りごとがあれば、ぜひ私達に応援させてください。
「何か業務改善サービスを導入したいけど、今どんなサービスがあるのだろう?」
「自分たちに一番合っているサービスを探したいけど、どうしたらいいんだろう?」
そんな方は、下記のボタンを
クリックしてみてください。
サービスの利用は無料です。
関連記事
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
jinjer株式会社
ジンジャー人事労務で法改正対応の労働条件通知書テンプレートが利用可能に
クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjer(東京・新宿)は、2024年4月1日から施行された「労働基準法施行規則改正」に対応した、労働条件通知書テンプレート...
2024.04.17
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社Works Human Intelligence
大手企業の女性管理職比率向上施策に「施策の効果実感なし」と答えた従業員は4割以上
Works Human Intelligence(東京・港、以下WHI)は、大手企業の人事部と大手企業に勤務する従業員を対象に実施した、女性管理職比率向上に関する施策の実施状況や従...
2024.04.10
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
jinjer株式会社
ジンジャー人事労務から複数の行政サービスへの電子申請を1つのID・パスワードで申請が可能に
クラウド型人事労務システム「ジンジャー」を提供しているjinjer(東京・新宿)は3月21日、同システム内でGビズIDを使いe-Gov電子申請ができる機能を実装したと発表した。「電...
2024.03.27
あわせて読みたい
あわせて読みたい
人気の記事
-
ニュース・トレンド
HRトピック
企業と社員、双方にメリットがある「第3の賃上げ」とは?
-
ニュース・トレンド
2024年版日本における「働きがいのある会社」ランキングベスト100 記者発表会レポートvol.2
働きがいが「静かな退職」を防ぐ|荒川氏✕タイミー緒方氏トークセッション
-
ニュース・トレンド
イベントレポート|Unipos「2024年新春特別ウェビナー」前編
人手不足時代を乗り越えるために。人的資本経営のベストプラクティスを探る
-
PR企画
エントリー数前年比1.6倍、内定承諾率が大幅改善 。「note pro」がいま採用担当者に選ばれる理由とは?
-
ニュース・トレンド企画
25卒採用トレンド、動向まとめ
【25年卒採用】企業規模に関わらず企業側は高い採用意欲が継続。「採用3.0」のトレンド到来、AIを活用した採用手法が浸透するか
国内・海外ヘッドライン
THE SELECTION
-
PRTHE SELECTION企画
「置き型健康社食」がもたらす可能性とは
健康経営、採用強化、コミュニケーション活性化にも。 手軽に導入できる「食」の福利厚生
-
PRTHE SELECTION企画
街なかの証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」で、もっと社員の顔写真管理をラクに
社員証の写真、「最適化」できていますか? チーム力を強化する顔写真データ活用法とは
-
THE SELECTION特集
【特集】ChatGPT等の生成AIが一般化する社会で必須の人材戦略・人的資本経営の方法論
-
THE SELECTION企画
レポートまとめ
@人事主催セミナー「人事の学び舎」 人事・総務担当者が“今求める”ノウハウやナレッジを提供
-
THE SELECTION特集
特集「人手不足業界の逆襲」~外食産業編~
「見える化」と「属人化」の組み合わせが鍵。 丸亀製麺が外食業界を変える日
-
THE SELECTION特集
人事のキーパーソン2人が@人事読者の「組織改革」の疑問に答えます(第2弾)
数値化できない部署を無理に人事評価する方が問題。曽和利光×北野唯我対談
-
THE SELECTION会員限定特集
働きやすい職場づくり~サイバーエージェント編
「妊活支援」や 「働くママ・パパ支援」を、 一部の社員のものにしないためには?