特集

株式会社UZUZインタビューvol.2


面接ではなく「成果物」からはじめる。UZUZが作る就活の新たな選択肢

2018.01.30

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株式会社UZUZでは、若手人材に特化した集団形式の就活支援「 UZUZカレッジ」を実施している。2018年1月15日、新宿区にある本社では、UZUZカレッジ「プログラマーコース」の成果物発表会が行われていた。

UZUZカレッジの「プログラマーコース」では、ほとんどの参加者がプログラミング初心者だが、講師の指導を受けて、8週間で成果物を完成させる。今回の成果物発表会の課題は「WEB掲示板の開発」だった。

自身がプログラミングで作成した成果物を発表するウズカレ生。こちらの発表者は、ギター愛好家が自身のギター写真と演奏動画をアップロードできるSNSを製作した。

自身がプログラミングで作成した成果物を発表するウズカレ生。こちらの発表者は、ギター愛好家が自身のギター写真と演奏動画をアップロードできるSNSを製作した。

この日の「成果物発表会」では、創作作品の舞台となった場所を訪れる「聖地巡礼」体験を共有するSNS「あに☆まち」など、ウズカレ生自身がプログラミングを行った、個性豊かな成果物が発表された。この発表会には、企業の人事担当者も見学に来ており、発表がきっかけで、UZUZカレッジ生が内定を獲得したケースもある

UZUZカレッジ「プログラマーコース」ではどのような就職支援が行われ、UZUZカレッジ生が力を身に付けていくのか? 「プログラマーコース」の詳細と、UZUZカレッジの今後の展望について、株式会社UZUZの川畑翔太郎氏、御代田侑佳氏に話を伺った。

※この記事は株式会社UZUZインタビューvol.1「若手人材に特化した集団形式の就活支援『 UZUZカレッジ』が目指すもの」の続編です。

川畑 翔太郎氏

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株式会社UZUZ 専務取締役

1986年生まれ。鹿児島出身で高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)に入社。1年目からキッチン・洗面化粧台の商品開発に携わるも、3年目に製造へ異動し、毎日ロボットと作業スピードを競い合う筋トレの日々を送る。高校の同級生である今村からの誘いと自身のキャリアチェンジのため、UZUZ立ち上げに参画する。

御代田 侑佳氏

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株式会社UZUZ カスタマーサポート/広報

1990年生まれ、栃木県出身。大学卒業後、既卒としてUZUZに登録。副社長の岡本とのキャリアカウンセリングの翌日には、UZUZ5人目の社員として入社。キャリアカウンセラー業務を経て、現在はカスタマーサポート/広報を担当。現在の仕事での楽しみは、コーポレートサイトに載せるメディア掲載実績を少しずつ増やしていくこと。働きたくてUZUZした既卒・第二新卒の方に活躍の場を与えるべく、日々奮闘中。

元SE・プログラマーのスタッフが講師としてカリキュラムを作成

──UZUZカレッジの「プログラマーコース」では、ほぼ初心者の方々が8週間のカリキュラムで成果物を完成させていますが、プログラミングの学習はどんな形で行われるのでしょうか?

 川畑氏:
基礎学習は、元SE・元プログラマーのスタッフが講師となって実施します。その者たちがカリキュラムも自分たちで作って、それを基に講義をしているということです。

講師をしている二人は前職でプログラマー・SEをやっていて、人材教育、プログラマー教育に興味を持っていたというのもあって、UZUZカレッジのプログラマーコースでやれる事と、本人たちがやりたい事がとても合致するということで、二人に担当してもらっています。

勉強した先にゴールを設定することで、モチベーションがUPする

──プログラマーコースの中で、成果物発表会を実施している理由について教えてください。

川畑氏:
基礎的な勉強って本当に大事なんですけど、勉強した先に「ゴール」を設定していないと、途中でモチベーションが下がっちゃったり、ただ目の前のカリキュラムをこなしてしまうんですよね。

やっぱりモノづくりの仕事ですから、最後は「自分が何かを作り出す」という経験をしてもらいたいというのが一番の目的です。

「面接」からではなく「成果物」からはじまる就活

──今日は企業の方もいらっしゃっていましたね。

川畑氏:
はい。自分たちだけで成果物を作るという形でも良いんですけど、選考企業にも来てもらって、より高い視点、企業の視点から意見を貰ったり、発表を見ていて光る子がいればそこから採用に至ればベストですね。「面接」から入る就活ではなくて、成果物を見てもらってそれが就活につながるという形ですね。プログラマーは特にモノづくりをする仕事なので、そっちの方が自然なんじゃないかなと思います。

──今日来られていたのも、選考企業の方ですか?

御代田氏:
今日の企業は視察目的ですね。どんなことをしているのか見に来てくれている企業さんです。「成果物発表会」は前々回からやってるんですけど、その際は、発表するウズカレ生の簡単な経歴を企業に一人ひとり配って、それから面接・内定につながったこともあります。

前回の成果物発表会にご参加いただいた企業には、実際に10月から入社したウズカレ生もいます。

成果物を作成する中で、「社外同期」が生まれる

──成果発表会をやっていてよかったと思うことはありますか?

川畑氏:
成果物制作は最初は一人で作り始めるんですけど、途中から分からなかったり、アドバイスが欲しくなった時、ウズカレ生がお互いに質問し合ったり、助け合ったりしているなと思っていて。毎日17時まで学習してるんですけど、成果物発表会を控えたウズカレ生は、他のウズカレ生と話したり、作業をしながら、かなり遅くまで残ってるんですよね。

昨日も8時くらいに社員が全員帰ろうと思ったら、まだ作業やってるんですよ。聞いたら、「ここちょっと修正したくて……」みたいなことを話してくれて。仕事に近いような形で、モチベーション持って取り組めるっていうのは、座学だけの学習では起きないことなのかなと思いますね。主体性が出てくるのは、成果物発表があるからかなと思います。

御代田氏:
そのあとウズカレ生同士で飲みに行って、カラオケ行ってきたみたいな事を、次の日聞いたりするので、そこで社外同期になると思うんです。それってすごくいいなと思います。同期毎でグループLINEがあるので、入社後もそれぞれやり取りし合ってるみたいですね。

就職後に困らないよう、規則正しいカリキュラムを組む

──UZUZカレッジには、時間割のようなものもあるのでしょうか?

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御代田氏:
これがカリキュラムの一部です。月曜日から金曜日まで10時から17時までという形で。テクニカルな部分と、あとはビジネスマインドとかビジネスマナーの部分と、ちょっと分かれてたりするんですけど。就職してから困らないように、このタイムスケジュールに慣れてもらうという目的もあります。

──UZUZカレッジについて、現在抱えている課題などはありますか?

川畑氏:
今の課題としては、UZUZが紹介できる企業数がまだまだ多くはないところですね。プログラマーコースで勉強して就活を始めたいという人たちにとって、選びたい選択肢がちゃんと全部揃っている状態っていうのが今はまだ作れていないので、それを作りたいなと。

UZUZが紹介する求人にウズカレ生が入りたい企業があれば、お互いwin winなんですよ。入りたい企業に入れて、私達としても教育、カリキュラムの部分ではマネタイズ出来てない部分も人材紹介でマネタイズが出来る。そうすれば、かなり持続していく取り組みだなと思います。

「新コースの設立」と「オンライン事業の実施」を目指す

──今後、UZUZカレッジで実施したいこと、目標はありますか?

川畑氏:ひとつは「コースを増やしたい」という目標があって、現状、インフラエンジニアコース、プログラマーコースと、ITエンジニアにかなり寄ってしまっているので、来年の5月ぐらいからマーケティングに関して、例えばWEBマーケターだったらSEOであるとか広告の運用とか、そういったものも含めて教え込んでいくコースを立ち上げたいなと思っていています。こうした知識をつければ、企業に就職というのも一つの選択肢になるし、そのままフリーランスのような形で働くという選択肢もとれるので、よりウズカレ生にとっての選択肢が増えると思っています。

コースをどんどん増やしていく。ただし、闇雲に増やすんじゃなくて、社会に必要とされる、ニーズがずっと続いていく職種、もしくは今後伸びていく職種に絞ってコースを立ち上げようと思っています。

UZUZカレッジ生が日々学んでいる「UZUZ BASE」

UZUZカレッジ生が日々学んでいる「UZUZ BASE」

二つ目の展開は、オンライン授業についてですね。今は、このキャンパスに登校してもらってリアルに対面で授業やっているんですけど、これの弱点が一つあって、この場に来ないと受けられないんですよね。それをEラーニングのような、ネット上で受講できるような形にすることで、首都圏以外の関西圏とか中部圏とか九州とか、そういった全国のユーザーも受けられるような形にもしていきたいなと。

それが出来ると就職活動中だけじゃなくて、入社後も、例えば入社後、1年目2年目で学ぶべきカリキュラムも、ネット上に揃えることによって、入社までだけじゃなくて、入社後も教育の幅を拡げられるなと考えています。

──オンラインが視野に入ると、一気に視野も広がりますね。

川畑氏:
そうですね。就職弱者にとってのチャンスを広げる、という考えが基盤にあるので、地方の就活支援についてもやっていければと思います。

【編集部より】
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