株式会社サイボウズ
プレミアムフライデー1周年、サイボウズが働き方改革「実態動画」を公開
2018.02.23
サイボウズ株式会社は、2018年2月23日(金)で取り組み開始から1年を迎える「プレミアムフライデー」に合わせ、「働き方改革」に関する調査を行った。調査からは、働き方改革に取り組む企業の中間管理職のうち70%が「会社・部署の業務効率は上がっていない」と回答するなど、業務効率が思うように上がっていない現場の実態が明らかになった。以下、リリースより。
*プレ金:プレミアムフライデーの略称。
働き方改革、所属企業で「始まった」と答えた中間管理職は42%
「働き方改革」の一環として2017年2月24日(金)から始まったプレミアムフライデー。毎月、月末金曜日に15時退勤を推奨する取り組みは、多くのメディアで報道され、話題になりました。
2018年2月23日(金)で開始より1周年となりますが、プレミアムフライデーをはじめとした働き方改革は今、どうなっているのでしょうか。中間管理職として働く男女500名に調査を実施し、実態を探りました。
「ノー残業デー、残業時間の制限などの、労働時間を制限する“働き方改革”」について聞いてみると、42%が「始まった」と答えました。そのうちの70%は「会社・部署の業務効率は上がっていない」と回答しています。
また、「プレミアムフライデーやノー残業デーなどの実施日に早く帰るために、他の日に残業をしたことがある」と答えた人は36%いました。
つまり、業務効率は上がっていないために業務時間削減のしわ寄せが来ている「名ばかり」の改革となっている企業も少なくないようです。
仕事の量は変わらないのに「時間だけ減らせ」は理屈に合わない
「働き方改革」を実施している企業の現場の声を聞いてみると、以下のような回答が寄せられました。
- 会社は閉館時間を早めるだけで、劇的に仕事がやり易くなったわけでもなく、その一方で計画数字は達成するように言われ、土日出勤したり、早朝出勤したりしているが、そのうち不満が爆発する気がする。(48歳)
- 早く帰れ、有給取得しろと言われるが、業務も減らず、人も増えず、効率を上げる改善が人任せのため、ストレスを感じる。働きたい人は自由に仕事をさせてもらう方が良い。(35歳)
- 早く帰ったらその分の仕事をどこかでやらなければならないから、結局何も変わっていない。仕事の量は変わらないのに時間だけ減らせというのは理屈に合わない。(40歳)
業務量がすえおきのまま労働時間だけが削減され、さらに改善策も現場任せになっているという状況にストレスを感じているという意見が目立ちました。
さらに、「働き方改革」によって業務時間を削減するために「部下の残業を肩代わりした」という人(19%)や、「上司からの圧力を感じる」という人(21%)がおり、「働き方」について上司と部下の意見の「板ばさみ」になっていると感じる、「ハサマリーダー」は55%と、半数以上いました。一方で、何の「働き方改革」施策も実施していない(プレミアムフライデーやノー残業デーなど)企業に勤務している人の「ハサマリーダー」率は16%。39%もの開きがあり、「働き方改革」が「ハサマリーダー」を増やしている、と言えそうです。
これが働き方改革の歪み 「ハサマリーダー」の実態動画を公開中
現在サイボウズでは、業務改善プラットフォーム「キントーン」の企画として、「ハサマリーダー」たちにフォーカスした特設ページを公開中です。当ページ内では、ハサマリーダーの「あるある」を描いた動画を公開中。とある企業の監視カメラが捉えた(?)、「ハサマリーダー」たちの実態をご覧ください。
サイボウズスペシャル ハサマリーダーの実態!? ~働き方改革の歪み~:
https://kintone.cybozu.co.jp/jp/hasama-leader/
<オフィス編>
<会議室編>
【編集部より】
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