Airレジ カンファレンス 2018 REPORT
シフト管理をラクにする「Airシフト」が2018年春にリリース
2018.02.16
0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ「Airレジ」を始めとした店舗経営課題を解決するサービスの体験と、新サービスの発表が行われるイベント「Airレジ カンファレンス」が2018年1月30日、東京の渋谷ヒカリエホールで開かれた(主催:株式会社リクルートライフスタイル)。飲食、小売業界を中心に店舗開発の責任者、経営者ら約500人が駆け付ける中、リリースからわずか4年ほどで国内導入店舗30万を超えた「Airレジ」の進化の様子や、Airシリーズの拡張、新サービスの発表が行われた。@人事では、今回新たにAirシリーズのラインナップに加わった「Airシフト」に注目。人事・総務担当者や経営者の関心も高い、働き方改革や生産性の向上にも期待される新サービスを取材した(取材:@人事編集部、写真:寺澤洋次郎)。
【写真:リクルートライフスタイルによれば、チャットでのやりとりでシフト表が自動的に反映されるシステムは、業界初だという※2018年1月末時点】
DATA
「Airレジ カンファレンス 2018」
日時:2018年1月30日(火) 13時~17時30分(開場12時30分)
会場:渋谷ヒカリエホール
東京都渋谷区渋谷2丁目21−1 渋谷ヒカリエ9階(Aホール)
主催:株式会社リクルートライフスタイル
「Airレジ カンファレンス」とは
「Airレジ」を始めとして、リクルートライフスタイルが提供する業務支援サービスを利用しているユーザーとの交流や、新サービスの発表の場として2016年より開催。毎年、飲食店や美容室、小売店各などの経営者、店舗開発責任者など約500人が訪れる。導入事例や展示コーナーでの体験を通じて、サービスがどのように店舗の経営を支えているかの理解を深めることができる。
3年連続での開催となった「Airレジ カンファレンス」。今年も多くの関係者が訪れた。
なかなか効率化できないシフト管理。マネージャーは毎月計24時間を費やす
「Airシフト」は、店舗展開をしている業界のシフト調整にかかる手間と時間を削減するシフト管理サービスだ。業界初(発表時点)となる、スタッフとのチャットでのやりとりが自動的にシフト表に反映される機能を搭載している。リクルートライフスタイルによれば、Airシフトと連携するアプリの「シフトボード」を運用することで、これまでシフト調整にかかっていた時間を月平均で約3分の1程度に圧縮できるようになるという。
当日の発表では、都内の飲食店のある店舗での導入事例が紹介された。
20名ほどのスタッフが働く店舗のマネージャーが、毎月のシフト調整にかかる時間は計24時間。LINEを使ってスタッフに希望シフトを聞き、要望を紙の一覧表に書き写して調整をする。一覧表にすることで確認できる欠員の状況に合わせて、再度スタッフに要請をしながら、最終的に確定させたシフトを再びスタッフに連絡し、承認を経て決定する。急な病欠が発生した際も、LINEを使って状況を伺いながらシフトを調整する。臨時出勤をしてもらうにしても、もともと出勤予定だったシフトをずらして出てもらうとなれば、ずらして足りなくなった日の人員を再び募集し、シフト調整するようなケースさえもあった。
「Airシフト」がシフト管理の負担要因“コミュニケーションの煩わしさ”を解消
このように、マネージャーは通常の責任業務と並行してシフト調整に月3営業日分(1日あたり8時間換算)を割いていた。さらに、出入りが比較的激しい飲食業界にあって、スタッフの離職防止・モチベーション維持も考慮する必要があるため、1件の連絡にも細やかな気配りをしていたのだ。
株式会社リクルートジョブズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:柳川昌紀)の調査※では、シフト管理に平均で月15時間も費やしていることがわかり、その内訳は、8割以上がコミュニケーションに関わる作業であることも判明した。このコミュニケーションの煩わしさを解決し、店舗責任者やシフト管理者などのシフト管理に関する作業を効率化するために開発されたのが「Airシフト」だ。株式会社リクルートジョブズが提供するアプリ「シフトボード」と連携して使うことでより便利に使うことができる。
※調査主体:(株)リクルートジョブズ、調査実施機関:(株)マクロミル(2013年3月時点)
やりとりも作成もラクになるシフト管理サービス『Airシフト』
株式会社リクルートジョブズが企画・運営するシフト管理サービス。スタッフのシフト希望集めから、一覧化、作成と調整まで、これまでSNSやメールなどいろいろな方法で行っていたシフト管理にまつわる煩雑なやり取りを、これ1つで簡単、シンプルに実施できる。
主な機能:
① シフトの収集:勤務希望および休み希望の収集、希望シフト提出を自動でリマインド、希望シフトのシフト表への自動反映
② シフトの作成:日/週/月でシフト表の表示切替、時間帯別の必要人数の表示、シフトの追加/削除/編集/確定、
シフトの下書き保存、シフト表への忙しさの印入力、シフト表へのメモ入力
③ シフトの調整:スタッフへのシフト調整依頼、
未対応の申請の自動アラート、スタッフとのメッセージ機能
④ シフトの共有:スタッフへのシフト表共有、シフト表のPDFダウンロード・印刷
⑤ スタッフ管理:スタッフごとのシフト時間集計、スタッフのグループ別管理、
スタッフのCSVデータダウンロード
価格:有料(予定)
提供開始:2018年春(予定)
URL:https://airregi.jp/shift/
『Airシフト』と連携するアプリ『シフトボード』
株式会社リクルートジョブズが企画・運営するスマートフォン向けアプリケーション。アルバイトやパートのスタッフが自身のシフト管理を行える。『Airシフト』と連携することで、チャット連絡をしながらシフトの調整、決定ができるなどより便利な使い方ができる。
主な機能:
① シフトの管理:希望シフトの提出・確認、カレンダーでのシフト表示、スマートフォンのカレンダーとの同期
② シフトの調整:シフトの欠勤/変更/交代申請、出勤依頼への回答、店舗・他スタッフとのメッセージ
③ 簡易給与計算:シフトを基に自動で給料見込を計算
価格:無料
ダウンロード数:280万以上ダウンロード(2018年1月15日時点)
URL:https://shiftboard.jp/
高機能でありながら使いやすさにこだわった『Airシフト』の機能
スマートフォン向けアプリの『シフトボード』は『Airシフト』と連携が可能。『シフトボード』のチャット上でシフトを確定させると【写真上】、『Airシフト』のシフト表に自動的に確定したシフト情報が反映される【写真下】
Airシフトを使えば各アルバイトとのシフト調整もリアルタイムに一元管理できる。例えば誰が指定する期間に合計何時間出社しているか、アルバイトがその日に合計何時間分労働するのかといったデータもすぐに把握できる【写真は1/29~2/4のシフト表の例】
LINEなどのチャット―ツールに慣れていれば、シフト調整の連絡も同じ感覚で済ませてしまうことができる。
人事・総務担当者も待ち遠しいサービス
発表の最後には、試験導入をした飲食店の声を紹介した。
「作業の手間を削減し、ミスや認識の齟齬をなくすことで、突発的に発生する調整に手間がかからなくてよい。そしてなにより、心理的な負担が減った。とくにマネージャー、スタッフともにやりとりが楽になってうれしい」
単純な作業の手間のみを軽減するのではなく、管理者の心理的負担にも配慮した点についての評価は多数寄せられており、同社は手ごたえを掴んでいるという。
ただ、そこに慢心することはない。ユーザーのさらなる使い勝手を追求すべく、「シフトボード」との連携に加え、機械学習を活用した「シフト作成機能」を搭載していく予定であることも発表があった。「Airシフト」は作成後の修正が容易にできるが、この機能によって、修正した情報を学習し、使えば使うほど利用者にとって最適なシフト表の提案ができるようになるという。
「Airシフト」のリリースは2018年春を予定している。
働き方改革や生産性の向上が求められる現在、店舗開発者や経営者だけでなく、マネージャーやシフト管理者の労務管理を行う人事・総務担当者にとっても待ち遠しいサービスだ。
当日は来場者の関心も高く、デモ体験コーナーは終始人だかりができていた。
開発者に聞いた「Airシフト」のココを見てほしい
「直感的に使えるUIでシフト調整がラクに」
株式会社リクルートテクノロジーズ プロダクトエンジニアリング部 麻柄翔太郎さん
―Airシフトの魅力を教えてください
シフトのやり取りをすべて「Airシフト」と「シフトボード」で完結できる点です。
デジタル的な、ただの「シフト入れますか」「入れます」というやり取りだけでなく、実際に温かい人間の言葉でコミュニケーションを取ってやり取りができ、かつ、それが一元管理されるという世界観はなかなか他にはない価値を提供できていると思います。
―Airシフトはどのような業界にフィットしそうですか
飲食に限らず店舗運営をしているところや、もちろんシフトでの出退勤管理をしている業界の皆さまにも役立てていただけると思います。先ほどは百貨店の方が、百カ所近い売場に配置するスタッフの管理をこのAirシフトでできないかという相談をいただきました。
―給与計算と結び付けた勤怠管理はできますか
あくまで煩わしいシフト管理の改善を念頭に置いて開発したサービスであるため、勤怠管理システムとは位置付けが違います。しかし、スタッフ個人・全員の月ごとの労働時間を集計し、CSV形式で出力することは可能ですので、その機能を活用した賃金計算をすることはできるかと思います。
―セキュリティ対策について教えてください
数多くの個人データを取り扱うリクルートグループ全体のセキュリティ対策を統括している専門の部署で、万全のチェックを実施して開発、運用しているサービスです。安心してご利用いただけます。
―列を作るほど来場者の関心が高いようですが手ごたえを教えてください
マニュアルがなくても直感的に操作できるUIにこだわりましたが、実際にデモで使っていただいたところ「使い勝手が良い」という声をいただきました。
これから、もっとたくさんのユーザーにお使いいただいて、「本来注力すべき業務に集中できるようになった」というような嬉しい声が聞けることを楽しみにしています。
写真で見る「Airレジ カンファンス2018」
新製品の発表に注目が集まった今回の「Airレジ カンファレンス」。店舗開発の責任者、経営者らに加え、報道関係者も多数集まった。
基調講演では、株式会社リクルートライフスタイルの大宮英紀氏と山口順通氏がプレゼン形式で新商品の発表や導入事例などを披露したほか【写真上】、「Airメイト」の開発に協力した株式会社ダイニングファクトリーの青山剛氏との対談が行われ、「Airメイト」の使い勝手の良さは実際の店舗での活用法などを紹介した【写真下】
「見て、試して、相談できる」をテーマにした常設コーナーはAirシリーズラインアップのほとんどが展示。来場者は実際の動作を試しながら、その場でスタッフに質問することもできたため満足度も高かった。
多角的な支援で店舗の経営課題を解決する「Airシリーズ」
リクルートライフスタイルでは、2017年に国内の導入店舗が30万を突破した「Airレジ」を始め、店舗経営に関するさまざまな課題を解決できるサービスを提供している。
【Airシリーズおよび関連サービス】
・0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ「Airレジ」https://airregi.jp/
・カードも電子マネーも使えるおトクな決済サービス「Airペイ」https://airregi.jp/payment/
・訪日外国人を呼び込む決済サービス「モバイル決済 for Airレジ」https://airregi.jp/mp/
・発券機とiPadだけで簡単に始められる受付・順番待ち管理アプリ「Airウェイト」https://airregi.jp/wait/
・簡単に使える予約管理システム「Airリザーブ」https://airregi.jp/reserve/
・ポイントがカンタンにはじめられる販促支援アプリ「POICHI for Airレジ」https://airregi.jp/poichi/
・お店の経営アシスタント「Airメイト」https://airregi.jp/mate/
・やりとりも作成もラクになるシフト管理サービス「Airシフト」https://airregi.jp/shift/
・お店の役立つサービス提案サイト「Airマーケット」https://market.airregi.jp/
・集客と接客に効く予約台帳アプリ「レストランボード」https://airregi.jp/restaurant-board/
・カンタンにはじめられるおトクな電力サービス「おみせのでんき produced by Airレジ」https://airregi.jp/dnk/
全国で見て、試して、相談できる「Airレジサービスカウンター」
全国のビックカメラには、Airレジや周辺機器を常設展示している「Airレジサービスカウンター」がある。各店舗ではAirレジやAirシリーズの申込みができるほか、専門販売員が導入や対応機器に関する相談に対応する。
【写真はイベント当日に臨時出店したAirレジサービスカウンター】
Airレジサービスカウンターの情報はこちら https://airregi.jp/jp/partner/
【企画・制作:@人事編集部】
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