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2018年卒採用 ソーシャルリクルーティング実践事例


大学生が気になるアカウントは? 企業が新卒採用にFacebookを活用している事例8選

2017.10.23

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株式会社マイナビが発表した「2018年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」(2017年2月16日発表)によると、18年卒学生のスマートフォン普及率は98.5%と、過去最高を記録しました。スマホの普及にともない、SNSは若者の生活と切り離せないものになっています。日本の場合、学生が就活の際に自己PRとしてアカウントを活用することはまれですが、企業の情報を集めたり、就活仲間と情報を共有する手段としては、幅広く活用されています。

なかでも就職活動に浸透しているのがFacebookです。前述の調査によれば、学生の利用率はtwitterやLINEに劣るものの、就職活動においては、Facebookなどの実名を伴ったソーシャルメディアを「積極的に活用したい」「一定の範囲で活用したい」と答える学生が49.4%に上ります。すでに多くの企業が就活生への情報発信にFacebookページを活用していますが、「学生に会社の魅力を伝えたい」という思いとは裏腹に、新卒採用サイトへのリンクを投稿するだけのアカウントも散見されます。

@人事では、Facebookの新卒採用アカウントについての調査を実施。現役の大学生が、「企業のイメージが良くなった」「企業の雰囲気が伝わってくる」と感じた企業を厳選して紹介します。

目次
  1. 会社の様子が分かる「インタビュー企画」
  2. 企業と学生の距離を縮める「内定者企画」
  3. 会社の個性をアピールする「オリジナル企画」

会社の様子が分かる「インタビュー企画」

学生が企業の仕事や雰囲気を理解するために、もっとも有効なのがインタビューです。ここでは、インタビューを掲載している企業のなかでも、大学生が「つい読みたくなってしまう」と感じたアカウントを4つ紹介します。

1.インターン入社社員のインタビューを公開 ソフトバンク

ソフトバンク新卒採用facebookページ

インターネット通信事業で知られるソフトバンクの新卒採用Facebookページ。社員インタビュー動画を公開しており、文字だけでは分からない社員の雰囲気を感じることができます。

また、インターン入社した社員のインタビューも公開。年齢の近いインターン入社社員のリアルな声を聞くことで、実際の業務をリアルにイメージすることができます。

2.自社サービスで公開した動画をシェア サイバーエージェント

サイバーエージェント新卒採用facebookページ

アメーバブログやAbemaTVなどのインターネットサービスを展開するサイバーエージェントの新卒採用Facebookページ。自社の映像配信サービスである「fresh!!」で配信した動画を、Facebookでシェアすることで就活生へ訴求しています。

「女性エンジニアインタビュー」「採用責任者対談」などのタイトルや人目を引くサムネイルに、ついつい惹かれる就活生も多いかもしれません。自社のサービスをFacebookでアピールし、就活生に魅力を感じさせています。

3.会社の「らしさ」を徹底的にアピール 博報堂

博報堂新卒採用facebookページ

広告代理店として就活生から高い人気を誇る、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズの新卒採用Facebookページ。広告会社だけあり、Facebookもスタイリッシュなデザインで統一されています。公開しているインタビュー写真もかっこよく、仕事ができる人間のイメージを与えます。「こんな風になってみたい」とあこがれる就活生も多いことでしょう。

また、人事の自己紹介が充実しているのもポイント。採用担当者の人柄を知ることで、会社がより親しみやすい存在となりそうです。

4.Facebook限定コンテンツで「お得感」を与える 日本M&A センター

日本M&A センター卒採用facebookページ

M&A コンサル事業を展開する、日本M&A センターの新卒採用Facebookページ。Facebook限定募集のセミナー、インタビューなど、ユーザーに「お得さ」を感じさせるコンテンツが充実しています。M&Aコンサルタントはなかなか学生にはなじみのない職種ですが、インタビューを通して理解が深まること間違いなしです。

企業と学生の距離を縮める「内定者企画」

年齢が近く、就活生の気持ちを一番知っているのは、やはり内定者です。そんな内定者をうまく活用し、就活生へアピールしている事例を紹介します。

5.内定者が社員にインタビュー クリークアンドリバー社

クリークアンドリバー新卒採用facebookページ

クリエイターの支援事業を行うクリークアンドリバーの新卒採用Facebookページ。こちらも「就活お助け隊」と称して、内定者がさまざまな記事の更新を行っています。内定者にアンケートをとったり、人事の方にインタビューしたり、内定者だからこそ分かる、就活生が知りたい企業の情報が多く掲載されています。

会社の個性をアピールする「オリジナル企画」

多くの企業が新卒採用にFacebookを活用する時代。学生にアピールするには、独自性の高いコンテンツが不可欠です。あっと驚く切り口で、学生に情報を届けている事例を3つ紹介します。

6.社員の飾らない本音を引き出す コスモスイニシア

株式会社コスモスイニシア新卒採用facebookページ

不動産ディベロッパーのコスモスイニシアの新卒採用Facebookページでは、「わたしは〇〇が理由でコスモスイニシアへ入社を決めました」という企画を展開。実はコスモスイニシアの社員は、不動産業界で就活をしていた人が1~2割しかいないそう。不動産業界を志望していない学生にも興味を持ってもらえるよう、志望度の低さを逆手に取った企画です。

7.もう1度エントリーシートを送るならどうする? 学研グループ

学研グループ新卒採用facebookページ

「学研教室」などの教育サービスで知られる学研グループの新卒採用Facebookページ。「~今もう一度学研にESを送るとしたら~」というタイトルで、社員紹介の企画を行っています。

エントリーシートは、文字や彩りの付け方に社員の個性が出ていて、つい読みたくなってしまいます。若手社員が中心ですが、中には入社27年目のベテラン社員のエントリーシートも。「入社後、あなたにしかできないことを教えてください。」という項目では、その人が入社後やってきたことが書かかれており、自分が就職してからの姿を描きやすくなりそうです。

8.学生向けのイベントと連動 ワークスアプリケーションズ

ワークスアプリケーションズ新卒採用facebookページ

企業向けERPソフトで知られるワークスアプリケーションズの新卒採用Facebookページ。インターンシップで「優秀賞」を獲得した学生だけが参加できる「Gate To Disruptor」の様子を紹介しています。セッションやフィールドワークを経て成長していく学生の姿に、同じ学生として素直に尊敬の気持ちを抱きました。

また、毎月社内で行われている「With Kids」というイベントの記事もシェア。女性が働きやすい環境を整えているのが伝わります。

以上、現役大学生が気になったFacebookアカウントを紹介しました。いずれも就活生の視点に立って、思わず読んでみたくなるコンテンツを継続的に配信しているのが特徴です。学生の興味・関心を理解するには、内定者や新入社員に意見を聞いてみるのもよいでしょう。自社の情報発信の参考にしてみてください。

【参考】
株式会社マイナビ「2018年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」(2017年2月16日発表)

執筆者紹介

高橋日奈子(たかはし・ひなこ) ライター。統計学や環境経済学の分野に関心を持つ。早稲田大学政治経済学部に在籍中。※情報は2017年10月時点

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