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カオナビHRテクノロジー総研調べ


顔と名前が覚えられている人ほど、会社への満足度、仕事へのモチベーションが高い

2017.12.28

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目次
  1. 離職率改善に向け意外な盲点!? 社内から「顔と名前を覚えてもらっている」と感じる人ほど離職意向は低下傾向に
  2. 社内から「顔と名前を覚えてもらっている」と感じる人ほど離職意向は低下傾向に「覚えられていない」と感じる人に比べ、3割以上も低いことが判明
  3. 「顔が見える組織運営の大切さ」早稲田大学研究戦略センター 枝川義邦教授

離職率改善に向け意外な盲点!? 社内から「顔と名前を覚えてもらっている」と感じる人ほど離職意向は低下傾向に

株式会社カオナビ(本社:東京都港区、代表取締役社長:柳橋仁機氏)が運営する、HRテクノロジーや組織・人事領域の先端研究機関「カオナビHRテクノロジー総研」は、2017年12月19日に「社内コミュニケーションと働き方」に関する調査結果を発表した。調査からは、顔と名前が「よく覚えられている」と感じる人は、「あまり覚えられていない」と感じる人より、離職意向が高い人の割合が3割以上低い、「あまり覚えられていない」と感じる人より、仕事へのモチベーションが高い人の割合が約4割高い、などの傾向が分かった。以下、リリースより。

社内から「顔と名前を覚えてもらっている」と感じる人ほど離職意向は低下傾向に「覚えられていない」と感じる人に比べ、3割以上も低いことが判明

労働力人口の減少が深刻となり、長時間労働の是正や多様な働き方の実現を目指した政府主導の「働き方改革」が進められている中で、企業としても時代に即した人材管理の対応を迫られています。今後は、社員一人ひとりの個を把握し引き出すことで、いかに生産性を上げていくかを人事だけでなく経営者も考えることが求められています。

そんな中、先日、厚生労働省が発表した調査(※1)によると、新卒就職者の3年以内での離職率が2年ぶりに増加し、依然32.2%と高いことから、働き方改革が進むも人材管理が上手く進んでいないことがうかがえます。

そこで、個を把握する上で最も基本的な“顔と名前の認識”に着目し、一般社員600人に、「あなたは職場内でどのくらい認識されていると思いますか?」と質問したところ、社内の人から顔と名前が「よく覚えられている」「まあ覚えられている」 (※2)と感じる人は47.3%、 「あまり覚えられていない」 (※2)と感じる人は52.7 %という結果となり、半数以上の人が社内の人から顔と名前が「あまり覚えられていない」と感じていることが分かりました。
(※1)「新規学卒者の離職状況(平成26年3月卒業者の状況)」 2017年9月15日 厚生労働省
(※2)認識されている度合 70~100%:顔と名前が「よく覚えられている」と感じる人、40~60%:顔と名前が「まあ覚えられている」と感じる人、10~30%:顔と名前が「あまり覚えられていない」と感じる人

調査結果の詳細はこちら https://corp.kaonavi.jp/news/detail/20171219/

「顔が見える組織運営の大切さ」早稲田大学研究戦略センター 枝川義邦教授

早稲田大学研究戦略センターの枝川義邦教授

人間は自身が属するコミュニティがあることを求めます。これは、幼少期から生じる本能的な欲求であり、大人になっても「自分の居場所」がないことは大きな不安感に繋がります。

顔と名前を覚えられていることは、その場所を「自分の居場所」だと強く感じられるようにするので、安心感が増すことやそのコミュニティに対するコミットメントを感じることにも繋がるものです。また、「知っている顔がいる」と思える場所には親近感も増し、さらに、その場所でコミュニケーションがうまく行ったという体験があれば、なお選好性も増していきます。

逆に、居場所がないと不安を覚えやすく、仕事に対して力を発揮するはずのところ、本筋とは違う情報処理に脳の働きを向けざるを得なくなり兼ねません。自分の職場なのに、いつまでもアウェー感が漂っていては、せっかくの能力を存分に発揮したりモチベーションを向けることができなくなってしまいます。

仕事上の対人関係や管理状況がきちんと満たされていないと不満の原因になることが、人間の動機づけに影響を及ぼす要因とし て知られています。これは、モチベーションを高めるための要因とは別に働きかける因子なので、きちんと「顔の見える」組織運営をしていくことが組織内の不満を少なくすると共に、そのような組織では安心して自身のパフォーマンスを発揮できるというモチベーションも上がっていくといえるでしょう。

【調査概要】

調査期間:2017年11月10日~11月13日
調査方法:インターネット調査
調査対象:従業員数100人以上1000人未満の会社で働く会社員(非管理職)男女20歳~59歳
サンプル数:n=600(20歳~29歳 男女/30歳~39歳 男女/40歳~49歳 男女/50歳~59歳 男女)年齢、性別でn=75ずつ均等割付で回収。

【プレスリリース「『働き方改革』が叫ばれた2017年 離職率改善に向け意外な盲点!? 社内から『顔と名前を覚えてもらっている』と感じる人ほど離職意向は低下傾向に 『覚えられていない』と感じる人に比べ、3割以上も低いことが判明~顔と名前が覚えられている人ほど、会社への満足度、仕事へのモチベーションが高い傾向に~」より|カオナビHRテクノロジー総研・2017年12月19日】

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